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【闇の支配人】兵藤 政宗&ブラック

登場作品:ヒーローボーイマーゼス ラスボス AI開発事業に関わる大企業「マーゼス」の元社長であり元政治家。20年前に大きな動乱のあった砂漠都市「デザートシティ」で会社を構える彼は、それまでは街の復興に尽力し今ではスマホ型自立稼働AI"マーゼスフォン"を開発し急速にテクノロジーが発達した街で暮らす人々の生活にもっと寄り添う為の活動を行っていた。 表向きは善良に見える人物だが、その裏では一般販売のマーゼスからデータを集め、政治活動や資金提供で得たお金を使い秘密裏に専用のマーゼスを開発、ブラックを開発。会社の技術を悪用し、ブラックを使い街の利権の掌握を企む自己中心的な人物だった。 その一方、高度化する情報化社会の中で数年前からネットワークを介した犯罪が急増。それに対応するために有志で結成された対ネットワーク犯罪対策組織アンダーステラ、通称"アンダーズ"は日々仕事に奔走していた。その創始者であり元株式会社マーゼスの技術部担当だった橋本 信彦と石田 茂は日々過激化する犯罪に対応するために"マーゼスバックル"を開発し、それに対応する専用のマーゼスを5機開発に成功。それぞれエージェントの手に渡りその活動をサポートした。 アンダーズの存在を知らない政宗は、謎の組織が自社の特許物であるはずのマーゼスを勝手に改造して使っていることと、その中に子どものエージェントが参加していることを知る。そのエージェントの名は唐木田 春馬。 「唐木田…?」何となく聞き覚えのある名前に感じた政宗はブラックを春馬の元へ向かわせ調べさせる。 「唐木田…はっ、こいつは…!?」 そう、春馬は20年前に起きた戦いの救世主唐木田 銃瑠の実の息子だったのだ。 その事実を知った政宗は怒りに憤慨する。それもそのはず、銃瑠によって打ち倒された志島明とは互いに資金提供と悪事を働く仲であり、計画のために利用し合う関係だったのだ。志島が伐たれた事で当時政治家であった彼の悪事がバレて政治家と社長を辞めることを余儀なくされたのであった。 その時から執拗にブラックを使って犯罪者たちを洗脳し幾度となく春馬とアンダーズを襲撃するが、その度にマーゼスバックルで戦う力を身につけた春馬に返り討ちに遭う。更には少年エージェントが新たに2人出てきた事も知り、痺れを切らした政宗は自分の息子でありAI技術開発者を目指していた兵藤高明を利用し、試作型マーゼス"ゼロツー"を使わせてアンダーズと対立させる。しかしそれも長くは持たず、アンダーズと和解した高明は春馬らと共に反旗を翻す。 このままでは自身の計画が揺らぐ事に危機感を覚えた政宗は、遂に自ら討って出る事になる。 互いに幾度の邂逅を経ていよいよ計画も最終段階に入る頃、政宗に利用され続けていたブラックは自分自身の意思を認識し、道具とされ冷たい鍵の中に閉じ込められている身でありながらも許されるほんの僅かな時間の中で、孤独に生まれた彼は確かな温もりを求めてその間に春馬やセブンと接触し絆を育んでいた。しかし、その希望も政宗の洗脳によって壊され、ブラックは再び政宗の手に戻る事となる。 そして遂に最終決戦、政宗は自らの計画を邪魔された積年の恨みを春馬とセブンにぶつける。ブラックを無理やり使い、強制的に全ての力を解放した政宗はその専用のバックルを通して驚愕の力で春馬たちを追い詰める。しかし、土壇場でオーバークロスモードを発動した春馬に押し返されて窮地に陥る。彼は春馬に対する憎悪を爆発させ、ブラックの命と引き換えに禁断のモード、デストロイモードを発動させ更なる強化を得てその力で春馬とセブンを圧倒。しかし、大切な友を眼前で奪われた春馬は覚悟を決め、セブンとの絆の力でオーバークロスインフィニティを発動。全世界のエネルギーを際限なく扱った余りにも強烈無比な攻撃に次第に押されていき、最後は春馬渾身の光の一閃を受け醜く恨み言を撒き散らしながら倒れ、地に伏した。