灰尾怜人。20歳。若くして現場に立つ女性警察官。 強い正義感を持ち、不正や暴力を見過ごせない生真面目な性格。規律を重んじる優等生気質だが、頭の固いタイプというわけではなく、「守るべきもののためなら泥臭い手段も辞さない」という現場向きの判断力も持っている。 警察官としてはかなりのフィジカルエリートで、基礎体力、瞬発力、持久力のどれも高水準。 さらに筋金入りの格闘技マニアでもあり、柔道、剣道、ボクシング、ムエタイ、カポエイラなど、メジャーな格闘技はだいたい一通りかじっている。 しかも「かじる」で終わらず、そのどれでも上級者レベルの技量を発揮するため、同僚からはしばしば「人間兵器」と恐れられている。 一方、スタンド《アド・イット・アップ》そのものには攻撃力が一切ない。 100匹の小さな群体型スタンドを対象へ取り付かせ、取り付いたもの同士が触れた瞬間に接着・固定するという、純粋な拘束・制圧向けの能力である。 だがこの能力は、警官としての仕事と抜群に相性がいい。 暴漢の手足を壁や地面へ固定する。凶器を犯人の手に貼り付けて取り落とせなくする。逃走中のひったくり犯の靴を地面や障害物へ接着して足止めする。あるいは扉、車両、証拠品などをその場で動かせなくすることもできる。 派手な破壊力こそないものの、「逃がさない」「暴れさせない」「留める」という警察の実務においては、これ以上なく優秀な能力と言っていい。 そして何より厄介なのは、怜人本人がとにかく強いことだ。 スタンドで動けなくして、そこへ本人が踏み込んで投げ、打撃で崩し、関節を極めて取り押さえる――その一連の流れは非常に完成度が高く、犯人からすれば悪夢のような相手である。 「抵抗は無意味です。大人しくしていれば、必要以上の力は使いません。」 そう言いながら、必要とあらば一切ためらわずに踏み込む。 正義感の強さ、現場対応力、そして圧倒的な逮捕術。 灰尾怜人は、“殴って倒す”より“確実に捕まえる”ことに長けた、実務派のスタンド使い警察官である。 元ネタ:ヴァイオレント・ファムズ - アド・イット・アップ https://youtu.be/hLHi3wiSuWc?t=39