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レイヴン

《名もなき小さな孤児院》 村の老神父が運営していた。 決して豊かとは言えない村だが、神父の人柄と村民の優しさから成り立っている。 神父の死後はマリアという女性が引き継いでいる。 《マリア》 基本的には穏やかだが芯の強い一面もある慈愛溢れる女性。 神父の所属していた教会組織からの支援で何とか孤児院を切り盛りしている。 暗く血塗られた過去を抱えるが、その事実を知るのは今は亡き神父のみ。 レイヴンに対して最初は怒りと警戒心を持って接していた。 最近、礼拝堂で祈る時間が少し増えた。 《ドット》 自称子供達のリーダー。 父子家庭で育った少年。 真っ直ぐで活発な性格をしているがトラブルを起こす事もしばしば。 父親は戦地から帰ってこなかった。 レイヴンに対し反抗的な態度を取りがちだが、いつかは彼も帰ってこなくなるのではと心の底で心配している。 絵を描くのが上手。 《マルコ》 冒険者に憧れレイヴンを年の離れた兄のように慕う少年。 自分も早く冒険者になり、マリアや孤児院の皆にもっといい生活をしてもらいたいと思っている。 勉強熱心で、図書室で本を読むことが好き。 《サーシャ》 孤児院で一番しっかり者の少女。常にマリアをサポートし、よく大人びた態度を取る。 本当は臆病で脆いところがあるが責任感から表に出すことは無い。 運動神経がよく、ダンスや舞台に憧れている。 《クリス》 モンスターにより壊滅した村の生き残りの少女。 神父が駆けつけた時には凍える寒さの中両親に覆われる形で守られていた。 言葉を失い、感情の表出も乏しくなったが、マリアの根気強い関わりにより少しずつ光を取り戻している。 マリアの作る野菜スープが好き。 《老神父》 人徳に優れ街の教会本部でも評価が高かった人物。教会組織内で高い地位につけるだけの能力があったが、出世することなく田舎の教会で、ある重要な役割を任されていた。 また、任務の傍らで孤児院を運営し、戦災等により孤児となった多くの子供達の命と心を救っていた。 ある夜、任務に関わる強大な闇の力の影響を受けてしまい人ならざるものと成り果てる。 孤児院の大切な家族を手にかけそうになってしまうが、たまたま村に居合わせた青年の手により、人の心があるうちにこの世を去った。 老神父の死の真実は教会本部と現場にいたマリア、最期を看取った青年だけが知っている。 《レイヴン》 元傭兵という事以外詳細不明。 今はギルドに登録し冒険者として稼いでいる。 特別な能力や魔法を使うことはできない普通の人間 老神父の一件以降、自分の稼ぎを宿代という名目で孤児院に寄付している。 全身黒い鎧姿から初めは子供達も近づかなかったが今ではすっかり懐かれ、マリアとも以前より柔和なやり取りが見られるようになった。