【叡智の家の地下室】 叡智の家の外れにひっそりと存在する地下室。 長い通路と複数の部屋で構成されており、地上から見た印象とは裏腹に、中は意外なほど広い。 普段は物置として利用されており、宮廷魔導師時代からアドニスが所有していた魔導具や書物などが数多く収められている。 その他にも非常食や寝具、薬剤などの必要物資が備蓄されており、緊急時の避難場所や疫病が流行した際の隔離部屋として利用することも想定されている。 また、アドニスが友人である魔女スペアから家を譲り受けた際、彼女が残していった多数の魔導具等もこの地下室に保管されている。 貴重な物も多く、スペア自身の希望もあってそれらの品は処分せずに、奥の部屋にまとめて保管されている。 地下室の中には、知識のない者が不用意に触れると危険なものも少なからず存在する。 また、地下室そのものもかなりの広さがあるため、ごく一部の年長の孤児を除き、子供たちの立ち入りは基本的に禁止されている。 とはいえ、一部の好奇心旺盛なやんちゃな孤児たちが探検目的で勝手に入り込んでしまうことも多々あり、アドニスにとって密かな悩みの種にもなっている。