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【万里を巡る聖なる尊法の糸】 “ホワイトストーン最高警法長/法神獣” ラテリア・フォックス・カプチ

 北の亜人国家ホワイトストーン神獣王国の警法庁長官を務める冷酷な狐。計算高く巧妙で、何重にも策を張り法律を遵守させる。入国審査や事件捜査など仕事は幅広く忙しいが、その隙間を縫って市街の見回りも行う責任感のある男で、街中に自らの法の糸を張り巡らせている。 狐×蛇の貴重なキメラ亜人で、260cmの高身長ながらも驚異的な軟体により少しでも隙間があればどこへでも侵入可能。元々亜人ではなかった為に魔力を保有しており、適正魔力は火。昔は熱血漢であったらしいのだが、自らが先導した強行捜査の途中で致命傷を負い、王国独自の“神獣治療”を受けた結果、キメラ亜人となり性格も今の大人しく虎視眈々と狙うようなものに変わったらしい。 個人スキル “導手”   (アラウンド・ザ・ワールド)  自立する亡霊のような何か―アラウンド・ザ・ワールドを呼び出す能力。 アラウンド・ザ・ワールドは白い人型で、目隠しをして手に黄金のグローブをはめている姿で現れる。糸に関する能力を多数保有しており、①燃えず鋼鉄よりも強度の高い糸を放出する、②糸に一定以上の衝撃が加わるとそこに瞬間移動する、③糸に触れたものが法律に違反しているかラテリアの知識内で判断でき、今どこにいるか把握できる、④法律に違反している対象に対して、その刑罰の重さに合わせて究極的なパワーとスピードを発揮する…といった具合だ。 ①②は任意なので、ラテリアは路地裏や犯罪捜査の重要拠点にこの糸を設置し犯罪者が引っ掛かり次第取り調べに急行している。その犯罪者が死刑相当である場合、最大出力になったアラウンド・ザ・ワールドに始末させることも可能だ。 アラウンド・ザ・ワールドの射程距離は本体やワープ先の糸から15m程度で、通常パワースピード共に人間と同じ。通常ではラテリアに劣化した手足が増える程度というわけだが、糸に犯罪者が引っ掛かった時のパワーとスピードは通常時の2~10倍。死刑相当の対象への最高出力は、闘神獣ポワカラットでも苦労するレベルの尋常で無いものとなる。 ちなみに、受けたダメージのフィードバックは射程距離の起点となっているものに伝わるので、糸にワープした時は本体にダメージが伝わることはない。