「組織とは、生きとし生ける者共を区別する絶対的な基盤。孤高たる者も、また一つの組織と言えよう」 「だが、法を知らない愚か者が、極稀にギルド協会本部に襲撃する」 「その時は誰が組織の統一性を守る?」 「協会に集った強者共か?」 「そいつらが襲撃者より強いとは限らない」 「組織が組織たる“法”を守る者として…」 「受付嬢、グレイデン・ファーグが出よう」 ༆グレイデン・ファーグ / Graydain Faug࿐ ──────────────────── 軽いキャラストーリー(気まぐれで記入します) ※天理会―世界の存続を目標とし、最高ランク(天理)の能力を有する能力者が任意で加入する組織 その中でも、「三神具」と「原初席」は特別な存在 三神具 ・AKASHICのノワール ・アーディシャクト(カルガ/キルパン/シャクラ) ・フィエルヴォアのジャンヌ・ダルク は世界の根幹に関わる武器を有する三人の総称 原初席は世界の根幹に関わる概念を具現化した者達 目次 第一章 “軈て暗闇へ帰るのは” 第二章 “何れ無音へ沈むのは” 第三章 “漫ろ地獄へ堕るのは” 第四章 “必ず世界へ報うのは” 最終章 “然し人々を束むのは” 第一章 “軈て暗闇へ帰るのは” 「行かないで!」 聞こえるのは鳴り急ぐ心臓の鼓動のみ。 自らの声すら遠く、遠ざかる影は言うまでもなく。 “最強の名の終わりか ファーグ家の最期” 翌日の新聞に大きく記された。 グレイデン・ファーグは細い目で小さく瞬き、呆れながら紙を捲った。 彼女の母、ペルア・ファーグは彼女の目の前で“消えた”。 「驚いたものだな。グレイデンが新聞を読むようになるなんて」 彼はグレイデンの父、ゴード・ファーグ。とは言っても、世間にこの名が知られたことは一度も無い。 “最強”と謳われたペルアは終始独身としてメディアには記されていた。 否、最強であったのは“ファーグ家”である。 この名に受け継がれるフランベルジュ“反劫”はこの一件で完全に消失したと思われた。 しかし、その剣は未だゴードの手中にあった。 「…ペルアの消失を、未だ悼んでいるのか?」 「いや?…まだ生きてるんじゃないかって」 ペルアが歩み寄ったのは“世界の本質”。 天理会でさえ足を踏み入れたことのなかった領域。 だが、それ故に汎ゆる証明も反証も叶わない。 天理会の三神具の内のアーディシャクトの三人には「実在」を司るシャクラという少女がいるらしいが、実在と本質はまた違ったものなのだろう。 「…“全ては本質から成るが、本質は全てから成る”…どっかの哲学者が言ってた」 「それがどうした」 「さあ?」 第二章 “何れ無音へ沈むのは” ゴードとグレイデンは、“世界の本質”の前にいた。 「ここか?」 「うん」 「…何ともなさそうだがな」 ゴードはゆっくりと手を伸ばす。足から指先まで、違和感は何もなかった。 しかしなぜか、グレイデンは強い寒気を感じていた。 もし、父が一瞬にして消えてしまったら。 もし、自分だけが残されてしまったら。 もし、母と同じ結末を辿ってしまったら。 「…もしかして、これの影響か?」 ゴードは腰に差していた反劫を抜き、地面に突き刺した。 その時は何も感じなかった。 「これでもないか。グレイデン、何か感じるか?」 グレイデンは寒気を抑え、頭に手を当てた。すぐ眼前から、数多の情報が奔流する。 その中に、一つの特異点があった。 「待って」 「…誰か来る」 第三章 “漫ろ地獄へ堕るのは” (記入予定) 第四章 “必ず世界へ報うのは” 最終章 “然し世界を束むのは”