______ブチ!、ブチブチ! 管理者の首を捩じ切った、床に叩きつけられる頭蓋、白濁とした脳が飛び散っていく。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」 私は床にへたり込む、疲れた。汗が止まらない、これは冷や汗なのか生理的なものかは分からない。今はただ、疲れた。 怖い、怖かった、もう嫌だ。 息を吐く度に震える肉体、摩耗した精神が悲鳴を挙げている。私は自分自身を抱きしめた。 「生きてる……、生きてるよ」 自分の体に言い聞かせるように呟く、しかし震えは止まらなかった。冷たい何かが肩に触れる、時間が停止した。 「あら、震えてるじゃない」 管理者……彼女は微笑んでいた。 「…………ッ!?」 体、動け……動かないと、死n…… _____バンッ!! 強い、衝撃に体が吹き飛ばされていく。床を数度も跳ねながら壁に背中から激突してようやく勢いが止まった。 「痛……ッ!、うっ……」 肩が痛い、いや……右肩から向こうが千切れて無くなっていた。右腕は死んでいた。 「案外、脆いのね? 人間の肉体って」 手に持っている私の右腕を面白そうに観察する管理者、私は…….青ざめていた、恐らく、きっと……。 「な、なんで生きて」 バックアップ、彼女はそう告げてきた。塔自体が巨大なデータバンクであり、彼女自身であるという事を。 「ははっ……マジか、そんなのって……」 クソだ、私は立ち上がる。足首を痛めているのか、左脚の感覚がおかしい。 「クソだ!、クソ!、クソがよッ!!」 私は吐き出すように呟く、酷く醜く矮小に呟いた。 「更なる高み、見せてあげるわ」 白色光が辺りを照らす、神々しい、その姿に私は見惚れていた。 「さぁ、勝負はここからよ」 死闘はまだ、終わらない。 https://ai-battler.com/battle/e15ff993-a29b-41d4-bef4-499e36855bb5