𒐪<また見たなおめぇ! 𒐪「すまそすまそ、くさび系解説の𒐪だ。それではスラッシャーの生態…」 〜単騎最強のナタ〜 濃霧の森…それは彼が住処としている濃い霧に包まれた森。たまに彷徨う人間や動物を見つけては処刑し、食料としていた。 ある日、また人間が一人入ってきた。 「また獲物か、ちょうど良い。」 狩りを実行しようとナタを投げ飛ばそうとした次の瞬間… カキン! 金属音がした。ありえないことだ。何故なら金属はナタ以外無い。スラッシャーが戸惑っていると人が近づいてきた。 「なぜ俺に恐れを持たない、獲物よ。」 人は答えなかった。このままではマズいと思ったスラッシャーは人と戦うことを決めた。 結果は重傷だったが人は処理出来た。スラッシャーをここまで手こずらせた獲物は初めてだ。 「いよいよ噂が流れ始めたか…?ならばこの森に用は無い。」 こうして、スラッシャーは濃霧の森から去り、濃霧の森は静寂は森となった。 今もなお、スラッシャーの噂を嗅ぎつけてやってくる人も多い。しかしスラッシャーは二度と現れない。 既にスラッシャーは去ったのだから。