ログイン

《陰気な薬売り》 サラサ・マヌンサ

「……いつでも、とても、お買い得」 単に屍を操るだけならそれは風変わりな傀儡師と変わらない。生と死に干渉してこその死霊術である。 彼らは多くの死体と接するが故に人体の構造に詳しく、死体操作の過程に薬品を用いる事もある為に薬学と医術の知識に長けている。 神の奇跡などという不確かなものに縋って傷病を癒そうとする神官のような連中よりも、死霊術士の方が余程か優れた癒し手である事を自負していることもないこともなくはない。 ……焚刑はやめて……。 <(やったねサラサちゃん) (薬が売れるよ)>