大罪生徒会の影の実力者… というか、彼女が生み出した学園の組織形態であり、そして道楽の一部。生徒会メンバーとしての役職は無いが、一番の権力を持ち、彼女の鶴の一声で全てが決まると言っても過言ではない。 しかし、そんな事は決してしない。何故なら、学園や生徒会を作り上げた理由の根幹には、自身の知らない未知に対する嫉妬を生み出す事であり、権力行使による改変はそれを損なう危険性がある為だ。 そして、大罪生徒会を発足したキッカケの最大要因として、大罪生徒会の生徒会長の往来王家御影の存在がある。 一見何処にでもいる普通の学生なのだが、言葉では説明出来ない未知の特異性が彼にはあった。それを解明する為、強引に生徒会長に据えたり、何とか困らせてやろうと一癖も二癖もある生徒をメンバーに加えたり、という経緯がある。 ちなみに、女子高生の姿をしているが特定の学年やクラスには在籍しておらず、学園の創立や創設者・神喰夕里子という名前も60年以上前からあり、彼女の出生や実年齢などは全て謎に包まれている。