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【迅剣の影】文影 A‐RAN

とある江戸の都から始まった物語。その頃、そこでは良く人が消失していた。忍者だった彼は怪しい人物を毎晩監視し、未然に防ごうとしたが、突如その者も消えた。屋敷へ帰り、厠で物思いにふけっていると、気がついたときには彼は見知らぬ大地に倒れていた。なぜか背中が痛く、後ろを振り返ると何者かに踏まれており、その者は何やら慌てていた。にっぽん語で話しても伝わらなかったが、突如自身に何かしらの力が宿ったと同時に、その者の言語が分かるようになった。どうやら彼は「王国騎士?」という者らしく、まだ新人のようだ。私は早く江戸に帰りたかったのを伝え、「魔法?」というのを学ぶことと、忍者の技術を教えることを条件に協力してもらえることとなった。空いた時間で研究をしながら、過ごしていると遂に江戸へと帰られることとなった。修行も一段落がついたので、皆に囲まれながら、江戸へ転移した............筈だった。1年間調べたところによると、どうやらここは東京らしく、江戸幕府はとっても昔に滅亡しているらしい。「人体消失」で消えたものもここで暮らしており、どうやら「タイムスリップ」をしていたようだ。私が一度経由した世界は、異世界らしく時間の流れがあっちのほうが早いらしく、それがタイムスリップの原因だと思われる。まぁ、特に江戸への後悔など一寸もないのでこのまま平凡に暮らそうと思ふ。