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【行商人】クライヴ・グラウマン

クライヴはナグサダール大陸でも大規模な隊商を率いる行商人の青年 彼は元々大陸最大規模を誇る【グラウマン商会】の現会長【ゲール・グラウマン】の4人いる子供の次男 グラウマン商会では様々な商品を取り扱っているが特に武具を中心に取り扱い、魔物や魔族。そして人間同士の争いが絶えないナグサダール大陸で初代会長【グレア・グラウマン】の代から死の商人として成り上がり、現会長のゲールの圧倒的な商才とその冷酷な戦略によって現在大陸中を席巻するほど巨大になる 幼い頃からクライヴはその話術や人心掌握術の才覚を発揮しており、誰もが長男を抑えて次期会長の座に就くと彼に期待を寄せていた しかし彼は父や他の兄妹達とは異なり非常に優しい心を持っており、子供の頃から他人の犠牲で成り上がってきた自身の家や父を嫌っていた そして彼が10歳の時勉学の為様々な国へ留学することになり、その際本物の戦地を目の当たりにし自身の家の様な【他者を踏みにじる者】ではなく【他者に手を差し伸べる者】を目指す事を決意する その後15歳で留学を終え家に帰って来るなりクライヴは父に独立を宣言し、他者の静止を振り切って自腹で購入した古びた馬車一台にこれも自ら仕入れた大量のパンを商品としてありったけ積み込むと今度は護衛もなしにたった一人で商いの旅に出た その後何度も大きな壁にぶつかりながらも、その度に彼は立ち上がり今では彼を支える多くの仲間達と共に大規模な隊商を作り上げる 特に彼の従者であるモニカは彼がまだ駆け出しで仲間なんて一人も居なかった頃にできた一番最初の仲間であり、彼がここまでやってこれたのは、ひとえにどんな時も彼女が彼の傍に居て、彼を隣で支え続けてきたからにほかならない そんなモニカはクライヴにとって他の誰よりも大切な仲間で、自身の想い人でもあるが、どうも彼は恋愛に関する才能にはまるで恵まれなかったらしく、状況は現在停滞を見せている 余談だが、現在隊商を護衛中の傭兵団【隻眼の狼】のメンバーである【カゴール】という男性やクライヴのもう一人の従者である【リヴィアル】という男性がクライヴの恋路を応援し、時には手を貸しているようである しかし、それでもまるで進展していない2人に少々呆れた彼らは、近々無理矢理にでもクライヴとモニカをデートさせる計画を立てているとかいないとか