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【天使だった者】 ノフェル

ある日、神と天使のいる世界であり得ないことがあった。神を超える天使が現れたのだ。それも上級天使ではなく、下級天使のエンジェルのとある個体が神を超えたのである。並の神なら手加減しても指一本で殺せるほどの強力なエンジェルが生まれたのである。しかし、そんな力を持っていたにも関わらず彼女は慢心一つせず日々努力し神々に仕えていた。だが、とある敗北した神は思った。殺してやりたいと。そして敗北した神を集めて全員で起訴した。起訴内容はエンジェルが神々を裏切っていることについてだ。勿論、神々のデタラメだ。しかし、神々は巧妙な嘘により裁判で勝った。そして、そのエンジェルは死刑宣告された。檻に投げ込まれて数日経った。ついに処刑が明日という日まで来た。そんな日の夜、堕天使ルシファーを名乗る者が「俺たちの味方になるなら助けてあげてもいいかなぁ〜?」と提案した。そして、エンジェルはその提案に助けてくれと答えました。それからは堕天使になり地獄で暮らし、魔神の為に毎日必死に働きました。しかし、その力を恐れた魔神が堕天使暗殺の計画を立てます。堕天使はその計画を偶然見つけてしまい敵も味方も分からなくなり混乱してしまって、何処か遠いところに逃げました。そして、安全そうな場所に身を潜めると疲労の為すぐ寝てしまいました。目が覚めるとベットで寝ていました。さらに一人の貧しそうな服を着た人が居ました。数秒後、まだ何も聞いていないのにぺちゃくちゃ喋り始めました。彼は村長で、とある国から搾取されているので助けてくれと懇願してきました。そして堕天使は神でなく悪魔でもない知性を持った生き物、人と共存しようと誓いました。その国を叩き潰し村の人達に戦利品を全て譲りました。そして村はどんどん大きくなっていき、国になってしまいました。一人でその喜びを噛み締めていると、後ろから槍で貫かれました。突き刺した犯人は元村長でした。彼は「今の王のお前を殺すことで次の王はきっと自分だ。だから殺す。いやぁ…今までありがとな」と言いました。それに堕天使は憤慨し一撃でその国を壊しました。だけど脅威は終わりません。何故なら神々と魔神が手を組んで堕天使を殺しにきたからです。結果、神々と魔神陣営は3%しか生き残れず堕天使はこの世界を追放された。追放された先は、何もなかった。戻ることができない為、自殺しようとした時「お主、何してるんだ?」と聞かれた。彼は、13歳の可愛い少年に見えるがその存在感は禍々しかった。「僕はルート。君も閉じ込められたの?」と答えた。「私は…ノフェル」と返した。それからお互い話をしているとルートが「気が合うね~。もしここから出れたら僕の旅に同行しない?」と尋ねてきた。しかし、何度も裏切られたからこいつも裏切るのでは?と一瞬考えたが「いいよ。出れたらね」と答えた。そしてこの空間から脱出し、他の仲間に出会い、ルートとノフェルが愛し合うなんてこの頃の彼等に予想ができただろうか?