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〘Illusion of Chaos〙12話から17話

第十二話【覇争】 コズミックブレイク「フリーレン、貴様はなんのために生きてるんだ?ただただ戦うだけの戦闘狂にしか思えないのだが。」 フリーレン「テメェらのような、頭の腐った奴らには到底わからないだろうよ…。」 「アルス…そこで休んでろ…。かなり暴れるぞ…」 アルス「フリレーン…やめとけ…。」 「本当の目的は、こいつらに勝つことじゃねえだろ…。」 フリーレン「こいつらはいつも俺の人生を馬鹿にしてるんだ…。」 アルス「だからって…お前が暴走して、全てがぶっ壊れたら…お前の人生は何になるんだ…?」 フリーレン「………。」 アルス「大丈夫だ…今、迷ってるのはお前だけじゃない…。」 フリーレン「…お前そんな奴だったっけ?…まあいいや。なんか、お前に気付かされると複雑だな…」 アルス「へっ、よく親友にも言われるぜ…☆お前も同じかな…」 _____________________________________________________________________________ (チカラの制御を上手くしないと、周りを巻き込んでしまいますよ…エンドレスちゃん。) エンドレスの脳裏にビアトリスの言葉が思い浮かぶ…。 エンドレス(こういうことか?) エンドレスはジェネシスの懐に瞬時移動し、デコピンを構える… ビッ! ドバアアアアアアンッ!!!!! ジェネシスに直接触れないで衝撃波のみでジェネシスをふっ飛ばしてみせた…。 周りの本棚は崩れ更地になった…。 エンドレス「貴様は強くなれない…。天使の根源のチカラによって生まれたのだから…私と同じような存在だったから…。悪に手を染めればそういうものだ…。」 ジェネシスはフラフラと立ち上がった…。 ジェネシス「貴様、まさか全力のチカラを全て一部に集中させていたのか?」(こいつはほとんどフィジカルタイプだから部が悪い。スーペリアも封じられる…。さっきの一撃はビアトリスの教えによるものだろう…本当に此奴は…) エンドレス「死ぬのは怖いか?」 ジェネシス「ああ、決まってるさ…。我は自由になりたいのだから…」 エンドレス「つまり貴様は、手を汚してまで…全てを破壊し、創り直して…真実の原点になりたかったのか?」 ジェネシス「…そうだ…。図星だ…。」 エンドレス「へえ…そうか…。」 ジェネシス「どうした…殺さないのか?」 エンドレス「貴様が本当のことしか言わないのを、信じてたから…。」 ジェンシス「慈悲かけてるじゃないか…嘘つき…大っ嫌いだ…。」 ジェネシスはふと微笑みながら倒れた…。 エンドレス「堕天使にならなくて本当に良かったな…ビアトリス様がひどく悲しんでしまうし…。そこから成長することもなくなるからな…。」 _____________________________________________________________________________ コズミックブレイク「スピネル、こいつらはやらせろ…目的の邪魔だから瞬殺してやる…。」 スピネル「まあ残りの奴らもいるしな…神王とかというやつをボコしてくわw」 フリーレン「待て!テメェ!」 アルス「大丈夫だぜ☆アイツらに任しときな☆」 アルスはグッドサインを出しながら言った。 フリーレン「立ち上がれるかい?」 アルス「うん、無理☆」 ネクロマンサー「時間之王、発動!」 アルスの腕が治った…っていうか腕だけ斬られる前の時間に巻き戻された…。 アルス「誰だお前!?ありがとう!」 ネクロマンサー「うん、全然嬉しくねえ感謝の仕方だな!」 ネクロマンサー「アタシはサポートをするから、アンタ達に戦闘を任せるね!」 フリーレン「OK!」 コズミックブレイク「ベストコンディションで潰すのが一番の楽しみだ…。」 フリーレン「よおくわかってんじゃん…だが、潰されるのはそっちだからね…。」 アルス「いくぜ!」 _____________________________________________________________________________ ナユタ「なんか不穏な空気を感じる…。」 ユキ「なんか肌がピリつく感じ…。」 ナユタ「やっと着いたのに…アルスは嘘をつくはずがない…。」 ユキ「あれ!あれ何!?」 ユキが指差した方向に何かがいる…。動物の死体を貪り食ってるようだ…。 ナユタ&ユキ「ああ…あ…」 その残酷な光景に背筋が凍る…。 ムシャっ…クチャッ…グチャッ ゴアーズ「ん〜?誰か見ている?」 「ん〜?何を見てんの?ちびっこめ…。」 ユキ&ナユタ「(バレた!?)」 じぇむ「おじさん…みんなをころすのやめて…じぇむ…すごく悲しい…。」 ゴアーズ「そうかいそうかい…じゃあ、君も”同じ”にすれば、仲良しだねえ!」 ゴアーズはじぇむに手を出そうとすると…!       〘神葬拳〙   〘カオス・ウェーブブロー〙 ゴアーズは同時に二つの技をくらった… 新月「じぇむ!貴方は逃げて!」 じぇむ「は…はい…!」 ナユタ&ユキ「新月ちゃん!」 新月「こいつは!私達だけじゃ危ない!」 ユキ「こ…怖いよ…。」 ナユタ「大丈夫任せなさい!」 ゴアーズ「食事中なんて行儀の悪いことをするんだ…」 新月「貴方こそ、子どもに悪いものを見せていましので言えたことじゃないですけどね…」 ゴアーズ「ぐっ…だが良い、食べ”者”が増えたーーーー!」 新月(リストに乗ってた通り、精神異常者だ…だが能力を把握しているのは私だけ…。) ギィィィィィィン!!! マチェーテと剣が交じり、金属音が鳴り響く… 新月「お、重いっ!」 ナユタ「アタシも行くわ!」 ナユタは迎え撃とうとする… 新月「ダメ!」 …が、ゴアーズがもう一本のマチェーテを振るった…。 ザン! …ナユタの胴体が真っ二つに斬られた…。 新月&ユキ「あ……」 ゴアーズ「どこをよそ見してんの?」 グシャッ! ゴアーズは新月の足を踏み潰した…。 ユキ「やめて!みんなを傷つけないで!」 ドン! ゴアーズは新月を掴みそこら辺の巨木に叩き投げた…。 ナユタ「ユキには絶対に手出しちゃダメ…!」 ゴアーズ「じゃあまずはこの可愛い娘から、いっただきま〜す!」 マチェーテがユキに向かって振り下ろされた…その瞬間…! ドッ! 赤いエネルギー弾丸がその腕をぶち抜いた… そのぶち抜かれた腕は、マチェーテごと離された… ???『レッド・バレット』 ドッドドッドッドッ! 連続で誰かから撃たれていた… ユキは気絶していた… ナユタ(赤いトレンチコート!?アルスなの…!?) そう…赤いトレンチコートを着ていた男がそこにいた… Nexus「おい…豚野郎。」 ゴアーズ「なあに?また邪魔が入ってきたあ?許さねえぞ?」 ゴアーズは体を再生させながら言う…。 ゴアーズ「あれ?君は俺様に腕を食べられたはずじゃ!?まあ、部位が増えたってことはラッキー!!!」 Nexus『Ride!boost Death Distortion』 歪みを纏った拳がゴアーズを捉え…! ズドッ! 見事、顔面ヒットをかました… Nexus「貴様に返さないといけない借りがある…」 「1つ目、俺の腕を喰ったことと…2つ目、二度も俺に同じ苦痛を味わせようとしたことだ…」 ゴアーズ「ひぃ…ひっ!」 ゴアーズは恐怖に怯える…。明らかに実力差があることを実感したのだ…。 〘Absoluted・Revenges〙 ゴアーズの体は崩れてから粉々に消え去った… Nexus「もうちょっと痛ぶりたかったが…教育に悪そうでね…」 新月(あれ…?奴が消え去った…!?視界がぼやけてなにも見えない…。) ナユタ(あれはアルスが使える能力じゃない…!) ナユタ「ねえ…あなたは、誰なの…」 Nexus「……アウトプットヒール。」 ナユタの斬り離されていた胴体がくっついた…。 Nexus「俺はNexus…この世界の次を繋げる者だ…」 「おっと…新月も相当やられたな…」 Nexusは新月たちを治癒からその場を立ち去った…。 ナユタ「あの人…何者なんだろう…」 _____________________________________________________________________________ 第十三話【最期の始まり…】 神王「スピネルじゃねえか…。」 ヒルベルター「またテメェかよ…。」 スピネル「おれだけじゃねえぜ?」 TWA「すまないな、悪魔の根源を取り逃がした…」 スピネル「ま、勝手に天使の根源のところに行って遊んでんだろ?ほっとこーぜ。」 神王「ヒルベルター…俺に案があるぜ…。」 ヒルベルター「何だ!?」 神王「戦ってみればわかるさ…」 『鬼神…降臨。』 ヒルベルター「マジか…ま、大体はわかった…。」 『邪眼…解放。』 神王&ヒルベルター『行くぞ!!!』 スピネル「ここでテメェらの本気が見れるってことだな?」 TWA「こいつらが変化したところで何も変わらん…やるぞ。」 一方その頃…アルス達は… ネクロマンサー「”死”の概念は安定していたのに、なぜ!?」 ピキッ!!!ビキキ!!!!! フリーレン「そんな…まさか…」 コズミックブレイク「そのまさかだ!今!確実に!解き放とうとしている!もうすぐだ!」 アルス「諦めるのはまだ早えぞ!」 バリィン! 青いオーブが完全に割れてしまった… 黒い石から人型のようなものへ…”デス・ブラックダイヤ”に意思が宿り…無数の大きな黒い翼が生えた…。 死の根源「死ノ象徴…降臨…全テヲ死に追イヤル…ソシテ…」 コズミックブレイク「全てを支配する…。終わりだ…終焉だ…秩序、混沌…俺達の勝利だ…」 __________________________________________________________________________________________________________________________________________________________ 神王「《ゴッド・ストライク》!!!」 ヒルベルター「《エンペラー・ブロー》!!!」 スピネル「《リアリティ・フェイカー》」 攻撃をくらわないことにする…はずが…!!! ドガッ!!ドドッ!!! スピネル「なぜだ!?能力が発動していない!?…いや…無視されてる!?」 神王「知ったんだよ…君の弱点…。」 スピネル「そんなの”嘘”だぜ!」 神王「君はその能力で人を殺したり、存在を消したりはできないんだろ?」 「薄々気づいてたんだよ…。そんな便利な能力なのによお…」 ヒルベルター「お仲間さんが困ってるみたいだよ?助けないの?」 TWA「所詮、コイツは捨て駒だ…。」 ヒルベルター「そうか…心無いやつだなあ…だから心も一生、邪悪のままなんだよ…。ん?」 ゾワッ!っと一瞬、皆の背筋が凍る…。”死”に直面するかのように… _____________________________________________________________________________ 悪魔の根源「ここから天使の根源のチカラを感じる…」 そう、ここはプリズムフォレストの中心部… 大木の麓に小さな庭園がある… ビアトリスの庭園だ… 悪魔の根源「まあ、ここにいることは予想していたが…貴様は天使の根源なのか?」 ビアトリス「お主は…」 悪魔の根源「終焉を示す者だ…」 ビアトリス「天使の根源は妾が封印しておる。去れ…。」 悪魔の根源「良いじゃねえかよ。都合よく天使の根源を殺せる。」 ______________________________ ふとビアトリスは先程会った男の言葉を思い出す…。 「母さんは優しすぎるよ…。俺はそんな母さんが大好きだった…。だがその優しさのせいで俺はお母さんをも失った……。天使の根源を開放して欲しい…。そのチカラは悪魔の根源をも蹴散らすことができるが…同時に周りに対しての影響が大きいと教わった…俺の世界で…。だけど…俺は全てを失った…が、俺は母さんを恨みやしない…。母さん、大切な者たちを護る秘訣がある…それは…”優しさを捨てることだ”…。難しいことだ…実に……______」 ______________________________ ビアトリス「妾は未来のために絶対に死を認めるようなことはしません…。」 悪魔の根源「ほう、そうかい…死ぬ覚悟はできているってことか?」 ビアトリス「お主はなにも理解できていない…。」 ブワッ!!! 白い光がビアトリスを包み込む…まるで…ビッグバンが起きているようだった… 悪魔の根源「眩しいな…これが…天使の根源か!?」 「前見たときとは随分と変わってるな…別次元と別次元が合わさったせいか!?」 ツクヨミ(天使の根源)「《竜牙咆哮拳》」 悪魔の根源「くっ…」 「こいつはやべえぜ…」 ツクヨミ「覚悟しておけ…消えるのは貴様ら、”邪”じゃからな…」 _____________________________________________________________________________ 新月「じぇむちゃん!どこなの!」 ナユタ「いた!」 ユキ「早く逃げようよ!誰かに助けてもらったんだよ!」 じぇむ「みんなは…大丈夫なの?」 ユキ「うん…!だから…!」 ブォォォォォォン!!! 白い衝撃波が木々を揺らす…。 新月「逃げるよ!」 新月は空間に切れこみを入れ、ワープゲートを作る…。みんなは避難した…。 森の中で異次元の戦いが始まっていたのだ…。 _____________________________________________________________________________ 第十四【対義根源】 _____________________________________________________________________________ 悪魔の根源「《フィナーレ・オブ・フェイタリティ》」 ツクヨミ「《月鏡・白札神殺拳》」 反対のチカラがぶつかり合い周りの木々をぶっ倒す。あの木々の一本一本にマルチバースのエネルギーが秘められているはずだ… 若干、悪魔の根源が押されているようにも見える…。 悪魔の根源「《Open Gate》」 (全てを地獄に引きずり込む) ツクヨミ「《旋風閃手・散李花・安楽戲》」 (目に留まぬ速さ、美しい散り、この扉を破壊する…) ドカァァァァァァン!!! ツクヨミ「さあ、覚悟を決めな…痴れ者よ…。」 悪魔の根源「それはお互い様だ!」 ツクヨミ「《奥義…光牙螺旋・白刃波…八俣の大蛇》」 レーザーが螺旋状に悪魔の根源を捉えながら突っ切ってゆく… 悪魔の根源「《BAD END…AGAIN》」 周りの空間が暗くなるように悪夢が染み込む… ツクヨミ「はあぁぁぁぁっ!!!」 悪魔の根源「ぐおおおおおおっ!!!!!」 ズズズ…ビッ…ズシャァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!! プリズムフォレスト中心部は大崩壊し、巨大なクレーターが生じ…衝撃波が破壊を繰り返す…プリズムフォレストの中心部は更地になりかけていた…。 悪魔の根源「はあ…はあ…」 ツクヨミ「もう息切れか?随分と衰えた者じゃな…」 悪魔の根源「残念だが”目的”はもう、果たされたぞ…。」 ツクヨミ「そうか…非常に残念じゃな…」 悪魔の根源「もっと絶望しろよ…面白くねえやつだな…」 ツクヨミ「残念だな…その目的とやらはもう直失敗すると思うのじゃ…」 悪魔の根源「なぜそう思う…?」 ツクヨミ「そのうちにわかる…」 悪魔の根源「馬鹿にするな…クソ野郎…魅せてやるよ…」 ゴゴゴ… 悪魔の根源の体に変化が起きた…。 悪魔の根源「どうやら成功したようだな…解放された…”死”の概念の放出が…!」 「貴様などすぐに地獄へ落としてやる…。」 ツクヨミ「お手柔らかに頼む…不安定になるのはお主じゃからな…。」 悪魔の根源「さあ、始めようか…」 「《悪夢之神》」 ツクヨミ「《旋風閃手》」 正反対のチカラが再びぶつかる…。 天使と悪魔…。 悪魔の根源がツクヨミを殴った…と思ったら綺麗な反撃をお見舞いした…      〘逆罰・月功拳〙 重い打撃…素早い動き…悪魔の根源はこれを…受け止めた!? ツクヨミ「っ!?」 悪魔の根源「俺はさっきの俺じゃねえんだよ!」ガシッ!   〘マッドネス・メテオ〙 悪魔の根源はツクヨミの顔面を掴み、空高く跳び、地面に黒い渦を創り…そこに叩きつけた…! 悪魔の根源「形勢逆転だ…」 悪魔の根源はツクヨミを地面の渦に押し付けるように片手で首をしめた…。 悪魔の根源「さあ、どうやってここから抜け出すか?ビアトリス!」 ツクヨミ「器は…あまり見くびらないほうがよいぞ…」 ツクヨミはそっと悪魔の根源の腹部に両掌を当てる…。 ツクヨミ「格好の的だ…」     〘夜桜・竜哮発勁〙 ズドッ! ツクヨミは悪魔の根源の体内に衝撃波を加え、突き飛ばし…片腕をちぎった…。 悪魔の根源「ぐおぉっ…!」 酷い吐血と出血。内蔵をぐちゃぐちゃにされたようだ…。 ツクヨミの顔の右側は割れ、ビアトリスの右目が開いた…。ダメージを受けすぎたようだ…。 ツクヨミ「早くせねば…」 悪魔の根源「やってくれたな…」 「《フェイタリティ・フォース》」 悪魔の根源は握った拳をツクヨミに向ける…。 この拳は光を凌ぎ全てを闇に引きずり込む…。 「《白札神殺・冥鎮拳》」 対するツクヨミの渾身の一撃…。全てのチカラを拳に流し…悪魔を葬る…。 森の損壊は全世界に大きい影響を与える…。木一本一本にマルチバースのエネルギーが込められており、破壊されると、そのマルチバースの時間の概念が機能しなくなり、歴史がめちゃくちゃになる…。ビアトリスはそれを避けたかったが…… 悪魔の根源は更にパワーアップし、損失した腕を取り戻す…。そしてツクヨミ…ビアトリスに追撃をかける…。 _____________________________________________________________________________ アルスはその時、倒れていた…。 フリーレンとネクロマンサーを庇う形で、デス・ブラックダイヤの波動に被爆した…。 フリーレン「くっ…なぜ…?。終わりなのか?ここで?」 ネクロマンサー「フリーレン!危なっ…!」 フリーレンはコズミックブレイクに頭を掴まれ、体は宙に浮き、デス・ブラックダイヤの体に触れようとしていた…。 コズミックブレイク「貴様らの遊びも、希望も全てさよならだ…。よく見ておけ…。デス・ブラックダイヤは更にここから成長し、膨張する…。」 フリーレン「クソッ!…放せ!この野郎…!」 _____________________________________________________________________________ TWA「ほう…悪魔の根源も目的を果たせそうではないか…。」 神王「ビアトリスが!」 ヒルベルター「そんなわけ!?」 TWA「アイツは信頼されていたのか…そうかい…だが敗北する…こっち側についていれば、新しい世界で楽できたのにな。」 エンドレス「貴様…。」 TWA「おっと…ビアトリスの犬に聞かれてたらしいな。ジェネシスを潰してきたのか?」 スピネル「くっ…ははは!やはり、ゴミはゴミだったのか!」 TWA「生きていたのか?…地獄で嘘でもついて来たのか…」 _____________________________________________________________________________ フリーレン「アルス…!アルス!起きろ!」 ネクロマンサー「こんなときに…やっぱり…能力が使えない…!」 コズミックブレイク「いいぞ…いいぞ!もっと喚け!絶望しろ!」 デス・ブラックダイヤ「全テヲ死ニ追イヤル…」 「《デス・ウェーブ》」 死の波動が解き放たれとうとする ???「アルス=NEO…お前は失敗した…。」 コズミックブレイク「誰だ?」   〘デス・ディストーション〙 ズ…ガッ…ズバァァァ゙ン…!!!!!!! 不穏な音と共にコズミックブレイクの頭が潰れて爆発した…。 Nexus「まあ、予想はしていたがな…。」 デス・ブラックダイヤ「貴様ハ…」 Nexus「久しぶりだな…石野郎…。」 「テメェを崩しに来た…。」 _____________________________________________________________________________ 第十五話【死との闘い】 Nexus「前の世界でお世話になったな…。」 死の象徴「生キ残リノ残党ガイタトハナ。」 フリーレン「誰…って、お前!」 Nexus「そういえば最高神みたいなやつもいたな…。 デス・ブラックダイヤ、お前はまた全てを死に堕とすのか?」 死の象徴「ソレガ役目ダ…。」 Nexus「その役目が果たせなくて、生き残りが目の前にいるんだろ?」 「なあ、違和感を覚えないか?」 死の象徴「…我ノチカラデ滅セナイ者ガイルコトカ…。」 Nexus「御名答…」 死の象徴「ナラバ全テノチカラヲ持ッテシテ、貴様ヲ滅ボス…。」 コズミックブレイク「勝手なことをするんじゃねえ!」 コズミックブレイクは先程潰された頭を治したが…。 死の象徴「黙レ…消エ失セナ…。」 コズミックブレイク「何っ!?」 コズミックブレイクの体が消失し始めた…。 Nexusは宙に浮き、赤いオーラが彼を包み込む…。 そして、辺りは眩しく、赤く光り始めた…。 フリーレン「サー!アルスを担いで逃げるぞ!」 ネクロマンサー「ごめん!腰が…抜けた!」 フリーレン「ったく…!しょうがねえな!」 ネクロマンサー「えっ!?」 フリーレンはネクロマンサーとアルスの体を背負って走り出した…。その瞬間…! ブオオオオォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 背後から激しい爆発が起きた…。 フリーレン「まずいっ!この次元が保たないぞ!」 「みんなに知らせねえと!」 _____________________________________________________________________________ 悪魔の根源「…?…共鳴が…止んだ!?」 ビアトリス「…やりました…。あとは…押し切るだけです…。」 悪魔の根源とデス・ブラックダイヤの共鳴が止んだ…。デス・ブラックダイヤのチカラがNexusを殺すために集中しているのが原因であった…。  〘《ジェントリー・リベンジ》〙 ビアトリス「衰弱したあなたならもう、追放できるはずです…。」 悪魔の根源「無駄なことだ…”ジェントリー・リベンジ”はランダムな次元に吹き飛ばすモノだ…」 ビアトリス「残念ですね…。妾はコツを教わってもらいました…”彼”に…。」 悪魔の根源「ま、まさか…”エターナル・プリズン”に飛ばす気か…!?」 ビアトリス「お察しの通り…。」 悪魔の根源「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」 ビアトリス「《クローゼッド・ゲート》」 その時、悪魔の根源の体が光に包まれ…消え去った…。閉ざされた次元へと……永遠に……… ビアトリスの狐の耳はへにゃんと垂れた。疲れているようだ。 _____________________________________________________________________________ Nexus「少し暴れるぞ…」 〘《オムニポテンシャル・ゾーン》〙 そういうとNexusのオーラはより一層眩しくなった…。 〘《Death Distortion》〙 〘《Blue Seraphim》〙 右手には因果の歪み…を纏い… 左手に全ての神々の蒼い、万物の光を纏う…。 〘《Tempest Death Distortion》〙 連撃のラッシュ…。膨大なエネルギーが周りの巨大な本棚を無に還す…。 この次元…禁忌の書庫は、大嵐に遭うように風が轟いた…。 TWA「ヤベえぞ…!」 スピネル「…んだこれ!?」 神王「逃げるぞ!」 ヒルベルター「ヤバい!空間が崩れ始めたぞ!」 エンドレス「デス・ブラックダイヤ…じゃない…。このエネルギーは存在しないはずだ…。」 _____________________________________________________________________________ フリーレン「アイツ、ヤバすぎるだろ!」 ネクロマンサー「あ!ヒルベルター達!」 エンドレス「アルス様…!」 エンドレスは即座にゲートを創った。 神王「何処に繋がってるんだ!?」 エンドレス「プリズム・フォレスト…ビアトリス様が悪魔のクソを封印した…。」 ネクロマンサー「フリーレンとアルスは逃げて大丈夫なの!?」 アルス「大丈…夫だ…。」 エンドレス「アルス様!ご無事でしたか…!」 アルス「ああ…エンちゃん。アイツから…秩序と混沌の釣り合いを感じた…。多分…全知全能とか、そこら辺の能力だろ…。」 ヒルベルター「って!?なんで”真実の原点”とやらの奴がいるんだ!?」 シュウウウ…… ワープゲートは閉ざされた……。 _____________________________________________________________________________ 死の象徴「何故…!?貴様ハ死ナナイ…!?」 Nexus「覚えてるか?永遠の命…」 死の象徴「マサカ…エンドレスノ命ノ制約を破綻シタ!?」 Nexus「違えよ…約束したんだよ…。そして…俺を縛るものはもう存在しないからな…。」 Nexusの目には怒りの感情が見えた…。”復讐”を果たすと決意した目だった…。 Nexus「お前が長い間活動しているとこの世界が困る…。」 「大人しく小石に戻れ…。」 〘《Energy Homing》〙  〘《Void Eternal》〙 死の象徴「ソイツハ…我ガデス・ブラックダイヤト同属ノ…!次元大災害ノヒトツ……!」 Nexus「照準をお前のエネルギーに合わせ、内部から出現させた…。」 〘《Abusord》〙 Nexusはデス・ブラックダイヤに向かって手を向けて拳を握った…。そして… ズァァァァァァァ………!!!!!!!!!! デス・ブラックダイヤの巨体の骨格がバキバキに折れながら小さくなっていた…。 死の象徴「我ハイズレ再臨スルダロウ…。」 Nexus「しないな…。お前の前に立っているのは、誰だと思ってるんだ?」 死の象徴「全テヲ…失ッタ…者カ…?」 ピキッ!バキッ!ボキッ! 骨折を繰り返すような音が響くと死の象徴…デス・ブラックダイヤは黒い…美しいダイヤモンドの形になり、小さくなってしまった…。 カラン…コロン…。ダイヤモンドは地面…真っ白な更地の地面に転がった…。 制約は再び、デス・ブラックダイヤの降臨を許すことはない…。 決着…。 Nexus「スケールがデカすぎるもんな…無理させちまった…。”違う自分”に…。」 Nexusはダイヤモンドを拾いながら言った…。 __________________________________________________________________________________________________________________________________________________________ 最終話…