これは在り得た未来の話。 銀の摩天楼よりまろびでた、救世の偽典の似姿。 方舟の艦橋兼艦長が戯れに作った、元戦友の可能性の一つ。 と言えば聞こえがいいが、要するに、 【闘争とは縁もゆかりもない力場技術の平和利用が行われた世界にてある国が建造した、他国に対する技術誇示の為のスーパー調理ロボット】という設定でアークが設計した、旧主人に対する嫌がらせの為の擬似搭乗者/機体である。 そう、確かに嫌がらせの産物ではあったのだが。人格設定が想定より遥かにうまく行ったこと、調理支援用に作成した機体制御用ソフトウェアの燕眼が稀に見る傑作であったことなどから実際に生産され、正式にARK関連の典礼用の料理人として配備されることとなってしまった。ARK内の大厨房では、今日も無数のコッヘンが調理の過程で出た生ゴミを膾炙で余さず吸い込みながら、亜音速で厨房を這いずり回り、斬条を振るって圧倒的な速度で料理を完成させていく。 その様はあまりに圧巻かつ凄惨であり、かつて調理過程を見たある監督役はこう嘯いたという。 曰く、『稀代の白き爆食は、全ての厨房を過去にした』と。 出自が出自だけにアークも全く気を使っておらず、中でも一号機、総料理長は毎度酷いスケジュールを組まされて、献立の作成から食材調達、調理の総監修までやらされている苦労人である。可哀想に。 撃破時獲得可能なachievement 【白き爆食】:NEST:Cにて、未来からの限界料理長を打ち倒し現行人類の労働三法を示せ ※この称号は【Raven's NEST】を取得するために必要な称号の対象外となります。