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【環境地質的惑星循環破壊装置】機械昆虫メタルキングスーパーシロテンハナムグリ

花粉弾って書いてあるけど、実はコレは反物質爆弾(爆発エネルギーの大部分)と熱核兵器(中性子線発生用)を利用した爆弾の極音速ミサイル兵器。たった一発で破局噴火も顔負けのエネルギーを一瞬で放出できる。それも以外とコンパクト(直径2.5m、重量40トン)。花粉弾の爆発エネルギーをTNT換算したら2万1000メガトン。爆発規模が最大の水素爆弾ツアーリ・ボンバ(50メガトン)の420倍。全世界の核兵器の総爆発エネルギー(3000メガトン)の7倍。 実は体内で反物質電池の反物質と最初から積んであった資材で花粉弾を量産できる。この花粉弾製造場と原料のスペースは質量の30%くらいを割いている。花粉弾に利用できる材料は合計で220億トンはある。 このロボットのエネルギー源は、作成時に貯められた大量の反物質(7億2000万トン)。反物質は大量のエネルギーを使って生成する特性を利用して電池としての運用をさせた。しかもこの反物質電池はロボット自身が安定装置を動かしている。 無駄に高性能な頭脳は余ったエネルギーを消費させる為につけた。 もし地球に来たら真っ先にこの悪魔は広大な森林や海洋、火山弧、ホットスポットを狙う。 地球への訪れ方はホットスポットを狙って、宇宙からマッハ360(秒速122km)で減速せず激突。この時、運動エネルギーは6.6×10^23J(TNT換算1億6000万メガトン)。ロボットは無事。激突で直径140kmのクレーターができる。M10を超える超巨大地震が起き、1200km地点でも大火傷する熱を浴び、2500km離れていても木造建築は衝撃波で完全破壊。この衝突で地殻とマグマ溜まりを破壊し破局噴火を誘発。(因みに恐竜を絶滅させた天体衝突のエネルギーはTNT換算4億メガトン。) 森林は酸素生成と二酸化炭素吸収の要。これを焼却し放射能汚染で地球の自然な回復力を根絶し炭素循環を破壊、気候変動を加速させる。 海洋への攻撃で地球の酸素の半分以上を生成するプランクトンや、世界の主要な食料源を破壊。海洋が放射能汚染されれば、地球規模の食物連鎖が崩壊し、人類だけでなく全ての高等生物の生存が不可能。 火山弧への攻撃は地震・津波の連鎖を引き起こす。火山弧は巨大地震の発生源。花粉弾のエネルギーを地殻の最も薄い沈み込み帯に打ち込むことで、地震や津波を連鎖的に誘発。 ホットスポットへの攻撃は地球の気候を変えるほどの破壊力を秘めた超巨大マグマ溜まり(スーパーボルケーノ)を内包していることが多い。ひとたび噴火すれば、大量の硫酸エアロゾルを成層圏に吹き上げる。これは、一時的な塵よりもはるかに効率的かつ長期的に太陽光を遮断し、地球全体を凍結。 花粉弾を全て使い切っても反物質は4億6000万トン残っているので、残りの反物質を全て使って宇宙からマッハ360で激突を繰り返す。反物質の利用には等量の反応物質がいるので、合計9億2000万トン分の質量エネルギーを得られる。これでマッハ360での激突を10万回近く行える。同時にロボットも地球とともに息絶える。