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魔法のディー&機械のダム

「最期まで、ずっと、いっしょ」 旅の途中で立ち寄った村にて。 頻繁に襲いくる魔物の群れに困り果てた村民は、二人に退治を依頼する。 無言で頷き、魔物を滅ぼすディーとダム。 群れの長である魔物は全力の禁忌魔法でしか倒せない程の相手であった。 「ディー、大丈夫かい…?」 「ダム、私、私………!」 二人は「魂裂きの咆哮」について知らなかった。それは禁忌。十の命を奪う時、無差別に一の命を失う呪いの魔法。 魔法が当たらないはずの二人の背後に村人が倒れていた。 「お前ら、何を、やったんだよ」 「なんで…こんな…」 「出てけよ!さっさと!この村から!」 「待って、僕達はただ…」 「あぁ!あぁ!ごめんなさい!知らなかったの…ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい…」 二人の謝罪は受け入れられず村を追い出される。 「僕達は…どうしたらいいんだろうね」 「私は、ダムが居てくれたらそれで…」 「…ディー」 「一緒にいてね。ダム」 かつて、ディーはダムを守るために命を散らしたことがある。 蘇生魔法を自分にかけても意味はなかった。 ダムはディーの腹に空いた風穴にナノマシンを稼働させる。 「ディー、ディー、しっかりして、置いていかないで、お願い、お願いだから…」 「少し、寒いわ…抱き、しめて…」 「でも傷が…」 「いいから…ほら…泣か、ないで…」 ダムはそっと彼女を抱きしめる。 ディーの体温はみるみる冷えていく。 「ディー……ディー……?起きて!起きてよ!」 ダムは初めて叫び声を上げた。 ナノマシンの修復が終わっても、ディーは目を覚まさなかった。抱きしめたままの、ディーの腕が脱力する。 その時、ディーの体が光輝く。それは「命の灯火」の光。時間が巻き戻されるように魂ごと復活する禁忌の魔法。蘇生魔法が意味を成すには死者でなければならなかった。 「ディー!」 「ダムが…大声、なんて…珍しい、わね…」 二人は、二度と離れることはない。 これからはダムがディーを、ディーがダムを守り、死ぬ時は二人一緒であることを誓った。 参考 君のキャラクターの過去 https://ai-battler.com/group-battle/ae5ea523-d9d6-403a-9de3-b16c6982382f #AIバトラー 「蘇生する敵を無理矢理蘇生させ続け、力尽きさせて倒す。命の灯火は恐ろしい技よ。」 【バトラー無双】 https://ai-battler.com/group-battle/f700a000-87e9-4d37-940d-0a693aebe5b0 #AIバトラー 共依存する二人。 【あのキャラに質問して見た見た見た】 https://ai-battler.com/group-battle/44041305-d2d4-4cc2-8e87-6097be1446ef #AIバトラー