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【復讐の女神】リーヌ・イホルシア

カラニエールの英雄伝 著者 アップルタル その昔、小国カラニエールは隣国によって厳しい支配を受けいてました。 農民たちは厳しい生活を強いられ、自由を夢見ながらも、激しい弾圧の下で貧しい生活を送らなければなりませんでした。 そんなある日、カラニエールにとある青年が現れます。 その青年こそが後の大英雄ーーーレオン・イホルシアなのです。 レオンは、カラニエールの農民出身の青年で、小さい頃から生まれ育ったカラニエールが大好きでした。 近所の農民たちと触れ合ったり、小さい妹と森で冒険ごっこをしてみたり...彼は貧しい身でありながらも、カラニエールで充実した毎日を送っていました。 そんな彼は、成長していくにつれて、隣国からの独立を強く望むようになり、ついには反乱を起こすための兵力を募り始めました。 最初は弾圧を恐れ、国民たちも彼の計画には乗り気ではありませんでしたが、彼の英雄としてのカリスマ性に惹かれたのでしょうか。 最終的には国のおよそ半数もの成人男性が反乱軍へと加盟したのです。 そのほとんどが農民で構成された革命軍は、レオンの的確な指揮の下、ついに隣国の軍に勝利します。 こうして見事独立を勝ち取り、その後皇帝にまでも上り詰めた大英雄レオン・イホルシア。 しかしそんな彼を待ち受けていたのは、あまりにも理不尽な運命でした。 独立後の生活環境が良くならないことをレオンのせいだと考えた国民たちが、軍を上げて反乱を起こしたのです。 レオンは何とか和解を試みようとするも、国民たちには通じず、彼はその短くも濃い生涯を終えることとなります。 最後には理不尽な終わり方を迎えてしまったレオンですが、国のために尽くした彼の勇姿は、これから先も永遠と語り継がれていくことでしょう。 尚、カラニエールはレオン殺害の数年後に滅亡している(原因は不明)