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【汝に永劫の救済を。】サグリ

聖祝福極楽浄土教会 そこには、一人の優しい神父様がいた。 神父様は人々の懺悔を聞き、そして人々の悩みを叶え、人々からは強く信頼されていた。 神父様も、人々の喜びの為にならば何でもする。 それが私の幸せなのだから。 そんなことを考えていた。 だが、現実は残酷だ。 ある日教会が襲撃された。 神父の行動をよく思わぬ貴族が起こした襲撃だった。 一般人も巻き込まれて、何人も死んでしまっていた。 生き残った者も、戦える筈がなく、建物の影で隠れていた。 神父は神に祈るしかなかった。 それしか、出来ることは無かったのだ。 神父は殺されそうなのに、それなのに、人々の心配をし続けていた。 あの子供は無事だろうか。 毎日来ているお爺さんは大丈夫なのだろうか。 神父はこんな時でも心配をしていた。 けど、それは長くは続かない。 貴族の引き連れた兵士に見つかり、殺されそうになる。 【お前は、人を救いたいか?】 神父の頭にその声が響き渡る。 それは、男のようで女のようで老人のようで子供のような声だった。 神父は、心から答えた。 救いたい。 全部、全部の人を救いたい。 その時、神父の体が光る。 背中が熱い、腕と足も、弾けそうな位痛い。 けど、これで、これで人々を救える。 そして、神父の背中と腕と足が弾けた。 だが、弾けた所には、既に何かがあった。 白く、神々しい8枚純白の翼。 禍々しい6本の腕。 人とは思えない4本の足。 そして、神父... いや、『サグリ』は、【ヒトガミ】に成った。