本名:奈々倉秋葉 受験生。趣味は登山。自分の魔法少女としての名前と能力を知った時、「縁起わるー」と声が出た。 魔法「ジ・アビス」で作られた穴は文字通り無限に深く続いており、底が存在しない。一度落ちれば、そのまま永遠に落ち続ける。 落とされた悪党達は、それを知らない。だから初めは「底」を恐れる。ところが、いつまでも辿り着かない。一度気を失って目覚めても、まだ。やがて終わらない恐怖と虚無の時間に耐えかねると、いつか辿り着くはずの「底」に救いを求めだす。もう終わってくれと。それでもまだ終わりは来ず——そして腹が減り、喉が渇いていく。 そういう事をしている自覚は彼女にはあまりない。