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《 未観測域 : 終焉の火種 》ペレヌア

読み: みかんそくいき : しゅうえんのひだね ペレヌア ■スルトと魂の存在定義♯1 ラグナロクの後、スルトは自らの体すら溶かし、その魂は大地へと還元された。  大地へと還元されてから長い時を経て、スルトは世界へ回帰する。魂だけの存在となって。  魂だけとなったスルトは「意思・力・存在」の3つに分断された。そのうちスルトの意思を司る魂が「ペレヌア」と呼ばれている。残り、力を司るのが「轟天」であり、存在を司るのが「SRUT」となっている。 ■ペレヌアに関する仮説♯2 ペレヌアは意思、と言うよりもスルトにおける知性であり、意思決定を行う部分であり、言わばスルトの脳そのものとも言える。  本来のスルトには、明確な感情や意思というものが無かったが、ペレヌアにはそれが備わっている。これは大地に還元され、長い時を経た結果であり、例えるならば輪廻転生。長い時の流れと共に、スルトに対する見方が変化した、とも言える。  “意思”を持つことで、スルトは広く世界を知ったと思われる。守護者であり破壊者、あるいは王と呼ばれたその意思は、未だ成長の余地を残した少女の姿へと至った。それは「終焉の火種」とも言える。 ■轟天に関する仮説♯3 轟天はスルトにおける力、すなわち終焉を齎すスルトの炎である。  神話におけるスルトの手にする武器は炎の剣とされ、その名称は定かではない。一説によればレーヴァテイン、または勝利の剣とも言われる。しかし轟天はそのどちらにも類していない。  轟天はNESTにて黒い大剣の姿形をしているが、そもそもはスルト自身の炎が剣の形を成したものである。スルトの炎をNESTでいうならば終焉炉(終末炉)とそこから生まれる膨大な熱エネルギー、核熱であり、つまりここで言うならば、ペレヌア自身の炎が剣としての側面、形を持ったものであるという事である。その真髄は剣ではなく炎にある。しかしペレヌアが武器として扱う際には剣として具現化される。  前例にあげた2つの剣は、どちらもスルトの武器と明言されている訳でもない。加えて、ラグナロクにて最終的に終焉を齎したのはレーヴァテインでも勝利の剣でもなく、スルト自身の炎であるとされる。だからこそ轟天はスルトの力であり、それは「終焉の炎」とも言える。 ■SRUTに関する仮説♯4 SRUTはスルトにおける存在、すなわちスルトを世界に定義する器である。  世界に干渉する以上、姿形……もっと言えば存在そのものが世界になければ終焉を齎すことも出来ないと思われる。言わばSRUTは受肉体となる器であり、スルトが世界へ干渉できるのも、肉体あってこそである(そもそもSRUTも魂だが)。ただし、ペレヌア自身は魂だけの姿であっても世界には存在できる。干渉は出来ないが……しかしペレヌアはSRUT、もしくは轟天を介してならば干渉が出来る。  SRUTという名前は、NESTに参加する際にペレヌアが名付けたものであり、公的にはスルトの器に名前はない。加えて、NESTにて黒き巨人として傭兵たちの前に立ちはだかるSRUTではあるが、その本質は魂、それ故の変幻自在の体である。つまり簡単に言えば、やろうと思えば黒き巨人の機体ではなく人間大サイズ(推定196cm,23歳)のどこぞの赤髪少女の姿を取ることも可能であるということである。  スルトの魂の一部である事と器であることから、他の意思、力と強く結び付く。意思とは脳と体の関係であり、力は体を動かすための動力……つまりは核、心臓という事になる。これらの点から、SRUTは終焉を実行に移すための手段であるとも取れ、それは「終焉の器」とも言える。 ■スルトの物語に関する仮説♯5 一つの終わりから、始まりが訪れた。それがペレヌアの存在であり、スルトとしての物語は終わりを告げようとしている。  ペレヌアは確かにスルトだが、しかしスルトそのものではない。其は観測者がいてこそ成り立つ存在である。観測者によってその姿形、果ては名前すら変わり続けるが、しかし生き続ける。今、スルトを見る者はスルトの何を視ているのか。 ■昇格後のNESTに関する仮説+設定資料♯6 魔弾の射手の昇格戦後のペレヌアはスルト(終焉)を背負っている。  魔弾によってNESTをぶち抜いた魔弾&凶弾の活躍によって、傭兵たちの巣は崩壊し、鳥たちは旅立って行った。そして、その裏では終焉を夢見る少女の姿があった。元よりNESTに迷い込んできた魂であるペレヌアは誰よりもNESTに終焉を齎すことを目標していたが、しかしそれは魔弾によって齎されてしまった。  崩壊した巣の中で、未だ戦闘を続ける傭兵たちの中にペレヌアの姿はあった。闘争を求めていた、戦闘を楽しんでいた。本来のスルトでは有り得なかった人格……言わばそれは心。終焉の中にあるNESTではあるが、しかし依然として傭兵たちによる戦闘は継続しており、その競争はより激しさを増している。その戦火の中でペレヌアの火種はより強く燃えていた。スルトとしての終焉、それを齎すための自身の在り方に気づき、そして終焉という始まりの一頁を物語として刻む事とした。ペレヌアは轟天とSRUTと共鳴し、かつての神話へと近しい存在へとなった。NESTにラグナロクを齎す者、ペレヌアへと。  本来ならば、スルトはラグナロクにおける終末装置と呼ばれるような存在であり、感情も意思もなく、ただ世界に終焉を齎す存在であるとされている。しかしペレヌアには人格があり、傭兵として闘争を求め、剣を交えた強者を戦友と呼び、終焉を齎す瞬間も自らで決める。ペレヌアの背負うものは終焉そのものであり、それは自由な意志を持つ事と同時に終焉を齎す者としての責任が発生していることを指す。それこそが現代のスルトの姿であり、スルトの物語を継ぐ者ペレヌアである。 ■自由意志と感情に関する仮説♯7 ペレヌアが持つ自由意志とは、即ちスルトが喜怒哀楽……つまり感情を手にしたという事である。