『再起の剣』レイジ・ドライヴ

世界を渡り、理不尽を覆す傭兵。 闘う理由は誰一人として知らず、しかし『理不尽』に、そして上位者に対して強い憎悪と敵対心を抱くその様子から嘗て全てを彼らに奪われたのだと推測されている。 訪れた常夜の国で恋人と出会い、その為の戦いが始まる。千の腕を持つ神、この世全ての悪を名乗る悪役。そして....魔王。 彼の友人は魔王に決死の特攻を挑み一度命を失った。 ＿＿故にか、彼も命を燃やす。 酷く自分と似た騎士との共闘。仲間達との絆。全てが上手く作用し魔王は打ち倒すことができた。 ...しかし、力には代償が存在するのが、世の常。 限界を超えた力を振るった彼への代償は彼の握る聖剣と、力。 嘗て握った槍すら振るえず、至高の技量すら満足に発揮することが叶わない。無力の中で、焦燥だけが募る。 ...そんな中恋人から託されたのは、彼女の力を宿した剣。 銘を『サングイス』 ...新たな力を手にした剣士は、再び戦場に舞い戻る。