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【蒼黒の悪魔】イブリア AE-10.42

○機体解説 (名目上は)アフロディーテ社で『イブリース GE-5.62』の強化発展型として開発されたアームドドール。高出力と半永久的な稼働時間を誇るH-LaF機関、それを最大限活かすための多彩な装備、この2つによりあらゆる戦闘距離、戦局で高い戦闘力を発揮可能な究極の万能機を目指している。カラーリングはダークブルーの装甲が印象的。 ○機体データ 開発:アフロディーテ社(ただしペーパーカンパニー。実質的にはイシュタル社) 全長:180.8cm 重量:79.4kg 性格:『イブリース』の疑似人格メンタルモデルを引き続き採用している為、純粋で自分の感情に素直な性格は同じである。しかし彼女が以前経験したトラウマや多彩な武装を搭載したことによる疑似人格の負荷増加等により不安定な一面が見られるようになり激情に駆られる事が多くなっている。 ○開発経緯 本機の開発スタートには『ドヴァー CE-0.02』の登場が大きく関係している。未知のエネルギーであるM粒子を使うことで試験機ながらも高い性能を発揮した『ドヴァー』に危機感を抱いた人間達が結集したのだ。 その為『ドヴァー』が持たない遠距離への攻撃能力を持ちながらも、中距離〜近距離でも『ドヴァー』と互角以上の戦闘力を持つ事をコンセプトとし、それを実現にする為に彼らの持ちうる最新技術をコスト度外視で惜しみなく投入することで究極の万能アームド・ドールを目指した。 なお、アフロ社はペーパーカンパニーでありその実情はIEを母体とする『ドヴァー』やM粒子に危機感を抱いた企業・組織・技術者の連合体。その事実を秘匿する為にも過酷な環境で調査の入りにくい金星が開発本拠地に選ばれた。他にも名目上の予算削減の為に装備は別会社の開発した汎用装備として発表するなどの偽装工作が使われていた。 ○主兵装 ・共通点 莫大な開発コストがかけられた『イブリア』の名目上の開発予算を抑える為、全ての装備が公にはアームドドール汎用装備として公表され共通規格にも対応している。しかし、殆どの装備において十全な性能発揮の為にはLaFプラズマの使用が前提となっている設計となっている事から事実上の『イブリア』専用装備となっている。 ・H-LaF機関(Hybrid-LaserFusion engine、ハイブリッド式レーザー核融合炉) 本機の動力源で最新技術による小型化でアームドドールに内蔵可能となったレーザー核融合炉。半永久的な稼働と高い出力を両立している。事実上のベース機『イブリース』に搭載されているLaF機関と比べて発熱や出力が向上しており、またバッテリーとの併用により一時的に最大出力以上のパワーを発揮可能となっている。 ・LaFプラズマ式デファサーズ装甲 装甲をH-LaF機関の生成したプラズマで覆うことにより、 ■位相転換により装甲内の分子構造が変化、優れた耐久性を発揮 ■受けた衝撃や圧力を光に変換する事で本体に伝わるダメージや砲撃時のブレを軽減 等の優れた特性を示す材質で作られた装甲。 また大気圏内飛行時には進行方向にプラズマを強く発生させることで空力特性を自在に変化させ空気抵抗を無視したかのような加速や制動が可能。 ・CU-L7 LaF電離光式推進翼 CU社の開発した背部推進ユニット。プラズマを光の翼として放出することで推進力を得られる。特にLaFプラズマを用いた際は鮮やかな紫色の光を放ち推力も非常に高くなり、瞬時にトップスピードまで加速可能。 また、ごく微量のミラー粒子を散布する機能を持ちミラー粒子で可視光線を含む電磁波を偏向する事により高速飛行時に敵側の捕捉を攪乱できる。これにより瞬発力や速度で本機をやや上回る『ドヴァー』相手にも互角以上の超高速戦闘が可能となっている。 ・Ph-P3 ポースポロス プラズマ収束式長射程ビーム砲 Ph社の開発した高威力の対要塞大型ビーム砲。大出力のエネルギー供給によりチャージ時間を大幅に短縮し連射が可能になる「連射モード」が特徴で砲身などの各部パーツもそれに合わせて補強されているが、要求スペックを考慮すると本機の専用モードになっている。普段はCU-L7にマウントされている。 ・NE-V4 ウェヌス プラズマエッジ刀 NE研究所の開発したプラズマ刃の長い刀身を持つ大型重斬刀。実体剣の重量とビーム剣の熱量両方の破壊力をもって敵を装甲ごとを切り裂く事を目的として開発された。厚い装甲も容易に切り裂く凄まじい破壊力を持つが使いこなすには大型重量物を振り回すパワーと鮮やかな剣捌きの両方が必要となる。普段は分割した状態でCU-L7にマウントされている。 ○その他装備 ・AF-CB1 小型ボム 小型の榴弾。低威力で爆発範囲も狭い。しかし低威力なのは『デファサーズ装甲』でギリギリ耐えられる破壊力に抑えている為であり、『イブリア』が扱う際には至近距離の爆破で敵にだけ一方的にダメージを与えられるという恐ろしい戦法が可能となっている。普段は腰部に取り付けられている。 ・AF-BD1t ビームダガー 二振りの小型ビームソード。『ウェヌス』では捉えれない素早い相手に対応する為の装備。拡張性が高く合体することで通常サイズの刀身を生み出すソードモード、CU-L7の側部にマウントする事ですれ違いざまに相手を切り裂くウイングモードなどの機能を持つ。普段はウイングモードで運用されている。 ・URS-1SM ビームサブマシンガン 防衛用のサブマシンガンを『イブリース』独自仕様に改造したものを引き続き採用。エネルギー方式をカートリッジ式から本体供給式に変更することでH-LaF機関からの無尽蔵のエネルギー供給で威力の高まったビームを弾切れ無しで発射可能。また、榴弾発射口が追加されており小型ボムが装填可能である。 普段は背部にマウントされている。