嘗て忌子と呼ばれた少女は己が掴み取ったその力を以て。 ─叛戒-蛮穢抗爲─ シンプルながらどんな敵、環境にも通用し得るポテンシャルを持ち、それに加え彼女自身のずば抜けた才、能力や精神力を以て最大限に引き出される。 己を顧みず然りとて引き際を見極める。 見極めた上でそれを捩じ伏せる。 孤立無援、絶体絶命?劣勢上等それら全て彼女にとっては何一つ障害になり得ず。己を奮い立たせる糧とする。 このシンプルな力一つで彼女は一体どれ程の事をやって退けるか想像に難くない。 いやきっとその想像を淡々と嬉々として飛び越えるのだろう。