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【座薬型神殺兵器】擬痔墓神ボラギノールZΩ

宇宙空間が眩い光に満たされると同時に座薬の頭上に最高神が現れた。 神を異常に嫌う座薬は、瞬時に神殺しの猛毒を搭載した大量の小型ボラギノールJrを最高神目掛けて一気に発射する。 しかし、座薬の攻撃が最高神の元に到達する前に、最高神が放つ凄まじい後光によって大量の小型ボラギノールJrは無力化され次々と消滅していく。 その衝撃的な光景とあまりの力の差に座薬は一瞬の焦りを見せるも、すぐに自身の置かれた状況を理解し「核帝勝訴」を放つための形態に即時変形する。 その時、最高神が閉じていた目を僅かに開くと、周囲の空間が急激に歪み座薬の頭部が瞬時に捻じ切れる。 一瞬の出来事に困惑する座薬の首から数十万と小型ボラギノールJrが吹き出し、その巨大な機体が揺らぐ。そして、最高神は座薬の脳内(?)に直接語りかける。 『何故壊す』 脳は持たないが、座薬の機体中に奇妙な声が響き渡り、内部の情報処理装置が破壊される。 その声に抗いながらも必死に体勢を立て直そうともがき、圧倒的不利な状況でも怯む事なく逆転を狙うその目は、確かに最高神を的確に捉え睨みつけた。 『何故壊す』 座薬が活動するためのあらゆるシステムが停止し、思考が回らなくなっていく。今まで感じた事のないような、遠い昔に一度だけ感じたような、とてつもない「恐怖」の感情が座薬を支配する。 そして、目の前から最高神は居なくなっていた。 座薬から吹き出し続ける大量の小型ボラギノールJrが宇宙空間を覆い尽くす。 機体の損傷が激しく、どこかへ飛んで行った頭部を諦めて着陸できそうな惑星を探そうと座薬は必死に思考を巡らせる。 その時、ふと座薬は違和感を感じた。 凄まじい光の束が背後から座薬を貫き、座薬のシステム全てを司る最も重要なコアが一瞬で破壊された。 「……………………???」