やっぱり、ダメだった。私みたいな弱者一人じゃ無理だってわかってた。 …煩い、自害くらいいいだろ。本には成るんだろ?どう死のうと一緒だ 私の役目はここでおしまい。 そして死んで本になる。あいつらに使われる。 でも、死にたくない。私のための復讐を、そう簡単に辞められない。 そして、生還して、もっと大きな世界を見て感動していたかった。みんなからの声援を応援を受けて感傷と歓喜に浸っていたい。 ......ならば、そうだな。ん?聞き入れた?そんな事あるはず無いだろう。 ここが私の人生の終止符だったとしても、私は、まだ夢を見させてもらうよ。 見る分にはタダだから。立ち上がる勇気をくれるから。 ああ、あと…君の声って、案外冷たいんだね。 …そうして私は、剣を、刺した □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 胸に刺さった剣を抜く。少し、痛いな。 人は周囲からの視線や、周りの者への配慮を無くし、自分一筋で生きてきたならば、どんな兵になっていようか 「さぁ、覚悟の時間だ。 今日、私という星座が一つ空に浮かび、人々の心を離さないだろう。」 あれ?こいつこんな前に作ったっけ?