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ルーデウス・グレイラット

日本のオタクであり、前世はニートで引き籠りだった。 両親の他に兄、姉、弟の6人家族の比較的大きな家族の元で育っている。 元々は、中学生の時にはパソコンを自作するなど、多少オタク趣味があるだけで、それなりに正義感も強く、どちらかと言えば優秀な人間であり、また美人の幼馴染もいて、リア充で勝ち組だった。 だが、中学の時に自身の優秀さを鼻にかけてしまい、努力を怠るようになり、その結果として高校受験で失敗したことで人生が一変。 高校は地元で有名な不良校に入学し、学校でも一番有名な不良が列に割り込んだのを注意したことが切っ掛けで、不良に理不尽にボコボコにされた挙句、校門前に全裸でさらし者にされてしまい、不登校の引き籠りになる。 それ以降は友人や兄の気遣いや心配りを全部突っぱねて引き籠もりを続け、自業自得の行いで心配してくれる人を徐々に失っていく。 引き籠りになって以降は、オタク趣味に没頭するようになるも、その趣味で上を行く誰かをネットで見つけるとすぐに趣味を辞めるようになっていき、結局何一つ身に着けることなく日々を過ごすこととなる。 その後、バイトくらいは見つけようと思い立つことは有ったものの、身に沁みついた外出への恐怖心から結局引き籠りを続行。兄弟たちが自立していく中、一人だけ実家の両親のもとで養われて暮らしていたが、両親が死亡。両親の葬式にも出ることなく自室で引き籠っていた。 これにより葬式が終わると兄姉弟総出で袋叩きにされて外へと追い出される。 また、追い出される際に、擁護ができない行為をやらかしている。 ※文庫版ではその描写がぼかされ、漫画版ではネットサーフィンをしていた描写となっている。 最終的にトラックから3人の高校生を庇い、そのまま轢かれて人生を終えた。享年34歳。 転生以降の人物像 前世の経験や反省から「調子に乗らない」「人のせいにしない」「努力する」を心がけている努力と鍛錬を怠らず、常に誰にでも礼儀正しく、剣術も使える強力な魔術師。 何か自分に不都合なことがあっても、相手の立場や前世の自分を思い出してめったなことでは怒らないが、自分の大切なものが侮辱されたと感じると周囲が青ざめるほどの怒りを見せる。 高い能力を持ちながらも人の顔色を窺うような態度は卑屈とも取られることがあるが、ロキシーやクリフなど能力の高さ故に高慢だった人物が改心する切っ掛けともなっている。 また、前世で落ちこぼれだったことから、努力を重ねる事の大切さと、努力を重ねてもできないことの辛さを身をもって理解している。そのため弱者や落ちこぼれには本心から親身に対応し、真心から他人を助けることのできる人間になっている。 と、ここまで見ると完璧超人であるかのようであるが、本質的には女好きなお調子者のまま。グレイラット家の特徴である強い肉体的欲求も合わさって、周囲からの下半身への信用は皆無。 気を許した者を相手にしている時や、浮かれている時には素のオタク気質・変態気質が表れることも(上司曰く「こいつはたまにおかしくなる」)。 外への恐怖を消してくれたロキシーを神聖視しており、ロキシー教なる信仰を掲げて某布を御神体として祀り時には持ち歩いたり吸ったりすることで精神の支えとしている(当然ながら目撃者にはドン引きされており、後の歴史では詳細不明の邪教とされた)。 そのため彼女が関わるといつも以上に言動がおかしくなり、暴力や制裁の基準が激変する。 油断や慢心も多く、細かい失敗を繰り返して時には致命的な大失敗を巻き起こすこともある。表面上は他人を持ち上げているものの、内心では軽く見積もったり、言葉ほどには重く見ていなかったりすることも多々ある。 また、精神的に脆く打たれ弱いところがある。礼儀正しく振舞うのは「人に嫌われたくない」のも理由の一つであり、親しい相手から突き放されることを極端に恐れている。 暴力は苦手。前世の価値観と冒険者時代に人を殺さないようにしていた事から、人を殺すことには強い抵抗があり、相手に対して無意識に手加減してしまうこともある。 ただし不殺主義とはまた少し違ったもので、必要な時に手を下すことについては腹を決めている。 一部の人間関係については、家から叩き出された際の行為を強く後悔していることもあり無意識下のトラウマと化しており、忌避する面がある。 性格に関しては単に改心しただけではなく転生した肉体の影響でもあるため、魂だけの状態になると前世の性格に戻ってしまう。