ログイン

〘Illusion of Chaos〙次元大災害編…最終話…!(18話)

最終話【祝福と次の影】 ________________________________________________________________________________________________________________________________________________________________ プリズム・フォレストにて…。巨大なクレーターができていた。クレーターの真ん中を見ると、光っている…。 周りの木々がへし折れ、枯れている…。壮絶な戦いによって起きたものだ。 禁忌の書庫も滅びてしまい、真っ白な空間となってしまった…。 フリーレン「うわぁ…えげつねえな…。」 ヒルベルター「悪魔の根源の仕業か?」 エンドレス「はっ!ビアトリス様!?」 エンドレスはビアトリスが膝をついている、クレーターの真ん中に素早く移動した…。 ビアトリス「妾は大丈夫だ…少し休めば…元通りにする…。」 エンドレス「無事で良かったです…!」 エンドレスは涙目で言う…。 みんなも駆け寄る。 フリーレン「ビアトリス様…。貴方に謝らないといけないことがあります…。…俺が弱かったせいでアルスが…」 アルス「ええって…。母さんはそういうので怒んねえよ…。だけど…」 フリーレン「だけど?」 アルス「俺は後でお説教くらうみたいだ…。」 ビアトリス「うふふ♡あまり無茶はしないようにどれだけ言ったか…。でも、あれほど危なかったというのに頑張ってくれたのは、妾だけではなく…みんなも感謝しておるぞ…。」 後ろを振り返るとユキたちがいた。 ユキ「アルス君!」 ユキは涙を流しながら走り、アルスに跳びついてきた。 アルス「うわっ!ユキちゃん、大丈夫だった?」 ユキがアルスを抱きしめると、エンドレスがものすんご〜く嫉妬していた…。 ヒルベルター(そういうことだったんか…。) ユキ「あの日に渡した小瓶はどこ?」 アルスがポケットに手をツッコミ、ゴソゴソと中を探る…。 アルス「あ…、割れてる…。ご、ごめん…。」 フリーレン「い、いや…謝るのは俺だ…。アルス、お前が俺を庇ってくれたから…」 ネクロマンサー「あ、アタシも…。」 アルス「まだそれ気にしてんのか?俺は勝手に行動しただけさ。自分が悪いと勘違いすんなよ☆」 「あとお前、腕治してくれたじゃん。ホクロモンキー…。」 ネクロマンサー「この野郎!ネクロマンサーだ!絶対覚えてないじゃん!」 ユキ「……ぜん…全然悲しくないよ!」 ユキは笑顔で言った…。いつも泣いている弱虫さんなのに…。 _______________________ 新月「なあヒルベルター?」 ヒルベルター「なんだ?」 新月「お前も混血か?」 ヒルベルター「一緒にすんな、この口だけ女。」 _______________________ エンドレス「で、君はどうする気だい?ジェネシス…。」 ジェネシスはビアトリスに近づく ジェネシス「…ビアトリス様…。私は…欲にまみれて…あんな仕草を…。」 ビアトリス「そう…ですね…。でも…ご無事で何より…。」 ジェネシス「ビアトリス様!!!!!」 ジェネシスはビアトリスを抱きしめながら泣き崩れた…。 ジェネシス「私が…あんな馬鹿な真似事をしたせいで…解放を許してしまいました…。本当に…」 ビアトリス「わかっておるぞ…。お主は本当のことしか言わないのだから…。本当に反省していることがわかる…。」 _______________________ ナユタは座り込んでいた…。 ナユタ「任せられたのに…アタシはなにもできなかった…。」 アルス「そんなことないって☆全然似てないぞ、俺に!」 ナユタ「…似てないからだよ…。」 アルス「ユキたちも無事じゃん☆そんなに自分を責めんなって☆」 そのとき…。 ブオン!!! 赤いワープゲートが開いた…。 アルス「ん?誰?って…え!?」 Nexus「皆さん…感動しているところ悪いが…。」 「はじめましてって言ったら変かな?」 まるで成長した後のアルスのようだった…いや…そうだったんだ…。 Nexus「悪いなアルス=NEO…。」 アルス「名前を呼んでるけど…お前誰だよ?」 Nexus「おっと…言い忘れてたようだ…。俺は…」 ビアトリス「彼はNexus…。妾は彼に救われた…。」 Nexus「母さん…自己紹介の途中だって…!」 アルス「おまっ!母さん呼びしたっ!?って、お前…未来の俺??!」 一同「ええええええ!!!!!!!???」 Nexus「簡単に言えばそうだが…」 新月「もしかして…あの時…私達を助けてくれた?」 Nexus「そうだな…新月、ごめんなすぐにどっか行っちゃって…」 フリーレン「お前か?デス・ブラックダイヤを討ったのは。」 Nexus「ああ、脅威は確かに去った。」 Nexusは黒い石を出現させて、みんなに見せた。 ヒルベルター「こ、これが大暴れしていたのか!?」 Nexus「珍しく察しが良いな…ま、確かにそうだよ。」 「そんでコイツは俺が預かっとくよ…。」 ユキ「お礼がしたくて…本当に…」 Nexus「俺じゃなくて、アルスに言いな…。無事で良かった…。」 ユキ「で、でも…!」 Nexus「変わったんだなお前…。こういうときこそ、ビビって腰抜かす奴だったのにな…。」 ユキ「う…うん…!」 ______________________________ Nexus「俺が一番、感謝しているのはな…。アンタだよ…エンちゃんって呼んでたっけな。」 エンドレス「…なぜ?」 Nexus「俺の命を繋いでくれたのはお前だからさ…」 エンドレス「それは、別世界のことだろうが…」 エンドレスは何故か照れくさそうに言った。そして… Nexus「別軸でも…同じ選択肢を取ってくれただろうな…。お前のお陰で…ここにいるみんなを救えた…。」 Nexusは嬉しそうな表情でエンドレスを見つめた…。その表情はまた、涙を堪らえているようにも見えた…。 エンドレス「ああ…あ………。」 エンドレスは思考停止してしまった…。 ドサッ! Nexus「あれ?」 ???「兄…上……。」 Nexus「そういえば、やりたいことがあったんだ…。」 Nexus「ここでお別れって言ったら変だけど…。」 アルス&フリーレン「また、来て欲しいぜ☆」「言いたいことたっくさんあるからな!」 ユキ「私もまた会いたい…。」 ナユタ「アタシも助かった…。」 ビアトリス「またの訪問を待っておる…。」 みんなはNexusを笑顔で送った…。彼がこれから何をするかは、みんなは知らない……。 _____________________________________________________________________________ 神王(Nexus「脅威は全て去ったわけではない…。あくまで、死の象徴が小さくなっただけだ…。また何か起きて、手につけようになさそうだったらよんでくれ…。」お前は…お前の世界で、何が起きたんだ?Nexus…。) _____________________________________________________________________________ 神王は大空を見上げながら考えてた…。 フリーレン&ヒルベルター「おーい!なーにぼーっとしてんだ!天界の修復に行くぞ!」 神王「おう!」 _____________________________________________________________________________ Illusion of Chaos、次元大災害編『完』 _____________________________________________________________________________ また、次回の作品をお楽しみに!