「うーん、これも機械…なのかなぁ」 とある幼い声が響いた 幼い声の正体はシーナ、まだ幼い女の子だ 生まれは機械大国と呼ばれている場所で、魔法ではなく機械を使っている国だ 親はシーナを産んで数年後、交通事故で亡くなり、今は幼いエンジニアとして働き、1人暮らしを続けている また、シーナは冒険者でもある そんな環境だったせいか、生まれてからずっと機械をいじってきた経歴を持ち、その結果脳の異常発達を引き起こし、幼い見た目でしっかりと言語の読み書きが可能になった また、彼女の実力は幼い見た目に反して部品の製造、組み立てから、プログラミングやハッキングなど、機械に関連していたらだいたい何でもできる程の実力を持つ そんな彼女は基本的に古代の機械を弄っている 古代の機械…かつての人類は今よりも圧倒的に高度な技術を持っていた その技術は様々な機械に使われていた だが、突如として技術を知る者が全員消え、技術は失われた シーナはそういった失われた技術に興味が湧き、冒険者としての依頼…護衛依頼や探索依頼などを受けて新天地へ向かい、古代の機械を探し、構造を分析して失われた技術を復活させようとしている そんなある日、国の外へ外室中のシーナはとある遺跡を偶然見つける その空間には謎の機械?が安置されていた シーナ「うーん、これも機械…なのかなぁ、起動ボタンはこれかな」 起動 恐らくモニターらしき物から「AIバトラー」と映し出される シーナ「『AIバトラー…?』」 次にモニターはとある画面に変わる ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 名前:シーナ シーナは九尾獣人:の幼き7歳の女の子、頭脳が飛び抜けて高い 九尾獣人:種族名:狐の耳と九つの狐の尻尾が生えている種族 シーナの頭脳:特に機械に関連するエンジニアの知識が多い シーナの見た目:ピンク色の髪のロングヘアにピンク色の尻尾 一人称「あたし」:シーナセリフ例「これも機械…なのかなぁ」 能力(自由入力) 200文字以内で入力してください ーーーーーーーーーーーーーーーーーー シーナ「なに…これ…」 そこには、シーナの情報が載っていた シーナ「ええっと、とりあえずこの機械の形ってパソコン…だよね」 能力と書かれた欄に文字を入力する シーナ「ええっと…『手から炎を出せる能力』っと、で、この『適応』を押せば良いのかな」 適応 突然、シーナの体に違和感が来る、今なら手から炎が出せそうに感じる シーナ「えっと…もしかして…」 手から炎が出た シーナ「じゃあ、次は『足の速さが2倍になる能力』で、『適応』」 またしても体に違和感、そしてシーナの歩くスピードや走るスピードが速くなっていた、きっちり二倍に シーナ「ってことは、この機械『能力』の欄に書いたことが実際に使える様になる機械ってことね」 「他にも色々と調べたいけど、また後日に色々やってみよう」 そうして『能力』の欄を白紙にして、『適応』体から力が抜けていく感覚と共に起動ボタンを押す 停止 パソコンは停止した シーナ「明日から色々と調べるぞー!」 そう口に出しながら、シーナは家に帰った ーーーーーーー 二日目 今日もシーナは例のパソコンに行き、色々と調べていた シーナ「そういえば…」 ーーーーーーーーーーーーーー 名前:シーナ シーナは九尾獣人:の幼き7歳の女の子、頭脳が飛び抜けて高い ーーーーーーーーーーーーーー シーナ「この欄って改変できるのかな」 試しに『名前』の欄を『シーナ』を『キーナ』に変えて『適応』する シーナの存在が揺らいだ様な、言葉にできない感覚が襲いかかる 試しに自身の名前を叫んでみる キーナ「キーナ!」 まるで自分の本当の名前はキーナで、シーナは別人の名前だと感じる キーナ「これが名前を変えた時の変化…?これは弄らないほうが良いかも」 『名前』の欄をシーナに戻して『適応』する 再び存在が揺らぐような感覚 シーナ「えっと、次はこの欄を…」 ーーーーーーーーーーーーー 名前:シーナ シーナは:知的な女性、頭脳が飛び抜けて高い ーーーーーーーーーーーーー シーナ「これで『適応』っと」 特にシーナに変化が起こらない、変わりにモニターに文章が映った ーーーーーーーーーーーーー Error この端末から追加ステータス欄の変更は不可能です、別の端末をご利用ください ーーーーーーーーーーーーー シーナ「不可能なのかぁ…他の端末なら行けるってこと?」 「一度家に戻った方が良いかも、お昼時だし」 シーナは少しがっかりしながらも、一旦家に帰ったのであった その後、何も起きずに普通に家に帰り、昼飯を食べ、パソコンとかを持ってきて戻ってきた シーナは自前のパソコンで色々と解析していく シーナ「ええっと…AIバトラーはアプリとかの類?あたしのスマホにも入れることができる?」 考えながらそんなことを呟く シーナ「入れてみよっかな、方法は検討つかないけど…」 「こう、かな、多分こうやって…」 試行錯誤を続ける、そして… シーナ「あたしのスマホに入れることができた!」 「さっそく起動してみよっと」 起動 その瞬間、強い繋がりで何かを結ばれた、そんな感覚がした ーーーーーーーーーーーーーー 名前:シーナ シーナは九尾獣人:の幼き7歳の女の子、頭脳が飛び抜けて高い 九尾獣人:種族名:狐の耳と九つの狐の尻尾が生えている種族 シーナの頭脳:特に機械に関連するエンジニアの知識が多い シーナの見た目:ピンク色の髪のロングヘアにピンク色の尻尾 一人称「あたし」:シーナセリフ例「これも機械…なのかなぁ」 能力(自由入力) 200文字以内で入力してください ーーーーーーーーーーーーーーー パソコンのモニターと同じ光景がスマホの画面にも映し出される シーナ「特に問題…は今のところ無いかなぁ、試行錯誤して疲れたし、今日は戻ろーっと」 シーナのスマホにAIバトラーを入れ、いつでも能力欄を弄ることが可能になったシーナは、家に帰っても能力欄を弄っていた シーナ「『実は現状冬服を着ている』とかどうかな」 『適応』の変わりに『更新』のボタンを押す シーナの服装が変化する、冬に着たらちょうど良さそうな厚着の服装へと変化する シーナ「あ、暑い…服が変わったのは良いけど…夏に冬服は暑すぎる…」 一度能力欄を白紙にして『更新』シーナの服装は元に戻る シーナ「あっ、もうこんな時間、もうそろそろ寝なきゃ」 シーナは布団で横になり、そのまま眠った シーナの尻尾は全てかけ布団から出ていて、寝顔は年相応でかわいい 一方でスマホの画面に ーーーーーーーーー 能力(自由入力) 常時語尾に「のじゃ」や「なのじゃ」などが付く呪い ーーーーーーーーー 能力欄にそう書き込まれていた 翌朝 シーナ「おはよーなのじゃあ〜…」 起きたが眠そうな表情をしているシーナ シーナ「今日は依頼があるから準備…ふぁああぁ…のじゃあぁ…」 あくびをしつつも準備を済ませ、依頼に行い、済ませる 依頼主「シーナさん、ありがとね、」 依頼主「いやー本当に夏だってのにエアコンが逝くなんてよ」 シーナ「エアコンの取り替えならすぐに終わるのじゃ」 シーナ「それにこの季節、エアコンが無いときついのじゃ」 依頼主「ははは、そりゃそうだ、またエアコンぶっ壊れたら依頼するから、よろしく」 そう言ってシーナにお金を…エアコンの取り付け依頼の報酬を貰う シーナ「ありがとうございます〜なのじゃ」 シーナは家に戻ろうとするが 依頼主「シーナさん、まってくれ」 シーナ「どうしたのじゃ?他にも依頼したいこがあるのじゃ?」 依頼主「今日のシーナさん、何か変と言うか…語尾に『のじゃ』とか『なのじゃ』とか入っているからどうしたのかなって」 シーナ「?、言ってないのじゃ、今日もあたしは普通に喋っているのじゃ」 シーナ「!?」 シーナはやっと気づく、自身が語尾に『のじゃ』を付けていることに シーナ「すみませんのじゃ…今日は帰りますのじゃ…」 シーナは即座にその家から離れていった 依頼主「あー…何かまずいところに突っ込んじゃったかもな…」 シーナは即座にその家から離れていった後、依頼主はそう呟いた シーナ「いつから付いていたのじゃ…?」 シーナは色々と思考を回し、それを呟く シーナ「止まらないのじゃ…止める方法はあるのじゃ…?」 さらに思考を回す シーナ「何か…止める方法は… ! あれかもしれないのじゃ」 シーナはスマホをかまい、AIバトラーを起動する ーーーーーーーーーーー 能力(自由入力) 常時語尾に「のじゃ」や「なのじゃ」などが付く呪い ーーーーーーーーーーー シーナ「これが原因…なのじゃ」 シーナは急いで能力欄を白紙にして『更新』を押す シーナ「とりあえずこれで良い…かな」 色々と思考を巡らせる…が… シーナ「…考えるのは家に帰ってからにしよっかな」 シーナは急いで家に戻ったのであった