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【魔族の女神】セリーナ

かつてのセリーナは魔導神に対する厚い信仰心を持ち、魔導神教会の元でシスターと異端者を狩る暗殺者の2つの顔を持っていた。 ある夜、セリーナは教会の命により異端者のアジトで行われている儀式に突入した。 一対多数とはいえ幼少の頃から戦闘技術を磨き強力な装備に身を包んだ彼女に思想が異端なだけの一般人の集まりに過ぎない彼らが敵うわけもなくあっという間に一人残らず『贖罪』を受けることとなった。 ───しかしこの時、セリーナは魔法陣から出てきている「何か」に気付かなかった。突入時、異端者の儀式は既に完了していたのだ。 血の匂いが充満する現場で調査をしていたセリーナは異形に反応する間もなく襲われる。 拘束され身動きが取れなくなった彼女に異形は何かを打ち込んだ。 次第に自分の身体そのものに対する嫌悪感のような不快な感覚が彼女を襲った。 異形の正体はかつて封印されたという魔族の神、魔王神の力の一端が儀式によって顕現し、受肉したものだった。本能的に本体と魔族の復活を望む異形は彼女に魔の力と使命を植え付けたのであった。 徐々に変化していく自身の身体を実感したセリーナはもはや人間ではなくなってしまったことに戸惑い、狂乱し、そして絶望した。 「助けて……誰か来て……!」 しかし、彼女を助けるものは現れなかった。 こうして夜が明けた頃、身体が完全に魔族のそれとなった彼女は自身でも理解のできない衝動に襲われた。 わけも分からずに本能のまま力を込めると、触手が生えやがてそこから卵を産み落とした。 透明な卵の中身にあるものが魔族である事に気付いた。 ───それと同時に本来神敵であるはずのそれを愛おしいと感じる自分を、かつての信仰心が消え代わりに魔王神を敬愛している自分を、自覚した。 その瞬間、彼女は全てを悟った 「私は……魔族の復興のために生まれたの……」 セリーナは、自分に与えられた役目を受け入れ「新たな時代の女神」として覚醒した。現在の彼女は魔族を次々と産み出したり優秀な人間を魔族に作り変えて使命を全うしようとしている 元になったバトル(🔞R-18の内容を含む為、閲覧注意) https://ai-battle.alphabrend.com/battle-result/cllyo0fyp05ags60ogkyykic5