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【忘却封印弱体】ひーで「???」

何故、今のようにか弱く(?)なってしまったのか。それは100年ほど遡る。 ひーで「...はぁ、はぁ......」 彼、原初の英雄はとある殺人鬼との戦いで致命傷を受けていた。 その傷はあらゆる存在を定義し、一撃で斬り殺す。しかも二撃も受けているのだ。彼がイレギュラーでかつ、直前に肉体と魂を分けていたから瀕死で済んだものの、常識的に考えればここから連戦できるだけでもおかしいのだ。 ひーで「5対1はちと...卑怯じゃない...か...?」 国指定最高悪の【桔梗】を冠する五大組織、その幹部、それ以上級が五人も目の前に現れた。 【愚者の木】【スペリオルマグス】 パス https://ai-battler.com/battle/ea13a83e-9b1b-4245-9b67-11ba51014826 【荒ぶる火】【ヤール】 スルト https://ai-battler.com/battle/80a663b6-d07e-4ab6-b310-e631b0f24a1b 【人誅の土】【オリュンポス12】 アレース https://ai-battler.com/battle/2c290867-2ada-4897-9adc-02df8befa633 【天龍の金】【龍生九子】 狴犴 https://ai-battler.com/battle/7ac99364-bdfa-4e49-9c90-b0d862e51a32 【型化の水】【八百万之尊】 由生 https://ai-battler.com/battle/83b99877-18a5-4242-8a66-cb7ed1a90a64 パス「ふむ...」 ひーでを一瞥し、鼻で笑う パス「かようn...」 スルト「おいおいおい!うぬのような原初の英雄がボロボロになるなんてなぁ...!」 パス「...」 豪快な声が響く 狴犴「僕はあいつの事、信用してなかったけど...まぁ最低限は仕事してくれたか」 ひーで「...何か裏があると思ったら...」 まさか、あの殺人鬼と組んでいたとは。しっかりと立ち、ダガーを構え、見据える。 しかし、瀕死だとはいえこの五人くらいなら何とかなる。それはあの五人も分かっている筈だ。しかし何故か余裕そうに見える。 由生「...えーっと...」 少しボーっとしたかと思うと、急にリアクションをとる。 由生「な、なんだってー。あ、あの傷でまだ戦うつもりなの。」 ひーで「はっ、台本は読み込んでるのに、まったく大根だなぁ?」 その通りで、彼女は言葉の裏腹とは別に表情は全く動じていない。【八百万之在方】という八百万もある本の内、このような状況に合ったリアクションを取れというのに従っているのだろう。 スルト「はっ、今すぐ叩いてやるよぉ!」 今にも飛び出して行かんばかりのスルトを呼び止める パス「...はっ、待たれよスルト殿。」 スルト「おいおいおい、レイドボスはチーム1がフェーズ2に移行するギリギリまでHPを削っておいて、その後チーム2のパッシブとか技の発動条件とか起動してから削るのがいいのに、わざわざ止めr」 アレース「黙れ、スルト」 急に語り出したスルトを静止するアレース アレース「作戦を覚えていないのか?」 ひーで「あぁ、だから一層余裕に見えたわけだ」 アレース「ふむ、態度に出ていたか」 ひーで「お前さんはよく隠せてはいたな。ま、僕なら見抜けたけど」 アレース「...ふぅ」 ひーでは煽るも、アレースは深く息を吸い込んで吐き出して耐える。 ひーで「なんなんだ一体?急に現れて僕と戦うつもりだなんて」 狴犴「は〜、流石に真面には戦えないよね」 スルト「強力なボスは─!」 アレース「まずは消耗戦で体力を削るのが一番効率がいい」 ひーで「そんなもん分かってる...だが、どうするんだ?」 スルト「ちっ...まさか、デバフがかからないとでも?」 ひーで「...?」 パスは携帯を取り出す。そして掲げて見せる。 ひーで「なっ...!?」 その映像を見て刹那、取り乱してしまった。 「「「「「今だ!!」」」」」 ひーで「噛み合っ...!?」 あの噛み合わない五人が、同時にそう言う。それだけでもひーでは更に驚く。 しかし、その隙がまずかった。 ひーで「っ...!?」 パス「今しがた、痺れたな」 ひーで「かは...」 理解した。自分はこの一瞬の隙で、「処理能力」、「肉体」、「精神」、「魔導」、「技学」の大半が奪われた。 ひーで「まさか、これが...!」 パス「おぉ...まるで神の如し...総てが、思うまま...!」 スルト「これは凄い!」 アレース「素晴らしいな!この力は...!!」 狴犴「力を奪うのは不服だけど...」 由生「...この力なら」 それぞれが能力に割り振られる ひーで「ちっ!」 慣れる前に殺る。その一心で駆ける。 ひーで「終われ...っ!」 しかし、意識を一点に集中したのがまずかった。 ひーで「あがっ...!?」 狴犴「不服だな」 大量の神々による猛攻が、ひーでを襲う スルト「本当は今すぐにでも、この力を試したいが...ぶっつけ本番ってのはダメだろう?」 ひーで「まじかよ...!」 必死に攻撃をいなすも、不意打ちの応酬。じりじりと体力が削れる パス「さて、そろそろ時間だ」 パス達は翻し、去る ひーで「くそっ、速く行かないと...!」 そのあと数年の戦闘の末、ひーでは敗北。拘束され、神々による五重の封印を八百万乗回行われる。 しかし完全に封印を施行したとしても、刹那の瞬間には封印が解除される。 だから、「忘却」も行う事にした。更に封印に「強制超弱体化」も加える。 だが何故か確率も絡んだ。平気で数京は行われた。天文学的確率を超える確率を超えなければならなかった。 これだけしてようやく「原初の英雄」を銀河を救うレベルにまで下げることができたのだ... ???「不安だな...」 光も闇も無い、虚無が広がる【境界】の世界。神々様が住む神界とは異なり、時間と空間、そして理が通用しない更なる異質の世界。 封印神「不安、ですと?」 ???「奴は、イレギュラーだ。我らが生まれた世界は原初であった。だが...」 賢者神「もう、いいでしょう...」 制約神「なんだと?」 静かに、しかし確かな怒りに拳を震わせる。 賢者神「確かに、あの人はイレギュラーで私達神様であっても予測がつかない存在です。かの運命神ですら...」 成長神「だからこそ、更なる封印をした方がいいと、あの方は考えているのでしょう?」 ???「そうだ」 賢者神「...」 あの方、と呼ばれた神様は少し悩んだかに思うと、ようやく口を開く。 ???「...奴の存在を二つに分けようぞ」 分割神「あぁ〜、だから僕が呼ばれたんだねぇ〜」 分割神は前に出て、ひーでの魂を分けた。 賢者神「っ...」 分割神「あれ?」 ???「どうした?」 少々訝しげな顔を浮かべる分割神。 分割神「完璧に分けたとしても、少しは形成に時間がかかるんだよ、普通は」 制約神「それがどうした...」 成長神「...刹那...いや、もはや0でしたわね...」 分割神「こんなのはおかしいはずなんだけどな...」 ???「...やはりこの存在は」 賢者神「もう、いいでしょう...」 きっぱりと告げる。 ???「これで、あやつはもうどうにでもなると?」 賢者神「そうであって欲しいです。彼はもう十分頑張りました」 封印神「はい?我々神様にイタズラばかりを、更に世界に多大な影響を与えているかの存在が、ですか?」 賢者神「...あの人がいたから、私達が...」 ???「そこまでだ」 間に入り、黙らせる。 ???「大儀であったぞ、皆」 賢者神「...」 ???「これでもう【原初の英雄】は好き勝手にはできまい」 賢者神「...はい......その筈、です...」 ???「ならば、各自好きに過ごせい」 その一言で、その場の神様方は散開した。 ???「我々は、真の原初ではない...。だからこそ、真の淵源をしるお前には、原初の英雄というイレギュラーな存在は...封じなければならない」