ログイン

【聖騎士隊長】シログレト・カモミール

中央協邸国の聖騎士隊の隊長。 騎士団の多方面からの信頼が厚く、その実力は魔王を複数相手にしても劣らないという。 魔族と深い因縁がある。 年齢 31 身長 179cm 体重 69kg 性別 男 所属 中央協邸国聖騎士隊 誕生日 11月5日 趣味「私の趣味?聖騎士隊の隊長に趣味を楽しむ時間があるとでも?」 キャラストーリー 【カモミールの花】 「父さんなんて嫌いだ!白い花の花畑を見せてくれるって約束したじゃないか!!」そう言って少年は家を飛び出し、森の中へと迷い込んだ。 森に迷い込んだ少年は夜になっても帰ることはなかった その頃家では… 少年の父「あいつ、戻ってこないぞ」 少年の母「心配ね。何処へ行ったのかしら」 少年の父は立ち上がり「あいつを探してくる」と家を出て行った 少年は夜の森の中で少女に出会った。そして少女は少年に語りかける「君、こっちにおいでなさい。家で匿ってあげる。こんな森の深くでは魔物に襲われるわよ。」 少年はその言葉に甘んじて少女についていき少女の家へ入った。 家に入った後、少女は少年になぜこんな森の奥に居るのかを訊いた。少年少し下を向き答えた「父さんと喧嘩しちゃって家出してきた…」 少女はさらに問いかける「なんで喧嘩したの?」 それに対して少年は答えた「父さんが綺麗な花畑に連れて行ってくれるって約束してくれたのに、約束を破ったから…。」そして少年は更に早口でいった「でも今思い返すと父さんは悪くないって思うんだ…!父さんは聖騎士隊の隊長だから急に仕事が入ったりするってことだって想定できたのに…!」その話しを聞いた少女はこう言った「お父さんと仲直りしないの?」その言葉が少年に決意を決めさせた。「僕…父さんと仲直りしたい」少女は笑いながら言った「ふふっ、仲直りできるといいわね!」 「うん!」少年が答えると少女はまだ笑いながら言った「仲直りする前に君が生きてるといいけど…」 「…え?」少年が疑問を抱いた瞬間には、目の前の少女は悍ましい魔族の姿へと変わっていた。少年は恐怖を感じ逃げたが魔族の少女からは逃れられなかった。魔法で体を押さえつけられた少年の耳元に魔族の少女は笑みを浮かべながら囁いた「あなたをここで殺してあげる」少年は必死に抵抗したがその抵抗は無意味だった。「さぁ、これで死んでもらうわ!」少年は目を閉じ、死を直前にしたその時、魔族の気配が消えた感覚が体に走った。目を開けるとそこには剣を片手に持った父親の姿があった。「父さん?どうしてここが?」「膨大な闇の魔力を感じたから、来てみたらおまえがいたんだ。探したんだぞ。なかなか帰ってこないから」父親が少年の頭に手を置いたまま静かな時間がしばらく続いた。そして少年が父親と仲直りをしようと口をゆっくりと開いた次の瞬間、魔族が倒れた場所から声が聞こえた。そこには魔力の塊があり魔力の塊はこう言った「ふふっ、貴様に呪いをかけたわ。聖騎士さん。」そして少年の父親は言った「なんの真似だ…。」 魔力の塊は答えた「私はこの後、普通の魔力として消えてゆく。わたしが消えた瞬間あなたは死ぬのよ!」そして高笑いを浮かべながら声は消えて行った。 「小癪な…!」父親が嘆くと少年はいった「そ…そんな…父さんは死ぬ…の…?そんな訳無いよね!!父さんは聖騎士なんだ、悪い呪いになんて負けないよね!!」そして父親は少年をゆっくりと懐に寄せて優しい声で少年に囁いた「父さんは長くないみたいだ…この体にかけられた呪いが引いていくのを感じない…。持って後、5分だろう…」「そんな…!ごめん、僕のせいで…!僕が家を出なければ父さんはこんな事にならなかったはずなのに…。」「そんな事は無い。遅かれ早かれ誰かが犠牲になっていたはずだ…聖騎士の父さんがここで奴を処理するのは当然の宿命だったのかもしれない…。」少しの沈黙ののち少年は泣きながらいった「父さんごめんなさい。僕は父さんの事を嫌いだって言った…僕は嘘をついた本当は僕は父さんの事が好きだ。聖騎士として働く父さん!父親としての父さん!色んな父さんが大好きなんだ!!だから僕は父さんの息子でずっといたい!!」少年の言葉を聞いた父親は言葉を返した「そんな気持ちがお前にあったなんてな…。」「でも僕は父さんに嫌いだっていったんだ…ずっと父さんの息子になんてなれないよね…」「いや、それは違うぞ。お前が父さんをいくら嫌いと言おうとお前はずっと父さんの息子だ。その事実は何があろうと変わらない…。」少年は潤った目をしながら笑顔で言った「…うん!」 そして次が父親の最後の言葉になった。「お前はいつまでも父さんの自慢の息子【シログレト】だ…。」 父親は少年を抱いたまま息を引き取った。 その時間は丁度日が昇っていた頃だった。少年の心の暗闇は朝日に照らされたと同時に消え去った。 少年[シログレト]はその後すくすくと成長し聖騎士となった。 ある日の事、聖騎士の任務が終わったシログレトがとある景色を目にした。そこにはかつて父親と見に行くことを約束したであろう場所【白い花の花畑】であった。その花畑の花の名前は【"カモミール"】