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【H-Vasシリーズの開発者】ヴァスク・ヘンダライエン

「アイデアは進歩への宝物庫じゃ!」 ハイデルヴェルク王国の誇る稀代のロボット発明家。 バカと天才は紙一重、とはよく言うが、彼は正にそれを体現したような人間だ。 普段から、訳の分からない独り言を言っていたり、アホ面で虚空を眺めていたり、かと思えば突然走り出したり、少し放っておくと部屋がゴミ屋敷になったりしており、ただの変人にしか見えないが、それも全てアイデアの為。 ひとたびアイデアが舞い降りれば直ぐにそれを試作し、失敗しては改良し、また試作に取り掛かるその姿は、正に努力の天才と言って差し支えないだろう。 H-Vasシリーズは、そんなヴァスク博士が開発した戦闘用魔導機械兵シリーズだ。 現在王国軍には、No.12、23、28、52、108が採用されており、王国の誇る機械歩兵師団の大多数を構成する一大戦力となっている。 これらの機械兵の間の空いた番号にも、試作段階や生産段階で問題が生じたなどして、実用化には至らなかった機体が数十、数百とあり、王国や博士の所有する倉庫に眠っている。 特に、博士が夢を詰め込みすぎたせいで、性能面では申し分無いが運用コストが高く軍隊として組み込めない機体は、完成品として博士の地下倉庫に保管され、ひっそりと整備点検が行われているという。 いつか来るかもしれない、己の研究拠点たる王国の危機に備えて、彼は今日も奇想天外なロボットを試作する… あ、戦闘用以外のロボットも作ってるそうですよ。 (日常生活に関しては壊滅的な為、開発した機械メイド・機械執事に全て任せている。)