ログイン

【戦場の医療魔術師】レイズ・ブラッドシルク

医療魔術師の名家として名高いブラッドシルク家の出身。ブラッドシルク家は元々は拷問を専門とし、被害者の人体を研究して医療魔術を発展させた。レイズの曾曾祖母さんがそこから抜け出し、大元のブラッドシルク家壊滅後に人を救う為に新規のブラッドシルク家を成立させた。 その医療魔術の熟練度は並の回復魔術師の比ではなく、時には致命傷すら完治させてしまう。 【癒雷(パチ)】 ブラッドシルク家の十八番としても知られるのが銃の抜き撃ちの如き速さで放つ回復魔術である。効果は傷を塞ぐような簡易の物だが、戦場では秒の差が命に関わると考えた末に開発された。 【癒種(ハッチライフ)】 ブラッドシルク家のもう一つの得意魔術。医療魔術を込めた呪印を刻む。刻印を刻まれた者の意思で発動する、道具に刻み簡易の回復装置として使うなど応用が効く。1つの体に一度に多く刻める物ではなく、効果も限定的なのが欠点ではある。1つの刻印に付き1つしか医療魔術を付与できず、その効果もそこまで強い物は込められない。 【大治癒(リジェン)】 使える者の少ない、最高峰クラスの回復魔術の1つ。あらゆる傷を癒やし、あらゆる毒とあらゆる病を取り除く。致命傷ですら治し、損失した臓器などをも復活させる。その効果は強力無比と言えるが、使用できる範囲が狭く、ほぼ接触状態不可避。消費も大きく連発はできない。 【切開(レンド)】 魔力を変換し何でも裂くハサミを生成する魔術。魔術ではない治療が必要な場合に鎧を剥ぐ為の魔術ではあるが、これをそのまま攻撃にも転用できる。手に持って刃物のように使ったり、浮遊させて飛ばしたりできる。刃渡は短いので急所に当てなければ大きなダメージは与えられない。 【毒弾(アネステシー)】 神経を麻痺させる毒を撃つマジックミサイルのような魔術。着弾時に拡散する。その拡散の範囲を広げれば暴徒鎮圧に役立ち、局所に狭めれば神経で動く生物は1発で昏睡させられる強力なものとなる。 【診眼(スペクト)】 目にブーストを掛け、対象の生命力を確認を可能とする魔術。誰を治療するかを見分けたりするのが通常の用途だが、敵の生命力の流れや源を探し出すといった事も可能。 【祓水(クレンス)】 消毒作用を付与した水を生成する魔術。アルコール等を含まず、魔力で消毒する。 【養球(ナーチャ)】 栄養を与える魔術。生命力を直接与える通常の回復魔術とは異なり対象の肉体の再生能力を強化しての回復を行う。回復魔術が呪い等で反転する等のリスクがある場合に使用する物だが、当然その分回復は遅め。虫や病原体に使うことで敵を蝕むといった使い方もある。 【吸血蜘蛛】 ブラッドシルク家で古くから引き継がれてる召喚魔術。掌サイズの蜘蛛を召喚し偵察に向かわせ、糸を介して蜘蛛の見た物を知れる他、糸に魔力を通すことで蜘蛛に遠隔で魔術を使わせるという運用もできる。他にも純粋に人より巨大な蜘蛛を召喚し戦闘要員にすることが可能。ブラッドシルク家がこの魔術を代々使ってることは秘密らしい。 【岩石変容】 その名の通り岩石を変容させる魔術。簡易の防壁を生成するのが普通だが、相手を穴に落としたり、足場を作ったり、相手を封じる枷を作ったりとかなり自由度が高い。その分魔力の消費が激しく、1日に数回使えばすぐ空になってしまう。