製作中 レオンは、魔族を異端として排除する宗教【聖テンブルクス教】と信奉する国家【リテア聖教国】の第二王子でありながら、ある時世界の真実を知り魔族へ寝返った男性 彼の生まれであるリテア聖教国の王家【リアステリア家】は初代当主の【ガリアス=リアステリア】が500年前の魔族との戦争【浄魔戦争】で、特に強大な力を持つ七体の魔族【七帝】の一体である【魔剣の銀狼マリア】を討つという偉大な武勲を建て、その功績から【バディラック王国】に総本山を構える聖テンブルクス教の支配者である【聖騎士王ウィリアム】にリテア聖教国の王家としての権力を与えられた武家である そして、そのような家の生まれであるレオンは幼少期から武勇に優れ、姉であり聖教国の第一王女である【プリシラ=リアステリア】と共に彼等は未来の王国の守護者になるだろうという現国王や他の兄妹、そして民からの期待を一身に背負い育つ そして、その重責もレオンにとって苦ではなく、寧ろ「己を必要としてくれている者達がこれほど多くいるのだ」と彼の背を押していた 特に、彼は妹である【オブリビオン=リアステリア】の事を溺愛しており、彼女の為彼は日々の研鑽を同じく兄妹を溺愛する姉のプリシラと共により一層励んでいた そうして、瞬く間に誇り高き戦士として成長していったレオンだが、彼が18歳の時にその人生は一つ目の大きな転換点を迎える それはオブリビオンに謎の呪いである【忘却の呪い】がかけられた事であった その呪いは彼女に近づいた者の記憶を無差別に奪うという物であり、この呪いのせいで彼女は家族を除く全ての人間に忘れ去られてしまい、それを酷く嘆き悲しんだ そして、レオンとプリシラはそんな妹を救う為共に動き始め、遂にプリシラが【忘却の呪い】を妹にかけた者が【白鯨】という異名を持つ【七帝】であるという事を突き止めた そうして彼らは、【白鯨】を討ち妹を救う為に軍を編成し、魔族達の住まう大陸最北端の地【暗黒半島】へ遠征を行った その旅で彼らは幾度となく、魔物の襲撃を受けるが彼らリテアの騎士達はその全てを難なく退け、遂に【暗黒半島】へと辿り着く そうして遂に暗黒半島に無数に巣食う魔族達との戦が始まる 魔物とは違い、知略と戦略を以て”戦”を行う魔族達との戦いはこれまでの物とは違い苛烈を極めたが、それでも彼等は勝利を勝利を収め続け、遂には暗黒半島の中心部にまで進軍する そして、彼等の進撃はそこで止まった