ログイン

終末鳥

むかしむかし、木々のたくさん生えた温かい森に、3羽の鳥がいました。鳥たちは森の中で幸せに暮らしていました。 大鳥は森に怪物がいないかを監視することにしました。大鳥の目は遠くまで見ることができて、他の仲間には見えないものを見ることができたからです。 小鳥は自分のクチバシを使って、悪いことをした森の仲間に罰を与えることにしました。 長鳥は森の平和のために、森に入ってくるものに罪の重さを測ることにしました。長鳥の天秤はいつも正しく罪の重さを測ることができたからです。 そんな時に誰かが逃げながら叫びました。 『あそこに怪物がいる!この森には怪物が住んでいるんだ!』