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【欲望の行方】シルニィム=ヴルイ

欲望の世界のビギル街出身、アムリウルス(黄金の都)育ちの、「欲望」の想いを持つサキュバス。 以下はシルニィム=ヴルイ(日本語訳)に対するインタビュー記録である。 インタビュアー:白鷺新井研究員 インタビュー開始 白鷺「それではインタビューを、あの、シルニィムさん?」 (シルニィムは机に突っ伏している。白鷺はシルニィムの頬を叩いて起こそうとする) 白鷺「シルニィムさん?起きて頂けますか?」 シルニィム「んあ、はい?あっ、ごめんなさい、アタシ、寝ちゃってた?」 (シルニィムは眠たそうに話す) 白鷺「これから質問をさせて頂きますが、宜しいでしょうか?」 シルニィム「ん、いいですよお」 白鷺「貴方が過去住んでいた都についてですが」 (シルニィムは今にも眠りそうになっている。白鷺はインタビュー室の外から見ている大柳に顔を向ける) 白鷺「大柳、シルニィムさんは何故こんなにも眠たそうにしているのでしょうか」 大柳「昨日は響子、蛍、美波と一緒に夜遅くに2時間恋バナしてたらしい。響子からそう聞いた」 白鷺「どうやって恋バナで2時間も話せるんですか。取り敢えず、シルニィムさん、起きて下さい」 (白鷺はシルニィムの肩を揺さぶる) シルニィム「んう、ジャンボフルーツミックスパフェと米セット温玉付き」 白鷺「凄い夢を見てますね。シルニィムさん?」 シルニィム「はっ、また寝てた。えっと、何すんだっけ」 白鷺「インタビューです」 シルニィム「そうだっけ、えっと、とりあえず温玉付きのパフェは食べないけど」 白鷺「完全に寝ぼけているじゃないですか。今回のインタビューでは貴方が住んでいた黄金の都について聞かせて頂きたいのですが」 シルニィム「ああアソコね、めっちゃ金ピカなんだけど、アレ全部金箔貼ってあるだけで中身はただのコンクリなんだよね。だから建物に触らないようにって規則があって、触ると30万円の罰金か5年間刑務所行きのどっちかになんの」 (シルニィムは話し終えるとまたもや机に突っ伏す) 白鷺「成程、ではこれにてインタビューは終了となります。御協力頂き、有り難う御座いました。後、大柳、一緒にシルニィムさんを運ぶのを手伝って下さい」 大柳「了解」 インタビュー終了 シルニィムさんが自室まで運んでくれた御礼にと、私と大柳にチョコを渡してくれました。とても美味でした。-白鷺 これ、あの黄金の都の名物と言われてるだけあって凄い美味いんだよな、苦味と甘味が絶妙っていうか。-大柳