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『裏切り者の使命』第二十七話

第二十七話 片鱗 アルス『一見落着だぜ☆』 新月『疲れた…』 ネクロマンサー『………』 フリーレン『………だな。あー!!彼奴等!!サボりやがってよ…』 フリーレンが走り、目指している 其処にヒルベルターと神王が… そしてヒルベルターが小声で… ヒルベルター『………俺が次元の根源で、お前が終焉の根源…』 フリーレン『………?お前…何言って…なぁ…神王。ヒルベルター、疲れてんだよ…何言ってんだ…』 神王『ああ…ヒルベルターは 疲れてんだ…』 ヒルベルター『………そうか。その通りだな…可笑しくなってしまったのか…』 フリーレン『寝言言ってねぇで…さっさと帰るぞ…』 ビキビキ…風が激しく高揚する… ヒルベルター『そうか…きっと。此処に長くいすぎて…馬鹿な奴と居たせいだ…俺達は何一つ知らなかったんだよ…』 フリーレン『…!!』 ヒルベルター『もういいよ…俺は過去の選択を悔いはしない…』 フリーレン『…………!!!!!!』 神王『ヒルベルター……やるのか?今…此処で!!』 ヒルベルター『勝負は今!ここで決める!!』 ザシュ!! 新月『くっ!!』 新月の剣がヒルベルター、神王の体を貫通する… ヒルベルター『ぐっ!!』 神王『邪魔が入ったか………』 新月『フリーレン!逃げて!!』 ヒルベルターは新月を蹴飛ばした… フリーレン『おい…嘘だろ…ヒルベルター……?』 アルス『フリーレン!!逃げろ!!』 ヒルベルターと神王の周りに黄金の雷が轟く… その瞬間…爆発が周囲に広がる!! 雷が憑依したと思った瞬間…爆風によって全員は吹き飛ばされる… フリーレン『チッ…ぐっ…爆風が…うぐっ!?』 ヒルベルターと神王の姿がみるみる変わる… ヒルベルターは次元その物… 神王は全てを終焉に導く王に… そう…ヒルベルター=dimensional giant…次元の根源、神王=giant god of the end…終焉の根源に… 『戦友』だったアイツらは… 巨大…巨神だった… 次元の根源にフリーレンは掴まれる… アルス『彼奴…逃げる気だ!!』 フリーレン『…………』 フリーレンは泣きそうになった… 一緒に戦った戦友…親友が『敵』だったと分かった瞬間… フリーレン『ヒルベルター…神王…………』 その瞬間…フリーレンは覚悟を決める… 思い出に浸っている時ではない… 彼奴等は『敵』なんだと… 秩序の根源『この…『裏切り者』がァ!!!!』 秩序の根源は…次元の根源を全力で殴った… ヒルベルター『…………すまねぇ…フリーレン。こうするしか…無かったんだ…』 神王『これも…秩序の根源を取り戻す為…』 次元の根源『………ウォォォォォォォ!!』 終焉の根源『ウガアァァァァァ!!』