階級:ヴェインス 過去:彼はとても裕福な家庭に生まれ、準備や手伝いなどは全て複数人の国眷属メイドが担当していた。物心付いた時には努力家な愛奈という若メイドに良く遊んでもらい散歩やゲームを通じて仲が深まっていった。そしてある日2人で散歩中愛菜はレジャーシートを広げ、彼の好物の卵焼き弁当をバケットから取り出し2人で仲良く当日のピクニックを楽しんだ。翌日彼は愛菜に感謝の気持ちを込めて卵焼きを作ろうと決心した。しかし家の家事を全て任していたため火の使い方が分からず油ではなく運悪く近くに置いてあった業務用ガソリンを注いでしまい、たちまちキッチンは炎に包まれてしまった。メイド達は直ぐに気が付き消化を始めようとしたが時は遅く火は手が付けられない程広がっていた。駆けつけたメイド達の中には愛菜もいて、消化活動中に火の中に意識が朦朧としている彼を発見し無謀にも火の中に飛び込んだ。愛菜は火の中で自身の能力[吸収]を使い炎を吸収して彼の逃げ道を作り、彼を何とか火の外に出すことに成功した。消防車が駆けつけ火災が鎮圧され、人数確認が行われたが愛菜だけがいなかった。救助隊は愛菜を探したが彼女の死体すら見つからず愛菜は骨ごと焼かれて亡くなってしまったと判断され、残ったのは彼女が付けていた花形の片ピアスだけだった。彼は両親に叫ぶように怒鳴られ、色んな感情が混ざり逃げ出してしまった。しかし数時間後に国家機密暗躍部隊[K-NIGHT]に捉えられ、両親は彼を一族の恥と呼び、彼をK-NIGHTに預けられたまま海外に引っ越してしまった。彼は怒りと悲しみに囚われながらもターゲットを始末するK-NIGHTとして今も活動を続けている