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金髪の男

〜坊主と男〜 俺は昔自分の子供を見捨てた。あっというの出来事だった。他の人を愛している間に子供は母親に捨てられていた。俺はすぐに自分を嫌いになった。 それからすぐのことだった。児童養護施設に捨てられた子供に瓜二つの坊主がいた。俺はとっさにを坊主を引き取った。 坊主は母に捨てられたようだった。俺は見捨てた自分の子供に坊主の姿を重ねて愛を伝えてきた。 10年以上時が経つ。 坊主にとって愛を伝えることはまだ難しいようだか、坊主も愛を知った。そして坊主は旅に出た。 俺は未だに坊主と自分の子供が同一人物なのかは知らない。けど、坊主から「愛している」と言われて、泣いちまった。今まで生きてよかったと思えた。だから俺は人に愛を伝えていく。今までも、これからも。