辺境に伝わる聖なる仮面を作る職人一族の異端者の少女。 仮面を作ること以外に興味を持ち魔法を学んだとされ一族には疎まれていたが、それはより良い仮面を作るために世間を知ることが大事だと考えての行動だった。 一族の多くは彼女を認めず、また村の伝統が途絶える事を恐れた一族外の人間に拒絶される事もあった。 しかしそれでも己の考えを信じて様々な事を学び続け、ある時編み出した仮面と魔法を合わせたパフォーマンスが村や周辺地域の祭事の盛り上がりに大きく貢献した事で一族や故郷の人間達にも一人の職人としてついに認められた。 破天荒な性格故に村では相変わらず孤立気味なものの、以前よりは友人も増えたようだ。 仮面作り、及び作った仮面の手入れが仕事であると同時に趣味。 いつも仮面をつけているせいで一族の者以外に素顔を見せるのを少し恥ずかしがる。