これは、私が戦争に遭った話 私たちエルフ族は平和に暮らしていた それはもう平和だった 仲間たちは獣を狩り、それを中央合衆国に売っていた 武力なんて持ってなかった争いする意識もなかった それほどにまで平和ボケしていた 魔物から魔人に認定されてから争いなんか起こってすらいなかった 喧嘩も同様に起きなかった 技術の開発すらしていなかった それゆえに戦争に負けてしまった 戦争は爆撃から始まった 次に大砲が飛んできた エルフはポカーンとそれを見ていた 次の時、爆発が起きて仲間たちは子供を守り始めた 反撃したエルフもいたが、弓だけでは勝てなかった 幼かった私も母に守られていた その頃の私の個人スキルは「懐柔支配」触れた者を懐柔する能力。 命の有無関係なく支配する能力 私は幼い頃動物が好きだった 戦争が終わった頃、私は人類に対して激しい怒りを抱いていた 道中を通りかかった商人に攻撃を仕掛けて、偶に殺人まで至っていた 仲間たちへの弔いになるなら、私はいくらでも人を殺す 今日は冒険者が訪れた いつものごとく私はそいつらに爆撃しようと個人スキルを発動したが仲間のエルフに相殺された 「何をするんだ!!」 私が声を上げると 「こんなの間違ってる!!」 泣きながら声を上げた このエルフの名前は「ユラム・ウェル」 個人スキルは「アクアバブル」 私とは違い、個人スキルが覚醒したタイプだ 「仲間を弔いたくないのか!?」 「弔いたいけど…これは間違ってる!!」 「じゃあお前はどうやって弔うんだよ!」 「もう二度と…戦争が起きないように…学校を建てる…とか」 「はぁ?学校?どれだけ大変か分かってる?」 「私も手伝う…だから…ね?」 これが…魔法使育成専門学校のできた理由だ