餅つきをするのは、年神様へのお供えや、家族・地域の繁栄、無病息災を願うためです。また、お祝いの席では、力強くおいしい餅をつくことで一体感が生まれ、縁起が良いとされているからです。 餅つきをする理由 年神様へのお供え お正月に神様を迎え、一年間の幸福や健康を願う行事です。 神聖な米で作る餅を神様にお供えし、神様から新しい命や力を授かるという意味があります。 子孫繁栄の願い 杵(きね)と臼(うす)の形が男女を象徴することから、子孫繁栄を願う意味も込められています。 かつては結婚式などでも行われていました。 一体感と協調性 家族や地域で力を合わせる、協調性を育む行事です。 みんなで力を合わせてお餅を作る楽しい思い出になります。 「力」の象徴 昔から米は「生命力の象徴」と考えられており、お餅には「米のパワー」が凝縮されていると信じられてきました。 お餅を食べることで、食べる人に活力が与えられると考えられています。 その他 お正月には「鏡餅」を作り、年神様へのお供え物とすることが多いです。 縁起を担いで「9」がつく29日を避けて行うこともありますが、「福」を連想して良いと考える場合もあります。 お正月の縁起担ぎとして、餅を食べるときに「歯固めの儀式」になぞらえて硬いものを食べることもあります。