≪プロフィール≫ 誕生日:10月18日 血液型:A型 利き手:右利き 座右の銘:急がず、心のままに 好きな食べ物:アップルパイ・クリームシチュー 苦手な食べ物:辛いもの 休日の過ごし方:フィドルを弾いたり、一人で静かな場所を散歩する 友達の数:やや少ない 成績:良い 得意科目:英語 苦手科目:体育 部活:音楽部 最近の悩み:母から譲り受けたフィドルの傷が少しずつ増えてきたこと ーーーーーーーーーーーーーーーーー ≪Cuimhne ― 記憶≫ 幼い頃、アイリスは母のフィドルを聴くのが好きだった 窓の外に雨が降る夜 母は決まって同じ曲を弾いた 「お母さん、その曲好きなの?」 そう尋ねると、母は少し困ったように微笑んだ 「好きよ。でもね、少しだけ寂しくなる曲なの」 「じゃあ、なんで弾くの?」 「忘れたくないから」 その意味を、幼いアイリスは理解できなかった それから何年も経ったある朝 母のいない部屋で、アイリスは一人フィドルを抱えていた 母が大切にしていた古い楽器 弓を走らせると、懐かしい旋律が静かな部屋に響いた 昔は何度も間違え、そのたびに母が笑いながら指を直してくれた曲 今ではもう、一度も間違えずに弾ける けれど、隣から褒めてくれる声は聞こえない 最後の音が消えても、アイリスはしばらく弓を下ろせなかった その日の夕方 学校からの帰り道、薄い霧の向こうから誰かのフィドルが聞こえた気がした 足を止める 「…お母さん?」 返事はない 聞こえていたはずの旋律も、いつの間にか消えていた アイリスは小さく微笑み、再び歩き出す 寂しいのは、失ったからじゃない 今でも想っているから 家に帰れば、あのフィドルが待っている けれど、どれだけ上手に同じ曲を奏でても あの雨の夜だけは、二度と帰ってこない