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【Enterprise Century】各種設定資料集

①【Enterprise Century】(以降はE.Cと記載) 西暦2102年に、地球連合政府に企業勢力【自由事業交易解放企業連盟〈F.F.B.T.E〉】が宣戦布告した事によって開幕した、〈衛星軌道戦争〉において血戦の果て、企業勢力が勝利し、その後連合政府の国家という枠組みを解体して以降に始まった西暦に次ぐ新たな時代の呼称 ①-2【E.C以前の地球】 西暦2034年に勃発。その後一年足らずで終結した核戦争【第三次世界大戦】を切っ掛けに、地球上の国家全てが例外なく編入されて発足した【地球連合政府】による独裁政治が敷かれた地球 当初【地球全土を統合し相互監視の元、第三次世界大戦の様な地球滅亡の危機を未然に排除する】という目的の元築かれた連合政府とその監視システムは、最初の内は事実その役目を真っ当に遂行していた けれども時代が経つにつれて、その強大な力を原因に腐敗が加速。西暦2080年には、圧倒的な社会主義的な独裁政権の樹立に至る 連合政府は民間、そして企業が己に匹敵する力を持つことを恐れ、彼等の言論や市場での自由な取引を徹底的に禁止。そうして、政府監視の下に成り立つ名ばかりの市場が形成されるほか、連合政府内で有力な地位に就く人物が己の親しい人間を賄賂などによって有力なポストに据える汚職が横行し、市民が政治に関わる機会が奪われる また、監視システムは、発見すべき対象を【滅亡の危機】から【連合政府にとって都合の悪い存在】に挿げ替えられ、それらを排除する役目を負う軍部、特に、治安維持部の特務部隊であり、法執行機関【ユースティティア】が連合政府内で特に強い力を持ち、台頭する そうして、軍部が主導する連合政府は力によって民に圧政を敷いた 無論、市民や企業はそれに不満を募らせ、彼等は来るべき連合政府打倒の日の為、静かに水面下で刃を研ぎ始める そうして2098年に、反連合政府勢力である【ジャンヌ・ダルク】が登場し、彼等は連合政府に対し反攻を開始、【ユースティティア】と激しく交戦する 【ジャンヌ・ダルク】は彼等を英雄視する市民たちの手厚い支持と支援の元、力を付け【ユースティティア】と互角以上の戦いを続ける そうして遂には2102年【ドバイ血戦】にて、彼等【ジャンヌ・ダルク】は主力部隊が全滅する大損害を負うも、そこで 当時、会議の為に集結していた【ユースティティア】の首脳陣を全員排除する事に成功する そうして、首脳陣を一挙に失った【ユースティティア】は回復不能の傷を負い、瓦解 【ジャンヌ・ダルク】と【ユースティティア】が相討ちとなった事でこの一連の動乱【聖女戦役】は終結する 更には【聖女戦役】終結後、【ユースティティア】を失い大混乱に陥っている連合政府に対し、企業勢力【自由事業交易解放企業連盟】が間髪入れずに宣戦布告 そうして同年2102年に【衛星軌道戦争】が開戦した 数では圧倒的に企業勢力を上回っていた政府軍であったが、これまで、荒事を全て【ユースティティア】に任せっきりであった為、その質は圧倒的に劣化しており、更には当時の彼らは【ユースティティア】を失い指揮系統も混乱していた 対して長年、反攻の為雌伏の時を過ごし続けた企業勢力は非常に優秀且つ、士気旺盛であった また、【ジャンヌ・ダルク】という英雄を失った直後ということもあり、市民達は新たな希望として企業を英雄視して彼等を支持した こうしてこの【衛星軌道戦争】は指揮系統が混乱したまま、策も無くただ力のみで押し切ろうとした連合政府軍を企業勢力が少数精鋭で撃破し、勝利 連合政府と国家という枠組みを解体し、企業の統治の元、新たにE.Cという時代が開幕した ②【強襲機動装甲騎兵 アサルトフレーム】(以降AFと記載) 現在E.Cにおいて、広く普及し運用されている戦術、或いは戦略兵器群の総称 衛星軌道戦争末期において発明され、企業を勝利にまで導いた存在とされている AFの定義は【最低でも戦車に匹敵する防御力と、攻撃ヘリに匹敵する火力と機動力を備えた、1~2名程の少人数で運用可能な機動兵器】というもの その為、上記を満たしている場合はどのような機体形状であってもAFである 現状は多彩な任務に対応する為に、武装換装の容易さと環境適応性を重視され、18~5m間の大きさの人型AFが主流となっている が、勿論人型以外の機体も存在はしている 特に後述する【世界五大企業】の一つ。【ユーロ・ブリティッシュ合同企業共栄圏】の【ディアブロ】というAFが該当する ②-2【戦略級AF】 言葉通り、戦略兵器としての価値を有するAF 世界初の戦略級AF【ディアブロ】が三年前にロールアウト。実戦にて多大な戦果を挙げて以降、多くの勢力が開発に力を入れている存在 GZ社の【ノウブルファンタズマ・シリーズ】等が該当する これらの定義は、【且つての米国NY程の規模を有する大都市に対して、30分以内に今後再生不可能な攻撃を与えられる打撃力と大規模な軍事基地を15分以内に無力化できる制圧能力を有するAF】である 現在完全に核の保有が禁止されているE.Cにおいて、これらの価値は高い ③【世界五大企業】 現在世界を席巻している勢力 いづれも地球に本社を置く【地球企業勢力】であり、潤沢な資本と資源、人材。そして私設軍を以て各々のやり方により世界を支配している 下記は世界五大企業に名を連ねる存在達 1.【GZ社】 現在世界五大企業最強と謡われる企業 【反重力技術】によって、企業としても支配者としても圧倒的な存在感を放っている 本社は元アメリカ、NY跡地に存在する GZ社の主力製品となっている物は【反重力炉】という大型の半永久機関 このジェネレーターは半永久の名の通り、無尽蔵に莫大なエネルギーを生み出し続ける事の出来る人類の夢を体現した物 現在地球には、大規模反重力炉式発電施設群【ソリス・シリーズ】が二十個、建設されている ありとあらゆる環境や状況を無視して日夜稼働し続けるこの施設群は、たった二十で地球ほぼ全域の電力を賄っており、他の世界五大企業ですら、彼らGZ社の生み出した電力に依存している状態 また、反重力炉は特定の制御装置を用いれば、頑強極まる【反重力バリア】を展開する事が可能であり、これには敵弾を防御するという力は勿論の事、展開時には内部が無重力状態になり、内部の存在が受ける空気抵抗の影響を著しく軽減させるという独自の性質を有する そして、GZ社はこれを利用し、反重力炉と制御装置を搭載した大気圏の離脱、再突入と重力下での飛行能力を有した航宙艦船の建造も得意としている これらの艦船は宇宙での艦隊戦で、その圧倒的な防御力を有する反重力バリアによりこれらを保有しない他勢力の艦船を一方的に蹂躙し、大気圏内では地上を這うように進む敵の艦船を上空から蹂躙する しかし、反重力バリアにも唯一の欠点があり、それは内部から放たれた物も外部と同様に弾いてしまう事 その為最初期のGZ社製反重力炉搭載艦は攻撃の度に毎回、バリアの展開を解かなければいけないという弱点を負ってしまい、彼等はこれを反重力バリアを貫通する特殊なコーティングを砲身に施し、砲身のみバリアの外に露出させ運用するという方法を取って解決している(空母に関しては艦載機発艦時、完全にバリアを解除している) そして、最後にGZ社の優位性を語る上で外せないのが、外宇宙開拓の進行度合いである GZ社は世界五大企業の外宇宙開拓度合いで、一位とは僅差で二位に位置している これは常に危険に晒される深宇宙探索において、前述の艦船が非常に有効であった事が理由である そうして、外宇宙の手つかずの資源をすら手中に収めているGZ社は尚も地球で力を増し続けている 2.【錦戸財閥】 現在世界五大企業を含めたすべての勢力の中で最も外宇宙進出を果たしている企業 本社の所在地は元日本 東京跡地 彼ら錦戸財閥は【量子技術】を得意としており、【量子テレポート技術】と【量子演算技術】に関しては、世界五大企業を含めた他勢力を圧倒的に突き放している 特に量子テレポート技術は、地球での物流と、何より人類の外宇宙進出を支えており、彼等が宇宙に建造した巨大な宇宙港コロニー【アマノイワト】は、日夜外宇宙を目指す開拓者達を、遠く離れた星の海原へと送り出している また、彼等が開発した量子演算危険予測システム【ツクヨミ】は、常に危険が伴う深宇宙探査において、開拓者達の安全な探索を保証している 無論この技術を独占している錦戸財閥が外宇宙開拓において、最も有利な立場に居る事は言うまでもない また、錦戸財閥を世界五大企業たらしめている要素はこれだけではなく、それは彼らの保有する二基の衛星軌道砲【アマテラス】と【アマツミカボシ】。そしてそれらの防衛用プラットフォーム【タカマガハラ】による圧倒的な制空権にある この二基の衛星軌道砲は、半径約5kmにも及ぶ超巨大な衛星砲であり、その一撃の威力は水爆にも匹敵する程 そして、この衛星砲は核ではなくビーム兵器であり、地上を汚染する事がない為、”非常にクリーン”な兵器であるとして、地球での核保有を全面的に廃止した条約、【企業間地球上核完全廃棄条約】に違反せずに使用が出来る しかしこの衛星砲の真の強みは、威力ではなく、その射程距離にある 防衛用プラットフォームである【タカマガハラ】だが、実はこれは超巨大な量子転送ゲート発生装置も兼任しており、これによって目標の直上につながる転送ゲートを衛星砲の砲口前に生成。そして、そのゲートに直接衛星砲の攻撃を打ち込む事で、目標に直撃させる (イメージとしてはメダル―サ級の火炎直撃砲) この転送ゲートは理論上地球上であれば、どの位置にでも生成する事が可能であり、彼ら錦戸は全ての地球企業勢力の頭上を抑えている ただ、純粋な軍事力自体は他の世界五大企業と比べた時、明らかに見劣りしてしまう規模の為、危ういながらも、それによって他の世界五大企業との均衡が保たれているのが現状 3.【北方企業連合】 〈リュドミラ・ホールディングス〉というロシアを母体にした企業グループと、その支配下にある数多の傘下企業によって成り立つ強大な企業勢力 旧ロシア領土を中心に最大の勢力圏を保有する 本社所在地は徹底的な情報統制が敷かれており、一切不明 彼ら北連の強みは、何と言ってもその広大な領土を活かした工業力にある 特に、六年前の【北中大陸戦役】という戦争で、当時の世界五大企業の一つであった【C-K.U.C】という大企業を下し、これを吸収して、彼等の豊富な資源と資材、人材。そして広大な土地を手中にしてからは、他の勢力を圧倒的に突き放し、工業力に関しては世界五大企業でも一位の座に堂々君臨している 特に、北連最大の工場群【ティアマト・ライン】は日夜休みなく稼働を続け、彼ら北連の工業製品を地球中に送り出している 軍事力も彼ら北連は、地上戦力ならばあのGZ社にも比肩しうる程の規模を有する 彼ら北連の製造する兵器は皆、堅実で堅牢な構造の為、整備性に優れる他、単純構造ゆえに大量生産にも向いているという、兵器として、優秀な強みを有する 更に彼ら北連は、兵士の育成にも力を入れており、彼等の兵士達。こと工作員においては皆非常に優秀である 事実、彼ら北連が【北中大陸戦役】において、当時軍事力でほぼ互角であったC-K.U.Cに勝利したのは、これが理由である 4.【ユーロ・ブリティッシュ合同企業共栄圏】 欧州を中心に強大な勢力圏を敷く勢力 欧州の【エウロペ・グループ】、北欧の【ユグドラシル・シンジケート】、そしてブリテン諸島の【ラウンズナイト・カルテル】の三つの強大な企業グループからなる 彼らユーロ・ブリティッシュの強みは北連と同じく工業力 ただ、どちらかと言えば”質より量”である北連に対して、彼らユーロブリティッシュは”量より質”である 特に彼等の製造するAFは、高額であるがその価値に見合った性能を有する機体ばかりであり、またそれ以外の機械製品も総じて高性能 更に、ユーロブリティッシュはその肥沃な大地で育てられた良質な天然食料は、E.Cにおいて、非常に高価な高級食材とされ、地球上の有権者達の食卓に並んでいる また、軍事において彼等はAFを中心に据えたドクトリンを採用しており、AFの開発。そしてそのパイロット達の育成においてはユーロ・ブリティッシュが世界五大企業でも首位である 特に彼等が現在から3年前に建造し、新たなAFのジャンル【戦略級】を作り出した機体【E.B-SCAF-X.001〈DIABLO〉】は、ユーロ・ブリティッシュのみならず、地球上全ての勢力の軍事に多大な影響を与えた 5.【世界紛争調律委員会】 中東地域を中心に現在地球全土で活動を行っている巨大軍事企業 各地への傭兵派遣や各企業の最初期試験運用段階でまだ安全性が確証できていない兵器の試運転などを行っている ④各企業の関連単語 1.GZ関連 【プロジェクト・ノウブルファンタズマ】 GZで現在、〈エリオット・サミュラー〉主導のもと進められている戦略級AF開発プロジェクト 現在では以下の機体が建造されている 〈GZ-X1 デュランダル〉 〈GZ-X2 アロンダイト〉 〈GZ-X3 トライデント〉 〈GZ-X4 ファイルノート〉 〈GZ-X5 バルムンク〉 〈GZ-X6 ケラウノス〉 〈GZ-X7 アマノハバキリ〉 〈GZ-X8 クラレント〉 〈GZ-X9 カリバーン〉 〈GZ-NF-01 エクスカリバー〉 〈GZ-NF-02 ロンゴミニアド〉 〈GZ-NF-03 フツノミタマ〉 〈GZ-NF-04 レーヴァテイン〉 〈GZ-NF-05-α カンショウ〉 〈GZ-NF-05-β バクヤ〉 〈GZ-NF-06-Type.S ケラウノス・ティタノマキア〉 〈GZ-NF-06-Type.G ケラウノス・ギガントマキア〉 〈GZ-NF-07 ダインスレイヴ〉 〈GZ-NF-08 グングニル〉 〈GZ-NF-09 ミョルニル〉 2.錦戸関連 3.北連関連 4.ユーロブリティッシュ関連 5. ⑤【E.Cの重要な戦争・戦役・紛争】 1.【衛星軌道戦争】 2.【火星戦役】 3.【木星事変】 4.【タカマガハラ攻防戦】 5.【北中大陸戦役】