ハイデルヴェルク王国に仕える派手好きな魔法士。19歳にして王立魔法研究開発所の第1研究部第2研究課研究員と、第1魔砲師団の第7大隊長を務める天才。 ハイデルヴェルク市4番街の、王国軍の一兵卒の父と王立魔導書館職員の母という、ごく一般的な家庭に生まれた彼女。 幼い頃はかなり大人しく、友達も少ない方であった。魔法學園初・中等部の頃には親の書棚の難解な魔導書を読み漁り様々な魔法を修得するなど、天才少女として成長していった。両親も、彼女の将来を楽しみにしていた。 高等部に進学すると、アイカに転機が訪れる。"ギャル"という文化に初めて触れたのだ。これ迄特に理由も無いが真面目に生きてきたアイカにとって、"ギャル"達はとてもキラキラして見えた。憧れた…と言ってもいい。 アイカは見様見真似で"ギャル"になっていく。両親は性格も明るくなっていくアイカを少し喜ばしく思うも、危惧もしていた。このままでは天才少女として育ってきた娘の将来に悪影響なのでは…と。 …だが、それは杞憂だった。両親の心配をよそに、彼女は"ギャル"でリフレッシュしたのか、寧ろ更に天才性を高め、學園の試験でもほぼ常に首席をキープ、実技においても多彩な魔法、特に派手な爆発魔法を好んで操り有害魔獣を討伐するなど、実績を残した。 王国軍加入後、更なる実戦経験を積み、たった1年で大隊長に大抜擢された。 第1魔砲師団長ユーリ「アイカが闘ってる場所はすぐ分かりますよね…。いつか狙い撃ちとかされないか少し心配ですけど…」 第7大隊の面々「ま、派手なとこが大隊長のいい所ってね。好きにやってもらうのが一番ですよ。我々も襲撃には常に警戒してますから。」 これまで3戦3勝の大隊長アイカ。ここからどんな活躍を魅せてくれるのだろうか。