ログイン

勇ましき正義の魔王『アンビ』

本来はその星の『魔王』だった存在。 これまで通り『勇者』が現れ、 定石通り敗れ去る。 ーーその筈、だったのだ。 星の自浄システムで有る『魔王』と『勇者』、この2つの均衡は次第に大きく傾いた。 【正義は悪を打ち砕くもの】 そのような定番が、次第に『魔王』を弱めていった。 知性体は滅ぼす者がいないので、仕方なくただ増えた。 時間があったので、もっともっと繁栄しよう。 増えて、減らして、壊して、無くして、、 かくして星は悲鳴を上げた。 声を聞いた魔王だった者は、『勇者』の名を戴冠した。 ーー魔とは即ち悪であり、 悪の定義は今星が決めた。 『勇者』は二振りの聖剣を携え、 星を救う為に歩み出した。 勇者よ、今こそ魔王を打ち倒すのです