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2.5章

「やっぱり強いんだね、君たち。いやー久しぶりにいい戦いができたよ。」 「ま、なんとなーく君たちは良い人だと最初からわかっていたけどね。どのくらい強いのか確かめたくなってしまったんだよ。」 「あーごめんごめん、怒らないでくれよ。君たちの役に立つ情報をあげるからさ。」 「…どうやら、鬼瓦君は姿を消す前に誰かと会っていたようでね。」 「その人物が言うには「これを事件を追う者に渡してくれ」って言ったらしいよ。つまり、その人物は街一番の魔術師である鬼瓦君を通じてこの機械を君たちに渡して欲しかったんだね。」 「けど、何者かに狙われていることに気がついた鬼瓦君はこれを私に託して失踪。今も行方はわからず仕舞いさ。さ、どうぞ。」 露伴は小型の機械を手渡した。 「ん?これが何かって?さあ…?そこまでは鬼瓦君も言ってなかったからなぁ…」 「さて、私はそろそろ行くとするよ。少しイヤな予感がするから「準備」をしたほうが良いと思ってね。」 「君たちの調査の無事を祈っているよ。それじゃあ、また会おう…」 「あと私の飲食代、払っておいてくれるかな?先日小説のネタ集めのために山を買ったからお金が無くなっちゃったのさ。」