今は誰も信じぬ英雄譚 頬は痩せこけ服は破れ、それでも尚尽き果てぬ執着が瞳の奥でギラリと閃く 少し大きく仲間の頭を無造作に撫でていた掌はササクレだった細い枝のよう 俺の…俺のせいだッ! アイツらが皆死んだのは!! あのクソ野郎が死んだ息子の姿をしていたの躊躇なんかするべきじゃなかったのに……それなのに……俺はッ!!! あぁ、大丈夫だ お前らの最後の願いは俺が必ず叶えてみせるさ 墓場は『静か』な森の中だったよな 完璧に『静か』にさせてやるよ 何をしてでも、な