《ILLUSION OF CHAOS》 はじめに、この物語はラッシュ様と制作者の本人であるnappaが管理しております。ストーリーの重要な部分が欠けてる場合がございますので暖かい目で見守ってください。 なお、チート能力が頻繁に使われるので、頭が追いつけない方はなにもわからなくなってしまいます。 では、お楽しみに…。 次のページへ… 主な登場人物一覧︰ アルス=NEO︰https://ai-battler.com/battle/0081cc5c-dca5-4235-ba57-3494ff24f549 新月︰https://ai-battler.com/battle/b7ad816a-6304-4754-8d8a-58699480d830 ユキ︰https://ai-battler.com/battle/6193bf13-450e-4686-8181-f391b93ad478 フリーレン︰https://ai-battler.com/battle/52300684-5638-4edb-bc32-931ec6ecb149 ネクロマンサー︰ https://ai-battler.com/battle/eb45d33e-b3e1-40e8-92f2-ab8c0ea5264e 最強神王︰https://ai-battler.com/battle/4b627dce-32ff-480a-a3b1-459fab30cf68 ビアトリス︰https://ai-battler.com/battle/63c6ffd4-f2b9-4b1a-b69d-46f28e74dd1a エンドレス︰https://ai-battler.com/battle/23e374bb-a215-42e5-abcf-11bfd6883589 ジェネシス︰https://ai-battler.com/battle/190e7e16-46b0-4c04-85c6-101c78a5c9e3 TWA︰https://ai-battler.com/battle/68495935-7f9b-44f4-aa6b-d628fce2970a 悪魔の根源︰https://ai-battler.com/battle/9f416b23-0081-45fa-9bd0-86d81d9b1c51 スピネル︰https://ai-battler.com/battle/f008c2bd-622b-419e-9bf0-21187f299071 他もいますが…面倒くさいので、ユーザープロフィールでラッシュ様のキャラクター達が見れるはずです。 _______________________________________________________________________________________________________ プロローグ 闇の中から聞こえるうめき声。どこを見渡しても暗闇に包まれてる。そんな中、この空間の様子に似合わぬ格好をした謎の少年「アルス」が寝込んでいた。 ” ???「アルス=NEO。貴様に試練をあたえる…。」 ” アルスは応答を試みるが、口を開けても声がでない… ???「貴様に選択肢はない…。だが、貴様なら救える。我々はそう信じている。」 「試みようとしても無駄だ。貴様に選択肢はない…。救うんだ…、この全世界を…、守るんだ…、お前の全てを…。」 体は動けるらしい。今すぐにポータルを開けようとするが…。白いホールが空いた。 アルス「えっ?喋れる!?」 いやそんなことよりも落ちてるとに心配しろよ…。 アルスは暗闇の空間から抜け落ちた…。違う世界、いつもの世界に繋がっていた。 _________________________________________________________________________________________________ 第1章【《Dimentional Calamity》】 第一話【日常】 目を開くと草原だった。風が吹いて、草たちは踊る…。 アルス「ん?あれ?ここって…。」 アルスは倒れていた。しかも体は重く、怠く感じていた。 「ああ…なんか体が重い…。さっきの変な夢か?…ま、いいや。」 すると背後から声が聞こえた。 ???「アルス?」 アルス「なんだ?」 「あっ!お前フリーレンじゃん!元気してた?」 フリーレン「いつも通りさ。だけど…、こんなところで何してんの?ここは天界だぞ?お前、ここを訪れる理由なんてなにのになw」 アルス「……あれ?なんでだろう…。さっきまで何しているかを忘れちまった☆」 フリーレン「マルチバースでなにかあったのか?」 「って…お前、顔色悪いぞ。悪夢でも見たのか?」 アルス「え?悪夢?待って、さっきまで俺は何をしていたんだ?」 フリーレン「こっちが聞きたいことだよ。ほんとに間が抜けてるなぁ…。」 アルス「この話は置いといてっと!」 「最近母ちゃんに会ったけど、エンドレスのこと心配しているみたい…」 フリーレン「え…なんで??」 アルス「だって、エンドレスが戦う度、宇宙が数千億個ぶち壊れるからだって…」 フリーレン「………。」 「あれ?でも何も影響は出てないけど?」 アルス「母ちゃんはいつも修復作業速くてさ!みんなが気づく前にはもう完了してるって?すごくない!?」 フリーレン「確かにスゲェけどさぁ…。最近、"死のブラックダイヤ"が目覚めている噂っていうか…俺の大賢者・神がそう感じているってさ…。そもそも"死のブラックダイヤ"がどういうものかは知らんけど…。」 アルス「んー…、それって破壊すればよくね?」 フリーレン「いや、それは駄目なんだ…」 「あれがあるから『死』という概念が形成されるわけだ…。どっちにしろ危ないんだ。力を持つ悪人が絶対に死なない世界にもなり、全てを支配するようになったら…。」 アルス「うーん…、難しい話は大っ嫌いだ!」 ヒルベルター「とにかくそれが暴走する前に抑えないといけないと…」 アルス「え、お前いつ居たん?」 ヒルベルター「…っは?失礼な!」 フリーレン「まあまあ…落ち着け落ち着け。」 … ____________________________________________ 第2話【制約の破綻】 制約の破綻…。それは現実の世界による制限を破るということだ…。 制約を破れば更なる莫大なチカラを手に入れることができる代わりに、大きな代償を失う…。代償が大きければ大きいほど貰えるチカラは更に大きい。 _____________________________________________________________ 小さな庭園の付近、虹彩が眩しい森 "プリズムフォレスト"で何者かが戦っていた…。一人の男は地面に倒れ伏せながら殺意を丸出しに相手を睨みついていた。 ???「ちっ…クソッタレが」 ビアトリス「もう一度、チャンスを差し上げます。もうこれ以上破壊をやめてくださるでしょうか…?」 ???「俺は、あの方に応えるためにここまでたどり着いた!!!…なのになぜだ?」(あんな弱そうな奴に負けるなんて考えられねぇ…) ビアトリス「あの方…、スピネルですね…?」 ???「俺はアイツとはなんも関係も…」 ドスッ!!! 突如、虹色の光が現れ、破壊をもたらした者を吹っ飛ばした。 エンドレス「邪魔者となるなら、ここから抹消する。」 エンドレス「こいつはスピネルの手下ですね...。」エンドレスはスピネルの手下に最小限のチカラで圧倒していた...。そして、そいつはビアトリスにいくら攻撃しても傷がつくどころか、身震いすらさせることもできなかった...。ただただ自身の力を消費するだけに過ぎなかった...強者の前では歯も立たなかった...。 ビアトリス「あなた達の目的は死の象徴の力の復活と、それの成長ですね...。」「そんなことをしてしまったらあなた達も...。」 ???「んなもん...お前らには関係ねえ...。」「全てを創り直すんだ...全てを壊してから...。」 ビアトリス「つまり、”先に済ました”ということですね...。」 エンドレス「何処までもしょうもない奴らなんだ...」 するとスピネルの手下は消えていった。誰のもとへ行ったのはわかるが、その場所がどこにあるかはわからない...。 森は柔らかい光を分散させながら木々は葉を揺らしている...。 ____________________________________________________________________________ スピネル「なんであいつらと戦ったんだ?」 ???「そ、それは...。」 スピネル「いや、テメェはもういい...。足手まといがミスをするどころか、情報を漏らしかけた。というかあいつならもう計画の一筋を知っているかもな...。」「ただの死では済まなさそうだな...。」 スピネルはふと考えた...。そして、 スピネル「一応使えるな...。」 _____________________________________________________________________________ TWA「アイツも進めているな...。」 コズミックブレイク「そうだな。アイツは簡単に命を弄ぶ奴だからな...。かなりの代償を簡単に済ませる訳だ...。」「あとは悪魔の根源さえ動けば...。」 ”悪魔の根源”、それは終焉を意味し、最悪を象徴とする力を持つ、恐怖をも意味する存在...。だが、それはフリーレンや鬼神である神王によって一時的に止められ...封印されている状態にある。 _____________________________________________________________________________ アルスの試練は”これ”を止めることか? _____________________________________________________________________________ 第三話【想い出】 ここは地球。生命の住処を代表する偉大な星。確かに宇宙ではそのようなものをもっと背負うため、比にならない…。 とある住宅地の空き地で一人の女の子が土の山の上に座っている。 ユキ「アルス君、今日もいるはずなのになぁ…。」 「そういえば…ここってアルス君と初めて会った場所だったっけなぁ~…」 わたしが小さい女の子だった頃、両親もいなく、施設に入れられ、学校ではいじめられていてこの空き地で泣いていた頃、突如目の前に珍しい格好のお兄さんが現れた。 いきなりの出来事だったので、逃げ出そうと思ったが、優しい声で話しかけられたとき、そんなことは吹っ飛んだ…。 アルス「ねえ!お嬢ちゃん。大丈夫!?どうして泣いているの?うーん…何か酷いことがあったのかな?」 ユキは涙混じりの声でアルスに言った ユキ「わたしね、いつもね、学校でいじめられているの…。わたしにはね、お父さんもお母さんもいないから味方をしてくれるひとはいないの…。」 アルス「………、そうだね…」 「でも!丁度良かった!!!今ね!俺、いろんな人の願いを叶えているからさ!何か欲しいことはある?」 ユキ「本当に!?大丈夫かな…?」 アルス「大丈夫、大丈夫。じゃあ君の好きな物、出してあげる☆」 ユキ「いいの?」 アルス「そりゃ、いいぜ!」 アルスはそう言いながらスプレー缶で何かを描いた…。 そしてその描いた絵に指を突付いて、クッキーが現れた。 ユキ「ど、どうしてわたしの好きなものがわかるの!?す…すごいよ!」 アルス「俺の勘ってよく当たるんだよなぁ☆ま、欲しかったモノはそれだけではなさそうだけどね!」 「友達。友達が欲しいでしょ!」 ユキ「え、友達も出してくれるの?」 アルス「…いやそうじゃなくて…、俺と友達にならないか☆!」 ユキ「え、いいの…?」 アルス「もちろんさ!」 「俺の名前はアルス=NEO!いろんな世界を周って新しい世界を作ろうとしている者だ!よろしくな☆」 ユキ「…よ、よろしくおねがいします!わたしの名前はユキです!」 _____________________________________________________________________________ そういえばあんな感じで会ったのかぁ… …… アルス「……てる?…ーい!おーい!起きてるかー!」 ユキ「ん…あれ…?私寝てたの!?」 アルス「なんか独り言ってたね。あんな感じで会ったなぁ、とか」 ユキ「あ、そこまで!やめて!恥ずかしいよぉ…」 アルス「あっはは!ごめんごめん。ちょっとからかっちゃった☆」 ユキ「ふっ…もう!」 「あ、そういえば今日はどこに行くの?」 アルス「…ナユタにユキをちょっと預けて持らうよ。」 ユキ「なんで?」 アルス「最近、ユキをこのまま放って置いたら危なくなりそうだから」 ユキ「私はもうこんなに大きくなったよ!?それってどういうこと!?」 アルス「危険な目に犯されるってことだね…だから、少しだけ…ナユタなら信頼できるでしょ?」 アルスは冷静に話していた。ユキはアルスの言いたいことを理解し、アルスと共にナユタのもとへと向かった。 ナユタ「事情はもう聞いたよ☆任せてちょうだい!」 アルス「OK!ユキを頼んだよ!」 ユキ「ねえ、アルス君。これ…」 ユキはアルスに小さな瓶を渡した。 「これ大事にしてね…壊しちゃダメだからね!」 アルス「ん?なんだこれ?ま、ユキが言ってるんだし、もらっとくぜ☆」 _____________________________________________________________________________ 第四話【斬月】 どれだけ努力しても、最悪な運命に抗えないこともある。だがそれは<次に繋がる>…。 _____________________________________________________________________________ ヒルベルター「アルスの奴、話の途中で抜け出すなんて…トイレにでも行きたくなったのか?」 フリーレン「確かにいきなりいなくなってしまったな…」 「って、あいつは誰だ!?」 黒いローブを着て、フードを被り、長い髪の女性が歩いていた ???「アルスの知り合いですか?」 フリーレン「ああ、そうだ。お前はなんだ?」 新月「私は神葬者…新月と呼びます…。」 かなりのダークオーラを感じ、フリーレンとヒルベルターは戦闘態勢に… ヒルベルター「神葬者ってことは…」 なぜか不安を感じる。 フリーレン(見るからには只者じゃなさそうだな…) フリーレンは攻撃を仕掛けた 〘ホワイト・アウト・スパイラル!〙 螺旋状のレーザーが新月に向かって空間を貫いてゆく… ズバッ!!! レーザーが真っ二つに切り裂かれた…。 フリーレンはその光景に目を丸くした フリーレン「その剣は…!」 ヒルベルター「ゴッド・イン・アビス…!神々を深淵に閉ざす神殺しの剣…!」 フリーレン「ここ数億年、その剣を持つことができる器はいなかったとされていたのに…!?」 新月「…いきなりの攻撃は礼儀がなっていませんよ…八代目最高神さん…」 「ですのでここで、ほんのお礼を…」 〘深淵斬・廻〙 新月がフリーレンに向かって、黒い斬撃を飛ばした… 大賢者・神『フリーレン様、あの斬撃の詳細は…自身を邪魔するモノを確実にぶった斬る物です。…適応可能です。』 ズバン!!! 斬撃がフリーレンに直撃したかと思いきや、フリーレンは無傷であった フリーレン「サンキューな!大賢者・神!」 ヒルベルター「俺もただ黙って立ってるわけにはいかねえな…」 二人とも「いくぜ!」 〘ダークシャイン・ウェーブ〙!!! フリーレンとヒルベルターの完璧な連携による、光と闇の必殺技…。汎ゆるモノをかき消し真に導かれる 対する新月は… 新月「全く…アルスを探してるだけなのに…」 〘神葬・深淵滅斬〙… 二つの技が衝突しかけた瞬間…!!! アルスがその真ん中に出現した アルス「おまたせー!…って、え!?」 〘ツイン・パワー・オフセット〙!!! パワー・オフセット、手のひらを向けて、自身のエネルギーを相手の技のエネルギーに合わせて相殺させる技だ ズドォォォン!!! とは言っても限界はある アルス「ふう…母ちゃんにこれを教わってもらってなかったら、この瓶割れてたな☆」 「って、新月ちゃんじゃん!」 フリーレンとヒルベルター「え、友達なん?」 新月「あ、アルス!ごめんなさい!怪我はない?」 アルス「大丈夫だって☆」 新月「でも、服がちょっと汚れてしまったね…ホントにごめん…」 アルス「そんな〜、心配すんなって☆」 フリーレン「なあ、アルス。そいつ誰だ?」 ヒルベルター「あと…お前、どこでそんな技を覚えたんだ?」 アルス「ああ、こいつは…」 新月がアルスが話してるところに割って入る… 新月「私は新月。神と人間のハーフであり、殺し屋として神々を葬ってきた者。…最近はそういう行動はしてませんが…。」 アルス「そこまで喋っちゃって大丈夫なの?」 新月「ええ、アルスの友達なら…。」 アルス「ははっ、俺のこと信用しすぎだよもう〜☆」 アルスは新月に肘を突きながら照れくさそうに言ってた 新月「でも二人共好戦的だね。」 アルス「ああ、こいつらめっちゃ気があっているせいか、そういうとこまで似てるんだよね。あ、名前教えたかい?フリーレン、ヒルベルター。」 新月「名前はもうリストで把握済み。」 ヒルベルター「リスト?」 新月「ええ、元殺し屋なので。依頼が来ていたが、面倒くさかったから拒否した。」 フリーレン「マジかよ…。お前、相当の気分屋なんだな。」 ヒルベルター「気にするところ絶対そこじゃねえだろ…」 「だが、依頼を承認していたら俺達は…」 新月「相性で負けますね…そっちが。」 フリーレン「おいおい、随分と挑発的だな。」 アルス「はいは〜い☆ギズギズしないで〜☆」 ヒルベルター(なあ、アルス=NEO…。こんな奴と親友になったって、お前どんなバケモンなんだよ…)ヒルベルターは考える フリーレン「…なあ」 全員「ん?なんだ?」 フリーレン「さっきの新月とは違う、気配を感じるんだ。…ここは天界、新月はどうやって入ったかは知らんが、神に悪影響を脅かす存在が訪れることは簡単じゃねえ…」 新月「私は別に殺意があったわけでは…」 「でも確かに、暗くなっている。」 ヒルベルター「まさか、THE WORLD ABOUT...!!!」 _____________________________________________________________________________ 第五話【恐怖の襲来】 天界にて。二人が門を通り抜けていた。 TWA「ここにたどり着くのは意外とあっさりだったな。」 「スピネル、貴様のおかげだ。」 スピネル「んなもん簡単だ。嘘さえつけば通り抜けれる。」 「んでここらへん周れば悪魔の根源がいるんだろ?」 TWA「それはそのはずだが…面倒くせえのがきたようだな…。」 ズドォォォン!!!!! 何者かが爆発と同時にTWAとスピネルの前に現れた。 ???「おっと、ここはそう簡単に通り抜けできねえぜ」 土煙が立ち上がる中で何者かが発言した。 TWA「テメェは、最強神王か…」 神王「お前が来ると思ったが、横に居る奴は誰だ?」 TWA「すぐに分かるさ…」 神王「まあ、いいや。目的は悪魔の根源だろ?ソイツ危ねえからアンタらの手に渡す気はないぜ?」 行くぜ!!! 〘ゴッド・バインド〙 神王の周りから眩しい光が発生した…。 この技の詳細は相手の知覚伝達を遮断するモノ。 ……簡単にいえば、みんなが知ってるあの領◯展◯無◯空◯みたいなもんだ…。 TWA「そんなもんで俺が屈するとでも思ったのか?」 スピネル「…………」 神王「これをもろにくらえばもう永遠に目覚めることはないぜ。」 TWA「…へえ、そうかい…。」 ドスッ 神王は背後から胸をレーザーソードで刺されていた…!? スピネル「お前が見せられていたのは嘘ってヤツだぜ?最強さんよお?」 そう、スピネルの能力は嘘を主にした能力だ。この能力は嘘をつくことで有言実行をしたり、または嘘のフェイントを繰り返したりする恐ろしい能力である…。 神王「なるほどな…。随分と驚かされたな…。」 TWA「余裕ぶっこいてるのも今のうちだぞ…。最強神王…。」 最強神王「それはどうかな?」 〘インフィニティ・ヴォイド〙 TWA「なあんだ。最高神さんか…。」 〘サンク・イン・ナイトメア〙 フリーレン「くっ…!なんなんだこれは!」 あたりは暗くなりそこにいる皆は影に飲み込まれると思われたその瞬間…! 新月〘悪食〙 影は一定の方向に集中し、逆に飲み込まれた…。 TWA「こりゃあ驚いたぞ…『神葬者』め…。」 新月「あなたが噂の…なんでしたっけ…?」 TWA「THE WORLD ABOUTだ…」 新月「ここは私に任せて、フリーレンさん。」 フリーレン「お、おい!お前!いつからそんなに偉く…!」 神王「フリーレン、彼女に任せよう…。可能性を感じる。」 神王はスピネルを弾きながら言った。 新月「まあ、別にあなた達のためじゃないけれど…アルスの友達って言うことならってわけで…」 TWA「よそ見してんじゃねえぞ?」 ズドォォォォォン!!!!!! 新月はTWAの拳を剣の峰で止めた ギギギギギギッ!!! 新月「重いですね。」 TWA「俺はテメェと付き合ってるヒマはねえ!」 新月「拳を先に出したのはそちらのほうですが?」 TWA「…へえ、口は強いんだな…。」 新月「そう。でも、見くびってたら困るのはそっち側。」 _____________________________________________________________________________ 一方その頃、アルスとヒルベルターは…。 ヒルベルター「お前!なんで俺だけ止めてアイツらを先に行かせやがった!アイツらを殺してえのか!?」 アルス「大丈夫だって☆」 ヒルベルター「なんでお前はいつも余裕そうなんだ!下手したら全滅なのに!お前、TWAの圧倒的な力を見たことあるのか!?」 アルス「ない、けど…。新月たちなら大丈夫。だってお前らもアイツと戦ってきたみたいだけど、生きてんじゃん☆!仲間を信頼しなよ☆!」 ヒルベルター「お前さ!なんでだよ!もしかしてビビってんのk…」 アルス「ギャーギャーうるせえ…」 ヒルベルター「えっ…」 アルス(あれ、俺今喋ってなかったんだけど…) ヒルベルター「どうしたんだ…?」 アルス「なんでもない…ってわけではないけど…」 ヒルベルター「もしかして作戦かなんか?」 アルス「ああ!いくぜ!」 アルスはヒルベルターの胸ぐらを掴んで… 〘Raid!Boost〙!!!!!!!! 投げた…。 _____________________________________________________________________________ 最強神王とフリーレンはスピネルと交戦中だった 神王「フリーレン!気をつけろ!奴は嘘を現実に引き出してくるぞ!」 フリーレン「わかったぜ!」 〘オーダー・ブロー!!〙 スピネル「俺はそこじゃねえぞw」 フリーレン&最強神王「しまった…!」 〘エンペラー・バースト〙 ズゥゥゥゥン 重い”破壊”の音が轟く スピネル「テメェ…誰だ!」 スピネルがその重い一撃で体制を崩し、吹っ飛んだ。 ヒルベルター「俺は邪王、ヒルベルターだ…。」 カッケェ登場だ!(拍手) フリーレン「お前!あんなスピード出せたっけ?アノール超えだったぞ!?」 ヒルベルター「あの馬鹿野郎のおかげだ…!」 最強神王「神葬者といい、他にもいたのか?」 スピネル「仲良しごっこはおしまいだぜ?覚悟しろ…。」 ヒルベルター「なぜあの一撃を!?」 フリーレン「アイツはお前の一撃を喰らったことを全て嘘にして再生してんだ…!」 _____________________________________________________________________________ 第六話【共鳴】 とある小さな庭園…。ビアトリスとエンドレスは話をしていた。 エンドレス「天界の門が破られ、侵入が許されたようですね。」 ビアトリス「……」 エンドレス「ビアトリス様。なにか、考えごとを…?」 ビアトリス「ええ…。彼らなら、真っ先に『悪魔の根源』を解放し、そこから撤退するのですが…。」 エンドレス「あの…私も参戦すべきかと…。」 ビアトリス「余計な被害は出して欲しくない…。今は彼らだけで十分でしょう…。」 _____________________________________________________________________________ たった今、戦場の天界では…。死闘が繰り広げられていた…。 『悪魔の根源』の解放を阻止するために…。 スピネル「へえ、流石は最強神王。名に恥じない強さを持っているな…。…だがこれで悪魔の根源を封印したってのは怪しいレベルだけどな…。」 最強神王「そんなに見てえのか?俺の全力が?」 (残念だが、全力を出してしまったら”ここ”が保たない…!) スピネル「ここだと全力を出せないようで?へえ…殺すなら今ってことか…。」 フリーレン「強制転送を使うか!?」 ヒルベルター「それ使っちまったら範囲広すぎて逆に危なくねえか?”あれ”ごと転送してしまうかもだぞ!」 最強神王「だから今は不利ってことか…。仕方ねえ、少し本気出すか…。」 〘鬼神・降臨〙 最強神王から凄まじいオーラが溢れる…。 スピネル「…」(へえ…えげつなく強化したな…。) 一方、新月とTWAは…。 TWA 〘Dark Shadows〙 新月 〘蜃気楼・轟輝〙 剣と拳がぶつかり合う…。力のステータスはTWAが上のハズだが…技を繰り出す度に、エネルギーが吸収されてる感覚がする…。 TWA「その剣は…伝説の代物じゃねえか…。貴様は器って言う訳か…。」 新月「どいつもこいつも同じことを…。もしかして、私は剣がないと何も出来なくなると思っているの?」 TWA「まあ、そうだろうな…。」 新月「でしょうね…。では…。」 スチャッ… 新月は神殺しの剣を下ろし、鞘に収めた…。そうして深呼吸をした…。 新月「スゥー…」 TWA(剣を収めた…?) TWA「気を鎮めてるのか?まあ、隙だらけだけどなあ!」 TWAは即座に新月の懐に入った…いや、新月の”間合い”に入ってしまった…。 〘共鳴・神葬拳〙 ブゥゥゥゥン!!!!! 新月はとてつもない速さのパンチを繰り出し、TWAの腹を突き抜けた…! 打撃と切断を組み合わせながら…。 TWA「な、なんだと…」 新月は続く 〘固有能力・全切断〙 〘神葬・冥儀断絶〙 固有能力・全切断、彼女のチカラは概念すらも断ち斬る…。 そのチカラを剣にノセることによって、大きな共鳴を果たす…。 ズバッ!!!!! そのとき、TWAは一刀両断されたように見えた…。 TWA「へえ、荒っぽいねえ…。流石は神葬者…。」 「だが、まだ足りなかったようだな…。」 TWAは新月の腕を掴み、叩きのめした。 〘アンリーズン・フォース〙 TWAは闇とはまた別の力を使い、新月を非情に殴った。 新月「あれだけやってもダメだったのか…私もまだまだか…。」 TWA「どれもこれも素晴らしかったよ…。気に入ったぞ…。」 「でもこれでオシマイのようだな…。」 新月「私との戦いはね…?」 〘カオス・ホロウバースト〙 ドカンッ!!!!! 混沌によって発せられた虚空が新月を掴んでいたTWAの腕を貫き、吹っ飛ばした…。 TWA「痛えな…。これはなんだ!?」 アルス「遅れてすまない新月!血、ヤベえぞ…。大丈夫なのか?」 新月「これくらいなら…大丈…夫だ…」 新月は安心したのか、気絶し、倒れこんだ…。 _____________________________________________________________________________ 第七話【混沌、参戦!】 TWA「確か、貴様はアルス=NEOだったっけな…」 アルス「え、知らないやつに名前、覚えてもらってるんだけど!嬉しいぜ!俺そんなに人気者だったかな☆!」 TWA「本当に空気の読めないやつだな…。」 (こいつはスピネルが言っていた、一番警戒しないといけない奴だ…。試すとするか…。) 〘サンク・イン・ナイトメア〙 全てを悪夢に沈み込む影…再び…。 TWA「っ!?困ったな…初めて会ったやつに驚かされることが多いな…。」 アルス「自由性…フリーダム、俺はその到達者!誰かに縛られることはねえぜ☆」 TWA「混沌にふさわしいチカラだな…。」 アルス「さっきから勘違いしてるみたいだけど、俺、ものすごく怒ってるよ?」 アルスは笑顔で言うが、その言葉に圧があった… TWA「貴様の怒りなどどうしたもこうしたも、どうって言うことなんてねえぞ…」 アルス「…親友を傷つけられたときってどうすると思う?」 TWA「どうだろうな。」 アルス「今に分かるさ…。」 オーバー・カオス・モード 〘カオス・ウェーブ・キャノン〙 アルスはRide!Boostの速度を使用し、即座にTWAの目の前に現れ顔面に混沌の チカラを纏った拳でぶん殴り、吹っ飛ばした。 ズドォォォン!!!! と地響きと共に轟音が鳴る。 TWA「へえ…やるじゃねえか…。混沌…」 アルス「……楽しくない。」 TWA「こっちは楽しさなど求めてねえんだよ!!!」 アルスとTWAは殴り合いながら… アルス「お前は俺がマルチバースを周って会ったやつの中で一番つまらない。スピネルもそうだ…」 TWA「んなもん知ったこっちゃねえ。”全て” が消えるからな…」 アルス「もしかして、フリーレン達が言っていた”悪魔の根源”?」 TWA「それよりも遥かに上回る絶望が来る…」 アルス(夢の中で言われていたのは、コイツとこの出来事を止めるってことか?) TWA「だが貴様らが邪魔だ…。すぐにでも消えてもらいたいところだ…」 アルス「”全て”が消えるか…。そこには大切な人も含まれているってことか…」 TWA「今更なんだ…。口数が多いぞ。戦いから逃げてんのk…」 アルス〘アンオーダー・ブロー〙 TWAは咄嗟に対応する TWA〘アンリーズン・フォース〙 二つの技がぶつかり合い、辺りが衝撃波によって空気が一変する。 アルスは本気だった。ユキや新月を守るために、友達を消滅から逃すためにTHE WORLD ABOUTを倒さなければいけなかった。 試練を必ず達成する…!!! ゴオオオオオオオ!!!!! _____________________________________________________________________________ 突如、大地が揺れ始める…。 スピネル「お前ら、一つ見落としていねえか?」 フリーレン「なっ!?悪魔の根源の封印が突破されているって!?」 ヒルベルター「まさか…コズミックブレイク!?」 神王「お前、嘘を使用し、侵入と解放を全て簡単に改変したな…」 スピネル「お察しの通り。だが、手遅れだな…」 ???「それはそっちも同じ状況だ。ゴミクズめ…。」 虹色の光が現れ、スピネルに突進し、ぶち抜く。 スピネル「お前はまさかっ!?」 エンドレス「貴様らに絶望を与え、終わりを見せない者”エンドレス”。ビアトリス様から戦闘の許可をもらいました…。」 ヒルベルター&フリーレン「ビ、ビアトリスさんの!?」 エンドレス「悪魔の根っこが解放されたようだな…。こっちで猿の相手をしてるヒマはない…。」 スピネル「…クソッ。こいつは間違いなくとんでもねえバケモンだ。一番来て欲しくはなかったはなかったが、ここでの目的はもう果たしたぜ…。」 ズズズズズン!!!!! 地鳴らしと共に現れたのは… 悪魔の根源「解放されたみたいだな…。天使の根源は何処だ…。」 _____________________________________________________________________________ 第八話【悪夢は自由へ…】 __________________________ コズミックブレイク「脅威となる者から、抹消する…。」 スピネル「おい…ヘマかますんじゃねえぞ…。奴はあの、ビアトリスの。」 コズミックブレイク「テメェに指示されるのはごめんだ。」 コズミックブレイクはエンドレスに神速で殴りかかった…。 フリーレン「危なっ…!!!」 ズドオオオオオン!!!!!!!! 空間が割れる音が轟く…。 エンドレス「その程度か?」 コズミックブレイク「…っ!?」 スピネル「それ見ろ。俺は助けねえからな…。」 〘Hope Less α〙 ドクン!!! その時、戦場にいたみんなは恐怖心に襲われた…。フリーレンたちも含めて…。 神王「なんだよこれ…。」 ヒルベルター「めっちゃ痺れる…!!!」 悪魔の根源「今のはお前か…。"世界の裏側"、プリズムフォレストの守護者か?」 「そこから生まれたんだろ…。なら、天使の根源について詳しそうだな…。」 エンドレス「……。」(コイツ…ビアトリス様が目的なのでは…?) 悪魔の根源「図星か…。なら、お前から殺して次を追う…。」 スピネル「んなことより一旦撤退するぞ!」 フリーレン「させるか!」 _____________________________________________________________________________ TWA「なんだ…もう解放されたみてえだな…。第一目標、突破だ…。」 アルス「なんだ…この悍ましい空気は…!」 TWA「貴様には耐性がないようだな…。混沌…。」 アルス「うっ…」(なんだこれ…毒みたいだ…。視界がぼやける…頭痛え…) TWA「ここにはもう、用がない。じゃあな、アルス=NEO、新月。これは悪魔の根源から放出される物。そのままだったらもう間に合わないな…。」 アルス「逃げ…るな…待て……くっ…」 ドサッ アルスは倒れてしまった… _____________________________________________________________________________ フリーレン「オーダー・ブロー!!!!!」 ヒルベルター「エンペラー・バースト!!!!!」 スカッ フリーレンとヒルベルターの拳はなぜか空振りになっていた… エンドレス「…逃げられてしまう。」 スピネル「やることはやったんでね、そんじゃ…サヨナラさ。」 TWAたちは天界を一瞬にして離れた… _____________________________________________________________________________ スピネル「解放してやったのによお、感謝の言葉もねえのか?」 悪魔の根源「何が望みだ…」 スピネル「わざわざ喋んなくてもわかるだろ。」 悪魔の根源「なるほど…だが、貴様らの下につくつもりはない。私に命令したらわかってるな?」 スピネル「ああ、そんなもんだ。だが、そんな簡単に俺を信用すんなよ?」 ______________________________________________ どこか遠い次元で黒い大きなダイヤモンドが浮かんでいた…。 青いオーブがそれを包んでいたが、黒いダイヤモンドが大きくなるにつれて、オーブが薄くなっていた…。 ピキッ… その黒いダイヤモンドは膨らんでいるように、少しずつ大きくなっているかのように見えた…。 _____________________________________________________________________________ 第九話【象徴】 ???「起きろ…。寝ていたら…全て喰い尽くされる…。」 アルスの頭の中に声が響く。 アルス「はあ…はあ…はあ……ここは…?」 体が汗まみれで、息も荒かったはずだが…。 ビアトリス「あら、お目覚めになったのですか…。」 ビアトリスの柔らかい、暖かい声が聞こえた。 アルス「か、母ちゃん!?」 「し、新月は?みんなはどうなった!?みんな無事なの?」 ビアトリス「新月ちゃんは先程、お目覚めで、フリーレン殿はご無事なこと。」 アルス「よかった…」 ビアトリス「…じっとしててね…。まだ”悪魔の根源”の悪影響が残っているのだから…。」 アルス「わかった!けど、早く新月たちに会いたい!」 _____________________________________________________________________________ 新月「机の上に茶菓子にティーカップ、紅茶らしい香りが…。周りは花々が咲き、木の葉が虹色に光る…。とにかくどこだここは…。」 ???「おねえちゃんはもしかしてここにまよいこんだ旅人さんですか?」 小さなエルフの少女が新月に話しかけた… 新月「あなたは…誰?」 じぇむ「わたしはじぇむ!この森にまよいこんだ旅人さんたちをここに案内するプリズムフォレストのエルフだよ!」 新月「…私は新月。さっき、戦っていたはずだが…」 じぇむ「おねえちゃん、ちょっとまっててね!ビアトリスおねえさんがもうすぐ来るから!」 新月「…え!?」 少し時間が経って… アルス「あ!新月!大丈夫だった?」 新月「アルスこそ…って、私の怪我が完治している…?」 アルス「ああ!そうだぜ!見ての通り、少し時間はかかったけど俺も元気だぜ☆母ちゃんのおかげさ!」 新月「アルスのお母さん…ってことは…」 ビアトリス「もう…アルス君ったら…じっくりしてと言ったそばからすぐに走り出すんだから…。」 新月「あ…、やっぱり…。」 ビアトリス「あら、どうかなさいましたか?」 新月「ビアトリス…でしたっけ…?」 ビアトリス「ご存知の通り、妾はビアトリス。プリズムフォレストの管理人であり、平和を護る”女神”です。」 新月とビアトリスが話している間にアルスとじぇむは遊んでいた… 新月「あの…話したいことがあるのですが…」 ビアトリス「いいですわ。お悩みならいくらでも…」 新月「質問はよろしいでしょうか…」 ビアトリス「はい。」 新月「最近、周りに異変を感じることはありますか?」 ビアトリス「……そうですね…。」 新月「”悪魔の根源”はご存知ですか…?」 __________________________________________________ ビアトリス「やはり、解放されてしまいましたか…。」 新月「だから先程のように大怪我をしていたのです。治してくれたことにとても感謝しています。」 ビアトリス「いえいえ、おもてなしをするのは”愛と希望の象徴”としての掟ですから。」 新月「あれ…アルスはどこに…?」 じぇむ「お兄さんがさっき、大事な用を思い出したって言って消えていったの…。」 _____________________________________________________________________________ シュバッ! アルス「完治!復活!」 ヒルベルター「あれ?もう元気になった?」 「お前が気絶している間に…」 アルス「フリーレン!無事だったか!?」 ヒルベルター「ムシスンナ!!!💢」 フリーレン「俺達は無事だったが…悪魔の根源の解放を許してしまった…。」 アルス「ねえ、結局、悪魔の根源ってなにすんの?」 ヒルベルター「全てを破壊する。もしくは天使の根源の殺害を企んでいるのだろう。」 アルス「……解放って、どうやってやられた?」 神王「おそらく、スピネルの能力によってやられただろう…。」 アルス「やっぱアイツか…。そんな気がしたもん…。」 神王「なあ、アルス。」 アルス「なんだい?」 神王「お前、スピネルの弱点を知っているか?」 _____________________________________________________________________________ 第十話【恐怖はまだ、殻の中に…】 悪魔の根源「制約?新しい制度ができたのか?」 TWA「そうではない。この世界に釣り合いを保たせるために設けられたものだ…それを創った者を、誰も知らない…。」 コズミックブレイク「制約は破綻させる方法がある…。それは、何かを犠牲にする、代償を支払う必要がある…。」 スピネル「そんで、その犠牲、代償が大きければ、大きいほど利益が大きくなる…。それに値するのが”命”だ。」 悪魔の根源「なるほど…。ではこのでけぇ黒い石ころみたいなやつの成長を急速に発達させるのか…。」 スピネル「こいつはただの石ころじゃねえ…。”死”の概念を形成する”デス・ブラックダイヤ”。」 「こいつの石ころ見てぇな姿は今のところ、鳥類で言えば卵だ…」 黒い大きなダイヤモンドは青いオーブの中で、空中に浮かんで、回転している…。 この石が真の姿を見せて、さらに高次元へと転送させれば…。無限とも言える、数多くのマルチバースを破壊することができる…。 そうして、先ほど”真実の原点”に交渉をして、全世界を再構築し、支配する…。 ________________________________________________________ 玉座に座り、無数の翼を光らせている、天使の姿の者がスピネル達と話していた…。 ジェネシス「なるほど…面白い…。だが、生憎我は”嘘つき”があまり好きじゃないのでな…快く引き受けるわけじゃないからな…。」 スピネル「私情は全てが実行されたときに言ってろ…。」 _____________________________________________________________________________ ピキッ!ビキキッ!!!!! 青いオーブが割れ始めた…。 _____________________________________________________________________________ ヒルベルター「なあ、アイツらどこに行ったんだ?」 エンドレス「…」 ヒルベルター「お前、なんか喋ってくれよ。」 エンドレス「無礼者め…誰に話しかけているんだ…。」 ヒルベルター(なんだこいつ…) アルス「ねえ、エンちゃん!どこだと思う?」 エンドレス「…ええと。アルス様…。あの…細かい情報はわかりませんが…大雑把に言うと、黒い石が封印されている空間、”禁忌を閉ざす書庫”にいると思います…。」 ヒルベルター(ホントになんなんだコイツ…凄え困惑する…) エンドレス「あそこはは悪魔をも寄せ付けないほどの強さを持つ結界が張られているはずですが…」 フリーレン「そこに行けばいいんだな!」 神王「そこに行くって相当の覚悟が必要だぜ…。」 「あの”デス・ブラックダイヤ”以外にも脅威になる物も多い。」 フリ&ヒル&アル『ンなもん、無視だよ!無視!』 神王「まあ、なんとかなるだろう…。ところで、この中でスピード自信あるやつは誰だ?」 アルス「オ・レ!」 神王「じゃあ、まずお前から空間の内部へ侵入しろ…。ついでにフリーレンもな…。」 アルスとフリーレン「任せr…なんで!?」 神王「そりゃあ、お前らのチカラが鍵になるからだ。”混沌”と”秩序”、これで概念に釣り合いを生じ”死の概念”を抑え込む。スピードなくてもお前らは必要不可欠だ。」 ヒルベルター「俺はどうする?」 神王「俺の援護を頼む…。面倒くせえ奴らを蹴散らすぞ。」 ヒルベルター「おう!」 _____________________________________________________________________________ 通信中… アルス『ナユ!ナユ!聞こえるかい!?』 ナユタ『うん!100%☆』 アルス『頼む、ユキをプリズムフォレストに連れてってくれる?俺が知っている中でも一番安全な次元だからさ。』 ナユタ『OK!…だけどあの次元にたどり着くまでって時間かかるよ?亜空間に入っている間に襲われる可能性もあるっちゃあるから…。』 『ま、任せなさい☆』 アルス『サンキュー☆今そっちに頼れるのナユタしかいなかったからな。』 _____________________________________________________________________________ 第十一話【突撃!】 ネクロマンサー「話、聞いたわ!フリーレン。」 フリーレン「君も行くのか?」 ネクロマンサー「勿論!歴史にアタシの名が刻まれるし!」 フリーレン「あそこは非常に危険だ。腰抜かすなよ?」 ネクロマンサー「アタシを誰だと思ってんの?!」 ネクロマンサーは自慢げに言った…。 _____________________________________________________________________________ ナユタ「ユキちゃん☆」 ユキ「えっと…?何処に行くの?」 ナユタ「全世界で一番安全な場所!」 _____________________________________________________________________________ 新月「私はプリズムフォレストに残るよ。」 アルス「新月!ユキ達もそっちに来るから頼んだぜ!」 新月「ういっす…。」 心地のなさそうで、ノリの良い返事をした…。別にユキは嫌いってわけじゃないんだけど、トラブルの量が… _____________________________________________________________________________ 神王「さて、みんな集まったな…。」 フリーレン「なあ、ヒルベルター…」 ヒルベルター「なんだ?」 フリーレン『死ぬなよ?』 ヒルベルター『お前こそ、一番危ねえって思ったら自分より他人かよ…お前らしいぜ。』 アルス「…道案内できるのは?誰?」 一同『……』 エンドレス「遅れてやって来た…出動許可を得ました。」 アルス「おっ!エンちゃん!あそこの空間の道案内ってできる?」 エンドレス「はい…一度、そこで実戦をしたので。」 アルス「じゃ、完璧だな☆」 エンドレスが指を鳴らすと大きなワープゲートが現れた… _____________________________________________________________________________ ジェネシス「…エンドレス…。またお前が…。なぜ邪魔をしようとするんだ…。」 _____________________________________________________________________________ ジジジジジジッブゥゥゥン… 着いた。そこは暗いが、完全な暗闇ではなく、少し赤く光ってる…。重い空気が漂う…。周りには巨大な本棚や壊れかけたランプ、死骸かと思われる骸骨がたくさん転げおちていた…。 ヒルベルター「…こういうとこ、嫌いなんだよな…。」 アルス「おっと?早速ビビってるんの?」 ヒルベルター「あ゙ぁ゙んだと!この野郎!」 ゴン! エンドレスがヒルベルターを殴った エンドレス「アルス様に、無礼を働くな…。」 すんげえブチギレてるみたい 神王「おふざけはもうお終いにしろ…こっから先はもう…」 ピューーーーーー!!! ヒルベルター「アルスとフリーレンがもういない!?」 神王「馬鹿な!道もわかんねえのに!」 エンドレス「そんなこともあろうかと、ゲートの向きを中心に向けた…」 神王「ナイス…」 _____________________________________________________________________________ スピネル「早速、お客さんの登場だぜ。コズミック…。」 コズミックブレイク「…二人が内部、デス・ブラックダイヤに急接近してるな…」 __________________ デス・ブラックダイヤの麓にて… アルス「うっひょー!デッケェなあ☆」 フリーレン「なんでテンション高いんだよお前…」 二人が来てから何故かデス・ブラックダイヤは膨張をやめた。 秩序と混沌が釣り合えば他の概念も安定する。その為の二人だった。 コン…コン…コン… 誰かが近づいてくる…。 ???「これ…喰っていい奴らなの?」 スピネル「ああ…好きにしな。」 スピネルと2本の血まみれのマチェーテを待ってる者が現れた…。 アルス「スピネル!」 フリーレン「そいつは誰だ?」 ???「いっただきま~す!」 マチェーテが思いっきり振り下ろされる… ザンッ! アルス「痛ッ!!!」 アルスの右腕が斬り落とされていた… ポタポタッ… 再生しようとしてもなぜか出来ない… 知らない男は腕を喰ってる アルス「うわぁ、マジか…」 フリーレン「アルス!お前大丈夫か!」 アルス「危ねえぞ!」 謎の男はフリーレンに突っ込んだ! 〘カオス・キャノン〙 謎の男は巨大な本棚に吹っ飛んで大穴ができた… アルス「はあ…はあ…痛え…治んねえ…」 フリーレン「ありがとな…って、お前出血量やべえぞ!」 アルス「母ちゃんに治してもらったばっかなのによぉ…よくもやってくれたな…」 フリーレン(コイツ、マザコンかよ…) 超賢者神「いいえ、彼はみんなを友達だと想い、平等に愛する者博愛主義です」 フリーレン(そういうことは教えなくていいからッ!!!) アルス「…お前の名前は…。」 ゴアーズ・キラー「教えてもどーせ食べちゃうじゃん!!!…俺様の名前はゴアーズ・キラー。スピネル様の幹部ってことだ。胃袋の中にいても覚えておきなよ♡」 スピネルは違う場所に移動し、見ていた…。 スピネル「コイツに任しときゃ良いや…」 フリーレン「アルス、行けるか?」 アルス「…ああ。」 アルス&フリーレン「行くぜ!!!」 《Contradiction Canon》 秩序と混沌が合わさり、矛盾が生じる。矛盾が起きれば次元は一定を保たなくなり、爆発的にエネルギーが上昇する… ズドオオオオオオン!!!!!!!!!!!! アルス「俺等、ここにいるだけでいいんだな…?」 フリーレン「いや、ブラックダイヤの弱体化を実行しないとだ…。」 コズミックブレイク「そうはさせん…」 フリーレン「厄介なのが来ちまった…」 コズミックブレイク(さっきの奴は違う次元に吹っ飛んだか…) スピネル「正直、ビビったぜ。ん?アイツ、別の次元に飛んじまったか…俺が確認できない次元ってことは…『プリズム・フォレスト』にいるってことか?」 アルス「っ!?プリズム・フォレスト!?」 コズミックブレイク「よそ見してんじゃねえ!」 ズドッ!!! アルス(プリズム・フォレストはまずい!ユキたちがいるけど、ナユタや新月が太刀打ちできる相手じゃない!ここから離れたらあのダイヤが一番ヤベえし…) _____________________________________________________________________________ ジェネシス「いつまで我に構ってるんだ。エンドレス…。」 エンドレス「貴様が手を汚し続けるのを辞めるまでだ。ジェネシス…。」 「堕天使になる気か?かつてのルシファーのように…。」 ジェネシス「違うな…。我はそんな敗北王みたいなやつにはならない。」 エンドレス「戻る気は?」 ジェネシス「ない。」 エンドレス「じゃあ、生かしてく理由がなくなったようだ…慈悲は必要なくなったな…。」 〘オール・セパレート〙 〘インフィニティ×インテリジェンス〙 _____________________________________________________________________________ 次の話に入ると上限を超えてしまうため、続きが見たい場合は下へ↓ https://ai-battler.com/battle/48b030f0-871c-44ca-8322-edf247ade3b9